WOMEN'S DEMOCRATIC JOURNAL femin

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インタビュー

平和といのちを守る「ママデモ」主宰

魚ずみちえこさん

  • 2014.06.25
  • 聞き手…梅山美智子
  • 撮影…落合由利子
魚ずみちえこさん

誰でも、どこでも、ママデモ!

色鮮やかなレインボーのリボン、きれいな水と空気、天使の飛ぶ姿が描かれる横断幕。3月23日、東京・渋谷で、ベビーカーを押す女性たちとともに、「あべそうり、わたしたちの、はなしをきいて」と、歌うように声をあげていたのは、魚ずみちえこさんだった。  「ヤメロ!と激しく叫ぶデモ が怖くて」と、少し言いにくそうに話す。本当にそう、男性中心の 大声を上げるデモは、実のところ私もちょっと苦手だ。  魚ずみさんは現在、4人の女性たちと一緒に「ママデモ」を行っている。実行委員には、小さな子どもを持つ人もいるが、単身で参加している人もいる。  子持ち女性だけを対象とするのではない。ベビーカーや車いすを利用する、社会で居場所が狭い人たち、デモに行きたくても行かれない人の場所をつくろうという思いがある。  「子連れのママに対する社会の目は厳しい。新幹線や喫茶店で、ため息をつかれたり、うるさいと言われたり、子どもを産んだ途端、肩身が狭くなる。車いすも同じ、ここは上がれない、入れない、遠回りが必要。だから居場所をつくろうって」  父と母、姉と祖母の5人家族で育った。子どものころ、映画『サウンド・オブ・ミュージック』を見て憧れ、いつの間にか女優の道を目指すようになった。  高校卒業後、20代の終わりまで舞台活動を一直線に続けた。ハードな生活だったが、さまざまな人との出会いがあった。膨大な映画や劇作品を通して歴史を知り考えたことも、大切な蓄積となっている。  舞台を断念せざるを得なくなったのは、体調を崩し、白血病と診断されたため。最初は皆が「美人薄命だよ」と言うのにニコニコ対応していたが、「生きろ!」と真剣に言ってくれた人の声で我を取り戻し、治療に専念した。  その後、妊娠し、出産したが、娘の手の動きや顔色 に異変があり、呼吸困難の発作が続いた。さまざまな病院を回ったが判断がつかず、最後に乳幼児突然死症候群の要因ともいわれる舌小帯短縮症とわかり、緊急手術をすることになる。 続きは本紙で...

うおずみ ちえこ

1964年、愛知県生まれ。女優活動、自然育児活動、介護職等を経て、現在はセラピーなどを行う。2014年3月に「ママデモ『安倍総理、私たちの話を聞いて』」を企画、実施。夏~秋に2回目を予定している。http://happymamademo.jimdo.com/

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