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インタビュー

沖縄・高江に「特派員」を送る

鈴木祥子さん

  • 2014.05.05
  • 聞き手…じょうづかさえこ
  • 撮影…落合由利子

鈴木祥子さん

わくわくエネルギーが広がって

  鈴木祥子さんが、幼なじみの中村みずきさんの声かけで集まった仲間と、「ONE LOVE 高江」を立ち上げたのは、2013年5月。きっかけは沖縄・高江で建設されているオスプレイ用米軍ヘリパッドの1つめが完成してしまった写真だった。  「ヘリパッド建設に反対して07年から座り込みを続ける高江住民をサポートしたい! 高江の現状を発信する人を増やしたい!」と、イベント開催やオリジナルグッズの販売で資金を募り、高江に「やんばる特派員」を送る活動を始めた。  立ち上げメンバーは、27~39歳の男女8人。会議は子どもたちも参加するアットホームな雰囲気で進む。  「グッズはTシャツ、手ぬぐい、トートーバッグ。いつでも持ち歩いて売りまくった(笑)」  驚くべきフットワークで、11月に最初の特派員を派遣。14年3月までの半年足らずで20人を高江に送っている。  「友だちのみずきは以前から高江にかかわっていたけど、私は『高江さん』(女性の名)だと思ってたくらい無知だった!」と、大笑いする祥子さん。「そんな私みたいな人が現地に行って、どんどん変わっていくのよね」  特派員が決まると、現地に行く前に高江のことをじっくり話し合い、帰って来ると報告会を開いて情報や思いを共有する。  「みんなホントすごい! それぞれ感じ方も違うし、発信方法も、映像あり、イラストあり、SNSありで」。それぞれが、自分の思いを自分の言葉で語り、自分のスタイルで発信して、広げていく。  ある人は「沖縄の米軍基地の占有率を地元の千葉に置き換えて考えてみよう」と学習会を提案し、飲食店を経営している人は超多忙の中、「何とか仕事をやりくりすれば、週に1度は高江に行けるかな…」と計画を練る。 続きは本紙で...


すずき しょうこ

1975年、千葉県船橋市生まれ。労働争議を闘う両親のもとで育つ。24歳から生家の喫茶店を任されたのが接客の原点。現在は、祖父から続く3代目保険業。27歳で憲法9条を知り、「船橋9条の会」の創設メンバーの1人。

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