六ヶ所にかかわる動きつなげて

六ヶ所の再処理工場を止めようという動きが広がっている。11月18日にはこれまでの反原発の集会とちょっと違うイベントを日比谷の野外音楽堂で開くのだという。その中心メンバーの一人、"みっちん"こと藤井佳子さんに会いに行った。
赤いりんごとハートをイメージした、「NO NUKES MORE HEARTS ストップ再処理 パーティ&パレード」のチラシを見せてもらった。洗練されていて、かっこいい。SUGIZOさん、マエキタミヤコさんや、ピーター・バラカンさん、羽仁カンタさんらのトークや、ライブもある。人気ファッションブランドの「クリスタルボールByヒッピー」をはじめ協賛企業もついているし、サーファーも参加しているのだという。反原発の運動を引き継ぎながら、変わろうとしているのを感じた。
高校を卒業してアルバイトをしながら、音楽劇などの表現活動をやっていたみっちんが映画『六ヶ所村ラプソディー』(鎌仲ひとみ監督)を見たのは昨年の10月。
「ショックだった。何かしなきゃと思った」
高校生の頃から自分たちの暮らしは何か変だと思ってきた。
「電気はスイッチを入れればつくし、蛇口をひねれば水は出てくるし、野菜はスーパーで売られているのしか見たことないし、魚は切り身で売っているし。どこから来るんだろうって、なんかこのままじゃいけないんじゃないか、果たして子どもを産めるんだろうかと思っていた」
「映画を見て、そういう思いがつながって、これからの暮らしと、六ヶ所村のことが切り離して考えられなくなった」
青森県六ヶ所村の再処理工場は、原発の使用済み燃料を再処理し、プルトニウムを取り出す。プルトニウムは猛毒で角砂糖5個分で日本の生物が全滅するほどの放射能を出し、アジア地域にも影響する。事故が起こらなくても、毎日大気にも海にも大量の放射性物質を放出し、食べ物を汚染する。いったん地震があれば、大事故となる。
だが、国策で青森県や村には多額の補助金がばらまかれ、現地で声をあげる人がごくわずかになってしまうなど、厳しい状況が続いてきた。
2006年3月から、再処理工場の試運転は始まっている。
「なんとかして再処理工場の本格稼動を止めたい!」
同じ思いを持つ人と出会って3人でポストカードをつくった。毎週、映画の上映会に合わせてポストカードを売りに行った。そして今までずっと運動を続けてきた人たち(ふぇみんのメンバーも含め)と出会った。
木を植えながら、春分の日から始まって夏至の日まで、原発立地をつないで島根県の出雲から青森県の六ヶ所村まで歩くおむすび巡礼「ウォーク9」にも参加した。映画に出てくる無農薬でお米を作る農家のところへ草取りにも行った。
サーファーは海の上でけっこう海水を飲む。その海水が放射能に汚染されていたら怖い。サーファーの組織が、署名活動を独自に始めた。アウトドアウエアのメーカーであるパタゴニア
も、以前から実施していた直営店舗での署名活動に加え、社内での勉強会やサーフライダー・ファウンデーションのような活動団体の勉強会用スペースを提供するなどして取り組み、今回、協賛企業となっている。
続きは本紙で・・・