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インタビュー

ラッシュジャパンのチャリティ・キャンペーン担当

秋山映美さん

  • 2014.02.05
  • 聞き手…柏原登希子
  • 撮影…常見藤代

秋山映美さん

NPOを支援。夢は社内「革命課」

 2013年11月26日の「さようなら原発1000万人署名」の提出日。秋山さんは晴れ晴れした表情でその場にいた。英国が発祥で、今や日本全国に150店舗もある化粧品会社、ラッシュジャパン(以下、ラッシュ)の店頭で、昨年9月13日から5日間のキャンペーン期間に集めた1478筆の署名の行方を、同社のチャリティ・キャンペーン担当として見守るためだ。20代の女性が主な客層の中で、1店舗で200筆も集めたところもあるという。  「ピースワンデー ピースエネルギー」と題したキャンペーンの初日には、脱原発の「ゆるキャラ」であるゼロノミクマに自ら入り、店頭で発電自転車をこいでシャボン玉を飛ばした。「運動は楽しくやらなくちゃ!」と秋山さん。店長会議では、「脱原発クイズ」を実施。「日本に原発は何基ある?」「原発を廃止した国は?」。会議は大盛り上がり。その思いが店舗スタッフに、そして客にも波及する。  そんな秋山さんは、ラッシュで働く前は、監獄人権センターというNPOにいた。「お店には問題に関心がない人も来る。それがNPOとの大きな違い。思いがこもったメッセージを読んで、少しでも関心を持ってもらえたら大成功! NPOに必要なのはキャッチーな広報力かな。でもNPOの、地味だけど素晴らしい活動を評価する制度が周りにできたらいいのに」  両親ともに市民活動を活発に行い、母は女性運動を行っていた。小学生の時、トイレの壁には「日本全国脱原発マップ」。子ども心ながら「原発はいらないなあ」と思っていたとか。  大学生の時に、ある女性の参議院議員の事務所でインターンをするうち、拘禁施設内の人権状況などに取り組む「監獄人権センター」(以下、センター)を紹介される。02年からはセンターがNPO法人になり、有給スタッフになった。  電話相談、受刑者・近親者からの手紙や取材の対応に大忙しだったが、他にも秋山さんの重要な任務があった。 続きは本紙で...


あきやま えみ

1976年東京都生まれ。大学生時代は犯罪学や刑事政策を学ぶ。国会議員秘書を経て、2002年から監獄人権センターの有給スタッフに。06年から大学院で「代用監獄」問題を学ぶ。09年より現職。ミュージカル鑑賞も好き。

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