
可愛くて優しかった僕の初恋の「彼女」に4年ぶりに再会したら、フェミニストになっていた―考えもセックスも行動も?み合わない2人をめぐる韓国発のフェミニズム小説『僕の狂ったフェミ彼女』は、2019年に韓国で出版されると若い女性を中心に大ヒット。22年に邦訳版が出版されると日本でもたちまち話題になり、台湾等合わせて6カ国で翻訳された。さらに日本のNetflixで映画化が決定し、今年配信予定だ。 著者のミン・ジヒョンさんは、この勢いをこう語る。
「チョ・ナムジュさんの小説『82年生まれ、キム・ジヨン』(邦訳版18年)のおかげで、韓国のフェミニズム小説を知っている人が世界中にいることが大きいです。それにラブコメ要素もあるのに社会的メッセージも入り、フェミニズムの話なのに男性が語り手なので、多くの人に受け入れられたと思います」 実は映画化等の話ははじめに韓国で持ち上がった。「韓国の若い男性たちを中心に〝アンチ・フェミ〟の動きが激しいのと、ドラマ等を見る側の価値観は変わっても、作る側ではまだ〝敏感な素材〟として扱われ、結局実現できませんでした。日本での映画化がとても楽しみです!」
子どもの頃からディズニーアニメや日本の漫画やアニメ等をいつも読んだり見たりしていて、「物語と共に生きてきた」ジヒョンさん。大学では文学を専攻し、1年間日本に留学をしたことも。
「韓国文学は日本文学に比べて、より純文学中心の傾向があります。純文学は読むのは好きですが、自分がやりたいのは、エンタメ系の物語を作ること」と大学院では劇映画シナリオを専攻した。 転機は16年に韓国で、女性が見ず知らずの男性に殺害された「江南駅殺人事件」。
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