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第1回出退勤把握検討委員会についての報告

2015年2月8日掲載

具体的な提案、検討結果のレジメ、すべてなし!手抜き!

 こんないい加減な会議があるのでしょうか。話し合われたであろう「勤務時間の把握システム」も「システム作成上のコンセプト」も「導入方法」も、なんの記録もないとは。答えたのは「職員が各自1台持っているPCを利用したいということを検討している」だけ。
 組合としては、『適正な勤務時間の管理』をするために、①出退勤時間を把握するシステムを作れ/②そのために、職場の教職員の意見を吸い上げる/③きちんと機能するためには、どのように職場にかえすのか?を考えていくよう要求した。又、12月9日に第2回、第3回も予定されているというので、その内容を報告するよう要求した。

◆教育ネットワークシステムについて
 教職員ほぼ(・・)全員にタブレットPCが配布され、「ネット接続し授業で使える教育モード」と「個人情報や秘匿性のある情報を処理する校務モード」が1つのパソコンで利用できるようになった。今までは校務パソコンが少なく、学期末は順番待ち、全職員が勤務時間内に処理する事は不可能であった。仕事の効率化が図られた面もあるが、今回、私たちが問題にしたのは校長の『アクセス権』である。校長は、全職員のフォルダの読み書き可能なので、職員個人が作成したデータを、勝手に閲覧し書き変え、削除可能なのだ。教育センター職員は「職員が休みの時に、その職員のフォルダにある必要なデータを見たり、印刷したりする時、退職した職員のデータを削除する時等に利用する」と答えた。しかし、個人の了解なく閲覧・削除・書き込み等をすることは、個人情報保護の観点から問題がある。校長のアクセス権については、校長の個人情報保護の遵守、教職員への説明と周知をするべきだと指摘した。
?後日、教育センターからの回答
②しかしながら、情報の適切な管理は必要であるので、来年度(4月以降)に管理職研修を、ネットマナーも含め行う予定である。
◇市教委が回答を遵守するよう見ていきたい。 
(すえひろ)