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インタビュー

まんこアートで逮捕・起訴された漫画家

ろくでなし子さん

  • 2015.5.5
  • 聞き手…柏原登希子
  • 撮影…宇井眞紀子

ろくでなし子さん

ばかばかしく、脱力させてやるっ

 
  • 「法廷で裁判官とかが『被告人ろくでなし子、こと…』って言うんですよ」と、ろくでなし子さん。裁判に不利だから名前を変えたら?と言われるが、「それが面白いじゃないですか」。
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  • 4月15日、第1回公判に被告人として出廷した東京地裁の証言台の前には、仕出し弁当を運ぶような木箱が用意された。被せられた風呂敷を取ると中に入っていたのは、なし子さんが自身の女性器を象った石膏を、クッキーや生クリームの乗ったチョコ菓子に模した「スイーツまん」など3点。思わず「ラブ&ピース!」と叫びたくなるキュートな、これら「デコまん」と、自身のまんこを3Dスキャンしたデータ等が、今、刑法175条の「わいせつ」にあたるかどうかが争われている。
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  • 中部地方の山奥、男尊女卑が当たり前の環境で育った。男女が同じ偏差値でも、女子は1ランク低い学校を受験させられた。親戚の集まりでは、飲み食いする男性たちと、あくせくと料理を出す女性たちがいた。「おい、お前もお酌しろ」と親戚の男性に言われた時はさすがに気持ちが悪かったが、「しょうがないな」と思っていた。
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  • 大学進学で東京へ。特にやりたいこともなく、卒業後はバイトで暮らしていたが、次第に周囲の親世代の人が結婚をせかすように。「そんなに結婚って幸せなのかな」。結婚相談所に登録すると、そこで出会った人が、なし子さんのイラストがうまいからと、マンガの懸賞を教えてくれた。小遣い稼ぎにと応募したマンガは当選しなかったが、担当者がほめてくれた。
  • 続きは本紙で...


    ろくでなしこ

    1972年生まれ。裁判カンパは、ゆうちょ銀行四一八支店(普通)5656087へ。まんこちゃんビニール人形やステッカーほか、まんこグッズは、新宿眼科画廊ウェブサイトにて販売。著書に『ワイセツって何ですか?』(金曜日)、近刊に『私の体がワイセツ?!』(筑摩書房)。

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