WOMEN'S DEMOCRATIC JOURNAL femin

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インタビュー

沖縄のエコ番長

KEN子さん

  • 2011.11.05
  • 聞き手…じょうづかさえこ
  • 撮影…じょうづかさえこ

KEN子

歌とトークで繋がる平和の輪

♪十月十日を泳ぎぬいて/たどりついたこの島に生まれた~  下北半島の大間原発敷地内で5月に開かれたイベントに、ウクレレを抱えて沖縄から参加したKEN子さん。漫談調の語りと柔らかい歌声。強さと優しさを併せ持つ立ち姿に惚れ込んで、沖縄で話を聞いた。  「しゃべるのが得意、歌が好き。平和と環境問題は避けて通れない。いまようやく、自分のすべてが合致してきたという感じです」   小学生の時に、沖縄のガマの生々しい恐怖に衝撃を受け、米軍基地のフェンスに書かれた「入ると日本の法律で罰せられます」の文字に、なぜ?と強い違和感を覚えたKEN子さん。  その後の音楽人生に導いたのは、沖縄ロックだった。  「中学2年生の時、学校でいじめがあって、苛立つ気持ちの中で出会ったのが、沖縄のハードロックの女王、喜屋武マリーのライブでした」。ハーフでいじめられてもロックで立ち向かう彼女。「カッコイイ!」と惚れこみ、「マリーさんみたいな歌手になる」が中高生時代の夢だった。  琉球大に入学した時、マリーさんのバンドはすでに解散していたが、自分のバンドを結成して歌い、学園祭の野外ステージを仕切った。KEN子さんのイベント人生の始まりだった。  学生時代、卒業後を通して、イベントの司会、音楽祭の審査員、FMラジオのパーソナリティー、雑誌のコラム執筆…と、エスカレーター式に活動の場が広がった。  そんなKEN子さんが、自分のイベント「ClapHands!!」(拍手、手拍子の意)を立ち上げたのは、大学卒業後2年目の1999年。  「沖縄の素晴らしいバンドといっぱい出会う中で、まじめで不器用なこの人たちを世に送り出したくて…
続きは本誌で...


けんこ

1974年生まれ。沖縄県宜野湾市在住。イベントや結婚式などでの司会を生業としつつ、音楽とトークで沖縄や全国の大問題を伝えるべく、全国を飛び回る。「KEN子」で検索するとブログやツイッターにアクセスできる。

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