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寿栄小校長交渉報告

2019年03月04日掲載

 12月19日、6月の大阪北部地震の影響で延び延びになっていた寿栄小校長交渉を行いました。(震災で寿栄小では4年生の女児がブロック塀の崩壊で圧死しました)
 交渉冒頭で今回の震災被害につき組合としてお悔やみしました。今年度寿栄小では教頭が変わりましたので、組合員の勤務条件について管理職として共通認識を持ってもらいたいので交渉を設定しました。
以下、交渉の重点項目を中心に報告します。               (松 岡)

B 安心・安全な環境整備について

(1)今回の地震で生じた理科準備室の壁の亀裂を、早急に補修されたい。また、理科室のエアコン設置計画を示されたい。
→(校長)壁の亀裂については随時要望してきた。今後も問題の箇所の修理を 要望していく。理科室のエアコンは夏に使用できることになる。

(2)男女更衣室、算数教室にエアコンを設置すること。
→(校長)要望していく。

C 休憩時間の試行について

(1)校長は、職員に休憩時間を与える責任があることを確認されたい。
→(校長)確認する。 

(2)休憩時間は、労働基準法で「自由に利用でき」「一斉に利用でき」「労働の途中に与える」とされている。
・この3原則が保障されているかどうか、おたずねしたい。
 →(校長)努めているが、補償できていない。

・会議等が、休憩時間に入らないように配慮されたい
 →(組合)今年度会議が 数回入っている。
→(校長)校長の責任である。休憩時間開始時刻の明示に勤める。
  回復措置を取る。

(3)休憩時間が取得できなかった場合、回復措置を講じて頂きたい。
・「その日の内に」回復が出来ない場合は、どう対処されるのか
→(校長)早く帰れる時は帰ってくださいと言っている。後日回復措置を取る。
D 勤務時間について

(1)実態をどのように把握をされているのかお聞かせ願いたい。
 →(校長)超勤している学年がある。声かけをしていく。行事の負担を減らす。 出退勤システムで把握していく。

(2)児童の登校時間(8:25)が、勤務時間外になっていることをどう考えられるか。
 →(校長)不正常である。市教委と相談し、是正を考える。

(3)会議等が、勤務時間外に入らないよう配慮されたい。何らかの事情で勤務時間外に勤務しなければならない場合、回復措置を講じて頂きたい。
 →(校長)回復措置をとる。

(4)教職員が、振替や有給休暇等を取りやすい環境(充分な補充体制)を作られたい。
 →(校長)取りやすい環境に心がける。
 →(組合)補充体制に問題がある。→(教頭)当日朝に明確に明示する。
  (組合)社会見学の付き添いを当日再任用職員に依頼したことがある。
 →(教頭)前日に明示する。

E 宿泊を伴う学校行事に関わる勤務時間の割振りについて

(2)1泊2日の宿泊行事の「勤務の割振り変更」を、1日の「勤務を要しない日」と1回の「半日勤務日」(合計1.5日)とすることを確認されたい。
 →(校長)1日の「勤務を要しない日」+1回の「半日勤務日(校長裁量)」

(3)休憩時間(8時間以上の勤務では休憩は1時間)の割振りについて、確認されたい。
 →(校長)確認する。

I 再任用制度(再任用短時間勤務職員)について

(1)勤務について
・授業時間数・校務分掌を、出勤日数に按分された業務量に
 とどめるよう配慮されたい
 →(校長)確認する。
 
 ・本校該当職員の授業時間15時間は負担が大きい。負担軽減に配慮されたい。
→(校長)引き継いで行く。(校長の定年退職のため)
                        (以下、省略)