┌─────────────────────────────────────┐ │ │ │ 94年度方針(案) │ │ │ └─────────────────────────────────────┘ 手 を つ な ご う 子 育 て 親、 指 導 員、 教 師、 そ し て 地 域・・・   学童保育は私たち市民が作り、 19年の間、民間であっても、公立であっても、 市民の働く権利を保障し、その子どもたちの放課後の生活と発達を保障していく公共 的な役割を果し、地域になくてはならないものにしてきました。  いろいろな課題が出てきた時も常に学童保育の原点(安心して働く保障と豊かな放 課後共同の子育て)を確かめながら、3つの事を柱に父母と指導員が手をつないでき ました。 1.学童保を必要とするすべての子どもたちに広げていく 2.学童保育の保育内容の充実に力を入れていく 3.学童保育の改良改善を進め、行政の責任の拡大を求めていく  91年から公立の学童保育が設置され、現在独立館が3梶A児童象整併設が7鰍り、これから94年7月に春野、95年4月に島小に開設が予定されています。併設され る「育成室」が開設。公立は10ヶ所になりました。  また、民間の学童保育に対して、93年から指導員の健康診断、94年から市民税非課 税世帯への保育料の補助金がつくられ、念願だった市単独事業が実現しました。  しかし、この間の「公立化」は、私たちが求める公立化とは違うとしてカッコつき で表現してきたように、民間が積み上げてきた学童保育の原点と、子どもたち・指導 員を引き継ぐことからは一線を画して実施されてきたものです。私たちの地道な働き かけにより行政担当者の対応も変わってきていますが、引き続き改善の課題を抱えて います。また、民間の学童保育に対する市単独事業は実現したものの、民間の運営の 困難さの実態からは遠く掛け離れた水準のものであり、依然として様々な課題を抱え ています。 ┌───────────────────────────────────┐ │1. 学童保育があって本当に安心して働ける。 │ │2. 学童保育に行くようになって本当に、子どもがいきいきとしてきた。 │ │3. 父母と指導員同士で子育ての話ができて学ばされた。 │ └───────────────────────────────────┘  この3つのことが、公立の学童保育であっても、民間の学童保育であっても、実感 できるような中身を私たちが作っていくことが、私たち大宮の学童保育の運動の原点 です。 「学童保育、家庭、学校での子どもたちの生活を語りあい、 働く事と子育ての悩みを語りあい、 父母と指導員が手をつないで子育てに努力していく」 このことを常に軸にしながら、大宮の学童保育の中心にしっかりと子どもをすえて、 「手をつなごう子育てー親・指導員・教師そして地域・・・」を合言葉に “育ちあいの子育て運動”をすすめ、学童保育への行政の施策改善にとりくみます。 ┌─────────────────────────────┐ │ │ │ ★ 9 4 年 度 の 活 動 の 重 点 │ └─────────────────────────────┘ 1. 学 童 保 育 の 中 身 づ く り の 充 実 公立・民間を問わず、このことは学童保育の役割を責任を持って子どもたちに 保障していけるかに関わる最重要課題です。 1.父母・指導員が子どもを真ん中に信頼関係を結び、保育内容の充実を 2.子どもたちのために力を出し合える会の活動を充実させよう 3.学校の教師とのつながりを強め、地域の他団体との協力共同関係を広げよう 4.埼玉で開催される10月の全国集会を成功させよう 5.子育ての交流の場である『第4回トークイン大宮学童保育』を成功させよう 2. 行 政 施 策 の 充 実 を 「親が安心して働き、子ども達が生き生きと生活できる学童保育」めざして 公立の学童保育、民間の学童保育ともに公的責任の拡大に取り組みましょう。 1.民間学童保育への施設・保育料などへの補助金の拡充を求めていきます。 2.公立化が当事者との合意の中ですすむよう協議機関設置を求めていきます。 3.指導員の正規職員化、4年以上の入所など公立の改善を求めていきます。 以上の3点を中心に、7月の市長選挙を見据えながら、市民的な合意作りを すすめながら取り組んでいきましょう。 3. 指 導 員 の 身 分 と 労 働 条 件 改 善 公立指導員の「正規職員化」、民間の「正規」並みの労働条件をめざし、 1.指導員の仕事内容の充実と確立を進め、 「動を進めていきます。 2.一致点での運動、困難を全体で支える相互支援と財政活動を進めていきます。 3.公立学童保育を含む市連協としての、組織整備をすすめます。 4.市連協の財源確保のために事業活動などに取り組みます