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白髪に悩む女性の取る対策としてはヘアダイやヘアマニキュアといったヘアカラーで髪の毛を染めるというのが一般的です。
ヘアカラー剤のなかでも色持ちがよいということからヘアダイを利用する人が多いようです。
ところが、ここで問題なのはヘアダイで染めると髪の毛がとても傷むことです。ヘアダイを使ったことのある女性なら、みなさん経験されているでしょうが、ヘアダイで髪の毛を染めると、毛髪がぱさぱさになってしまったり、細くコシがなくなってしまいます。また、人によっては頭皮や顔がかぶれてしまうこともあります。
実をいうとヘアダイには発ガン性が指摘されている化学物質も含まれており、身体への害はさらに深刻なケースも考えられます。白髪はいやだけれど、ヘアダイでの髪の毛が傷むのも困るというところです。出来れば髪の毛を傷めず、身体に安全なヘアカラーを使いたいと考えている女性が大勢いいるはずです。
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そんな方に、ぜひ、おすすめしたい染料が「ヘナ」です。聞き慣れない名前かもしれませんが、ヘナはヘンナ(HENNA)とも呼ばれ、最近白髪に悩む女性の間で静かなブームとなっている天然の植物染料なのです。
ヘナとは西南アジアから北アフリカに自生している植物で、その葉や茎を粉にしたものが、昔から染料として、また皮膚病の薬として幅広く使われてきました。
欧米諸国では、ヘナは天然の植物染料のヘアカラーとして、またトリートメント剤として街の小さなスーパーマーケットでも簡単に手に入るくらいポピュラーなものになっています。
日本では雑品として輸入されています。 ヘナの良いところは、髪の毛や身体に安心な天然の素材であるということ。植物染料でヘアダイのように薬品も入っていませんから、髪の毛や身体にも基本的に安心です。もちろん人によっては植物アレルギーを起こす可能性もありますが、かぶれなどを起こす割合は一般のヘアカラー剤に比べると圧倒的に低く、また、髪の毛を傷めたりする危険性もありません。
そればかりか、ヘナには髪へのトリートメント効果もあると言われています。ヘナの成分が毛髪のケラチンという物質にからみつくことで、髪の毛を強くコシのあるものにするというのです。
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染め方が簡単だということもヘナの魅力のひとつです。ヘナの粉をお湯(あるいは水)で溶いてペースト状にしたものを、髪の毛に塗りつけて1時間ほど放置しておくだけ。白髪の部分だけが染色されます。あとは水でよく洗い流してシャンプーすればおしまい。これなら、少々不器用な人でもわざわざ美容室に行かなくても自宅で気軽に髪を染めることができます。
ヘアダイを使う場合には、染色時間は30分から40分に限定しないといけません。うっかり忘れて長時間放置しておくと髪の毛がぱさぱさになり、ひどいときはずたずたに切れてしまう損傷毛になったり、頭皮が赤くただれるという症状が出ます。 またヘアダイの液が誤って目に入って角膜を傷めるといった事故も多く報告されています。
このようにヘアダイを自宅で使う場合は危険も多く、かなり注意して染めなくてはなりませんが、ヘナの場合は、こうした心配はありません。目に入ったら洗い流せばいいですし、ヘナをつけたまま長時間放置していてもトリートメント効果が上がるくらいです。
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染まる色はオレンジ系の明るい茶色
ヘナで染まる色はオレンジ系の明るい茶色。その色味は粉によっても異なりますが、赤系の色で、黒っぽい色には染まりません。基本的に白髪の部分だけが染まり黒髪の部分は染まりません。また染まる色の色合いや濃度は粉の品質や染める人の髪質によって微妙に異なります。
黒い色に髪を染める人が多い日本人にとってはこのあたりのヘナの色味がヘナを使う上での難点となっているようです。
しかし、最近のように明るい茶系の色に髪の毛を染めることがごく普通になってきますと、ヘナの色はそれほど特別な色というわけではありません。
また、ヘナで染めると白髪の部分だけが明るい色に染まるので、黒一色の髪よりも、明るく軽やかに見えます。むしろ、メッシュのようにファッショナブルでおしゃれな感じにもなります。
ヘアスプレーやヘアマニキュア、ヘアダイなどで染めるとべたっとどこもすべて同じ色に染まり、いかにも「染めました!」という不自然な感じになりますよね。しかし、ヘナでは髪の質などによって染まり方も人それぞれで、自然な感じに仕上がります。
純粋にヘアカラーとしての機能から考えれば色が限定され、しかもその発色が実際に染めてみるまでわからないヘナは、一般のヘアカラーには劣ります。しかし、ヘナは安全に髪の毛を染められ、しかもトリートメント効果もあるのです。白髪に悩む人にとっては夢のような染毛料ではないでしょうか。
また、ダメージヘアやコシのない髪にも効果があり、白髪に悩んでいる人だけでなく、トリートメントとしても利用していただきたいものです。 (塩田要「トリートメント ヘアカラー ヘナ」学陽書房より |