WOMEN'S DEMOCRATIC JOURNAL femin

  • HOME
  • >
  • インタビュー

インタビュー

子どもセンターぬっく理事長

森本志磨子さん

  • 2016.7.25
  • 聞き手…大森順子
  • 撮影…谷口紀子

 森本志磨子さん

子どもの未来を信じて走り続ける

 

 ともかくいつでも走り回っている、忙しすぎてなかなか捕まらない、必要だと思うことはガンガン推し進める…志磨子さんといっしょに活動していると、そのエネルギー量の半端ない奔出に、こちらまでいつも以上のパワーが出せる気がしてくるから不思議だ。いつの間にか巻き込まれてしまい、気がついたらいっしょに走り続けている。  

  T-ns SOWLが7月の参議院選挙に向けた機運を盛り上げようと、「とりまUNITE!」(とりあえずまあ、団結しようよ)を合言葉に、児童相談所が対応した児童虐待数が、5年連続して全国最多の大阪。高校中退率も生活保護受給者数も全国一高いと言われている大阪。それなのに、10代後半の家のない子どもがゆっくり過ごせる子どもシェルターが、大阪には無かった。全国的には約10軒の子どもシェルターがあり、近畿でも奈良、京都、和歌山にはあるのに。  そこで、志磨子さん持ち前の正義感とおせっかいさがむくむくと湧いてきた。大阪に子どもシェルターを作ろう! 同じ志の弁護士たちに声をかけ、賛同者を増やして、この春、子どもシェルターがオープンした。

 

児童養護施設はおおむね18歳までの学校に通う子どもを対象としており、高校を卒業すると施設を退所しなければいけない。一方で10代後半の女の子で居場所のない子どもたちがいる。中卒のまま高校に行っていないとか、高校に進学しても中退して仕事もみつからないとか、そもそも帰る家が無かったり、親に家を追い出されたり、家庭内で性的虐待を受けている子もいる。そんな女の子たちに、温かいお風呂に入り、ご飯を食べて布団でゆっくりと眠る、そんな当たり前の生活を提供するのが子どもシェルターである。

          続きは本紙で...


もりもと しまこ

2000年10月より弁護士。DV、離婚事件、虐待を受けた子どもの代理人活動等に力を注ぐ。NPO法人子どもセンターぬっくの理事長として、居場所のない子どものための緊急避難場所(シェルター)の運営を16年4月より開始。 子どもセンターぬっくのウェブサイトはhttp://www.nukku.info/

【 新聞代 】(送料込み)
 1カ月750円、3カ月2,250円
 6カ月4,500円、1年9,000円
【 振込先 】
 郵便振替:00180-6-196455
 加入者名:婦人民主クラブ
このページのTOPへ