WOMEN'S DEMOCRATIC JOURNAL femin

  • HOME
  • >
  • インタビュー

インタビュー

戦争は知らないけれど

  • 2014.08.15
  • 聞き手…落合由利子
  • 撮影…落合由利子

飯田光代さん

 1945年8月15日以降に生まれた、さまざまな世代の人に「あなたの〈戦争体験〉を聞かせてください。戦争を感じた体験はありますか?」というインタビューを重ねている。  私の父は16歳のとき、学徒動員先の軍需工場から帰省する途中、広島市内で被爆した。私の娘の通う小学校から頼まれて、父は初めて人前で被爆体験を語った。後日、子どもたちから感謝の気持ちを書いた手紙が届いた。その中に「あの日、あの場所に、落合さんがいたのですね」と、短いが、12歳の少年が、話を通して一つの“体験”をしたことを感じさせる手紙があった。  大学生になったその少年、澁谷龍之介さん(92年生まれ)を訪ねた。「覚えてない」と照れ笑い。インタビューを進めるうちに、高校入学時、友だちができずに「毎日が戦争だった」と言う。 続きは本紙で...


おちあい ゆりこ

写真家。「母の友」(福音館書店)に「戦争は知らないけれど」を連載中。著書(写真・文)に『絹ばあちゃんと90年の旅 幻の旧満州に生きて』(講談社)『働くこと育てること』(草土文化)ほか。これまでに「日本国ルーマニア人物語」「いのちつなぐ 戦争を経てきた人の肖像」などの写真展を開催

【 新聞代 】(送料込み)
 1カ月750円、3カ月2,250円
 6カ月4,500円、1年9,000円
【 振込先 】
 郵便振替:00180-6-196455
 加入者名:婦人民主クラブ
このページのTOPへ