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コミュニティカフェ・パンゲアで夢を紡ぐ
湯川 まゆみさん
 
聞き手大森順子
撮 影河 昭子
ほっこりできる居心地のいい空間
 大阪府の南、南海本線電車の堺駅西側、海に面して何の変哲もない倉庫が立っている。ここなのか?と思いつつ、立て付けの悪い木の扉を開けると、中は別世界のおしゃれな空間が広がっていた。ここ「コミュニティカフェ・パンゲア」は、おうちでゆっくり過ごすような感覚できちんと"お家ご飯"を食べながら、ホッとできる海辺のカフェ。忙しく立ち働いているのが、パンゲアの運営母体であるNPO法人SEIN(サイン)代表理事の湯川まゆみさんだ。


 湯川さんは、学生時代から国際ボランティア活動に関心が深く、ラオスやカンボジアに絵本を送る運動に参加して、ラオスのほかにスリランカやインドネシアなどにも出かけて行った。しかし、行けば行くほど日本の現状と照らし合わせて考えざるを得なくなる。
 「先進国に住みながらこんな活動をしている自分とはいったい何者なのか、これらの国の悲惨な現状をつくっているのはうちらやんか、この立場のままやったら根本的な解決はできない、いったい何をすればいいんだろう、と悩みました」
 そんな悩みを抱えたまま、たまたま見つけた大阪狭山市の市民活動支援センターでバイトを始める。もともとNPOで働きたいという思いもあった。「そこで働くうちに、地域の中で自分たちのことができてこそ周りのことにも手を出せるんじゃないかと思い始めたんです。地域にNPO、NGOが根付くことこそが大切なのではないか、って」。そんなふうに少しずつ、考えは変わっていった。
 「その後、堺市の公設公営の『市民活動のひろば』で働くようになったのですが、そこでいろんなNPOの人たちと出会いました。NPOには思い入れがあったのですが、出会ったNPOはどこもとても疲れていたんですよ。人を雇う余裕もないところばっかりやった」
 そこで、雇ってくれるところがないなら自分で作ろうと思い、2004年2月、一緒に「市民活動のひろば」で働いていた3人でNPOを立ち上げた。それが、SEINである。



続きは本紙で・・・
ゆかわ まゆみ
 1979年、大阪府堺市に生まれる。特定非営利活動法人SEIN(サイン)代表理事。パンゲアは自立への第一歩。SEINと行政と他のNPOとで協議会を立ち上げ、しっかりと市民活動を支える場をつくっていくことを目指している。

「ごめんください」とは、ふぇみん1面のインタビュー記事です
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