WOMEN'S DEMOCRATIC JOURNAL femin

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インタビュー

クリニクラウンとして病院を訪問する

山田ゆかりさん

  • 2015.9.5
  • 聞き手…社納葉子
  • 撮影…江里口暁子

山田ゆかりさん

病院の子どもに権利と笑顔を

 
  • クリニクラウンたちが姿を現すと、病棟の空気は一変する。すれ違うドクターや清掃スタッフも含め、あらゆる人に笑顔を向けて声をかける。笑顔がさざ波のように広がっていく――。クリニクラウン(臨床道化師)とはクリニック(病院)とクラウン(道化師)を合わせた造語だ。赤い鼻にカラフルな衣装を身につけ、入院生活を送る子どもたちや家族に笑顔を届ける。山田ゆかりさんは現在日本に18人いるクリニクラウンのひとりとして各地の病院を訪問している。
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  • 初めに意識が向いたのは「子育ての社会化」と「子どもの人権」だった。  「自分が子育てをするまでは育児は親の責任だと思っていました。でも実際に子どもが生まれると、親だけでは育て上げられないと痛感しました。子どもが成長していくのにいい環境を考える世の中になったらいいなと」
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  • 子ども自身がさまざまな暴力から自分を守るためのプログラム「CAP」のスペシャリスト資格を取り、多くの小学校を訪問した。「やりとりの中で子どもたちの自発性が出てきます。その目の輝きを見て、子どもの持つ力を体感しました」
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  • そんな時にクリニクラウンの活動を知る。子ども支援の本質に通じるものを感じた。NPO法人日本クリニクラウン協会の養成トレーニングを受け、クリニクラウンとして認定された。
  • 続きは本紙で...


    やまだ ゆかり

    1968年、兵庫県生まれ。宝塚音楽学校に合格し、タカラジェンヌとして舞台に立つ。退団後、結婚して2人の子どもを育てながら子ども支援に関わってきた。NPO法人日本クリニクラウン協会のウェブサイトhttp://www.cliniclowns.jp/index.html

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