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南大冠小学校校長交渉報告

2014年10月12日掲載

南大冠小学校校長交渉報告 (7月22日)

7月22日、中島秀樹新校長との交渉を行った。中島校長は職員の勤務条件に配慮した誠実な対応をすると約束された。以下その交 渉の報告である。

A)地方公務員法55条(交渉)の確認→誠意と責任をもって交渉を受ける。

B)直近の支援学級のについて・・校長が4月に1名の市費講師を取ってきた。もう1名取ってきて欲しい。
→既に要請している。講師の不足分を職員以外の人がカバーしている状態は問題であると考えている。

C)休憩時間の確保について
→休憩時間の3原則については認識している。南大冠小では、放課後、休憩時間に会議を入れていないが、休憩時間は取れていないと把握している。
→職員への声かけについて、校長はその時間に外に出ていることが多いので、充分ではないが、心がけていく。
・会議が休憩時間勤や務時間外に入らないようにされたい。→了承する。
・休憩時間が取れなかった時の回復措置→後で取れるように配慮する。

D)長期休業中の「勤務場所を離れた研修」の再確認→了承する。

E)宿泊行事に関わる勤務時間の割り振り
・校長の宿泊行事の勤務時間の割り振りを取得させる責任
→責任があることを認識している。

・直近に振替が取れていない現状について
→直近に取れていない、声かけをしていく。

・1泊2日の宿泊行事の割り振り(1.5日の要求に対して)
→勤務実態を見て考える。

・宿泊行事の休憩時間の割り振り
→8時間以上は1時間を確認する。(2日間で2時間)

F)振替や有給休暇が取りやすい環境
→その通りだと思うが、補充体制に余裕がない

G)夏休みの職員室当番→あくまで「お願い」である。

H)評価育成システムについて
・評価は勤務時間内の事由のみであることを確認した。
・授業アンケートの15歳以下の個人情報収集の問題点、授業者の個人情報である問題点、正規の授業中にアンケートを書かせる問題点(中学校)について話し合った。

I)男女休養室、理科室、家庭科室、算数教室のエアコン設置
→特に理科室は問題。課題と考えている。

J)労働条件の変更に関わる問題
→労働組合と事前協議するという原則を確認した。

 (松岡)



寿栄小校長交渉報告 (7月28日)

B 勤務時間について
勤務時間を超えて遅くならない様に声掛けをしている。勤務時間外に勤務しなければならない場合は、後日振替を取る様その都度声掛けをし伝えていく。

C 休憩時間の試行について
(1)校長には、職員に休憩時間を与える責任があり、明示文書で全員に伝え、休憩時間を取得するよう声かけをし、会議等が休憩時間や勤務時間外にならないよう配慮する。
(3)「その日の内に」回復措置が出来ない場合、後日振替で対処していく。

D 宿泊を伴う学校行事にわる勤務時間の割振りについて
(1)宿泊を伴う学校行事に関わる勤務時間の割振りを取得させる責任がある事を確認する。
(2)1泊2日の宿泊行事の「勤務の割振り変更」は、修学旅行は一日半、林間は1日(正規の0.5日+校長裁量の0.5日)としている。林間についてはもう一度職員の実務日程表と振替  時間を確認して、規定を超えるなら正規分を1日とするよう考える。以上の事を組合員に正確に伝える。
割振票を元に事前に引率者に伝えて対応し、事後全員が振替を取得したか確認をしていく。(3)休憩時間(8時間以上の勤務では休憩は1時間/1日)の割振りについて、再度確認する。

E 週休日の勤務について
(1)週休日の勤務は、一方的に命じるものではなく参加者の同意を得ることを、再度確認する。
(2)振替については、事前に該当者への説明をし、直近に取るよう声かけをしていく。

F 教職員が、振替や有給休暇等を取り易くする為、校長・教頭は職員の健康面を考えて十分な補充体制をとるようにする。

G 教育公務員特例法第22条2項の「勤務場所を離れた研修」は長期休業中及びそれ以外においても、今年度も特に変更はない。

H 夏休みに職員室当番を職員に求めているが、あくまでも「お願い」であり、強制するものではないことを再度確認する。※新たな仕事の付加となれば、組合との事前協議が生じる事項である。 

I 「高齢者部分休業」について   
(5) 部分休業時間の「代替」について
(組合)今年度、取得組合員の休業日代替が週3日勤務の再任用職員で充当された。しかし、転任してきた当該再任用職員は、「支援学級を担当」や「高齢者部分休業取得者の休業日」を知らされていなかった為、非出勤日が重なり休業者の「休業日代替」となっていない。現場では人的な配置の偏りによって不都合が生じた。この原因は「再任用に当たり十分な意向調査をする」と約束しながら実行できない市教委と、情報収集に疎い管理職にあると組合は追及。
(校長回答)一番困っているのは子どもたちであるとの組合と同じ認識に立ち、今年度寿栄小に早急に人的配置されるよう市教委に要求していくと回答した。

J 評価育成システムについて
(1)評価は、勤務時間内の事由のみであることを確認する。
(2)授業アンケートについて
校長がとやかく言える事ではなく責任を持って実施して行くしかない。市教委との連名にして欲しいという要望は出した。先生方の大きな不利益にならない様評価をしていきたい。
組合は個人情報保護の面で大きな問題であると考えているので、同じ認識に立ち課題解決に向かって欲しいと要望した。
L 労働条件に関わる問題についての変更は、労働組合と「事前協議」をするという原則を再度確認する。
M 9月校長から、地域のボランティアさんが対応し、ボランティアさんが休みの時は施錠する。職員の立ち番はなくすということが職員に伝えられた。

(志摩)