1 9 9 4 年 度 指 導 員 会 活 動 方 針 ( 案 ) ───────────────────────────────────  公立・民間とも、働く親と子ども達から求められるものは同じであり、保育内容の 向上と仕事の確立、専門職としての社会的な認知を広げていく事が共通する大きな課 題です。指導員会を「研修中心の仕事としての活動」と「自らの身分と労働条件を改 善し学童保育を発展させる活動(役割)」とを組織的にも整理しながら、一年間取り 組んでいきます。 ┌──────────────────┬──────────────────┐ │A 仕事としての研修組織の目的 │B 学童保育を支える指導員会の役割 │ ├──────────────────┼──────────────────┤ │1.支えあい、励ましあう │1.父母とともに身分保障を確立していく│ │2.保育内容の充実をめざして学びあう │2.父母とともに学童保育運動をすすめる│ │3.指導員として、人間として成長しあう│3.実践と運動の歴史を継承する │ └──────────────────┴──────────────────┘ A. 仕 事 と し て 1.各学童保育の職員会議、ブロック研修、市全体研修会、沿線研修会、行政主催研   修会等の午前中の研修、職員会議は、保育の一人一人の力量を高めるために、そ の内容の充実をめざしていきます。また行政研修については公立の指導員を含め て行政と一緒に話し合う場を持つよう働きかけていきます。 2.『実践報告集』を年間を通して活用し、保育実践を記録することで見つめ直し、 集団で実践を高めあうために、第13集の作成に取り組みます。 3.沿線、県、全国の指導員学校、研究集会、交流会に積極的に参加し、学んでいき ます。また、講師、世話人、パネラーの依頼には、積極的に受けていくよう努力 します。 B 指 導 員 会 の 役 割 と し て 4.ブロック職員会議、公立職員会議、全体職員会議を持ち、指導員の仕事の確立と 労働条件の改善のために取り組んでいきます。 5.指導員の仕事に対する社会的な認知の拡大をめざし、一日仕事への父母と指導員 の合意づくりを進めると共に、公立の学童保育の正規職員化を求めて、親と共に 行政・社会福祉事業団に働きかけていきます。 6.未加入の公立指導員にも呼びかけて、共に保育内容の充実のために学びあいます。 その中で、公立指導員の一日仕事の確立を課題として追求していきます。 7.『日本の学童ほいく』誌を活用して学び合い、父母とともに普及に努めます。 C. み ん な で つ く る 指 導 員 会 へ 8.指導員会を皆で支え、発展させていくために、一人1役で力を出し合って行きま す。 9.3役会議、役員会、研修部会 事務局会議は、各会議・研修会の内容を充実させ るために、企画運営、準備をする場です。役員体制を拡充し、全体を把握しなが ら、集団の英知で運営をして行きます。 10.指導員会の機関紙として、『たんぽぽ』を発行し、指導員間の交流を深め、指導 員会の活動を父母に伝えていきます。 11.指導員同士の交流と親睦を図ります。