「ふぇみん」3206号(2018/12/05)を発行しました。 目次 2、3…特集 これでいいの? 築地閉場・豊洲開場 4…『若者から若者への手紙1945←2015』翻訳プロジェクト 4…映画『いろとりどりの親子』監督インタビュー 5…ふぇみん香港ツアー報告 雨傘運動の現場を訪ねて 6…film 『彼女の権利、彼らの決断』 1面 『ルポ 貧困女子』著者 飯島裕子さんIijima Yuko [生きづらさの中にヒントがある] 聞き手…梅山美智子 撮影…宇井眞紀子 いいじま ゆうこ 東京生まれ。ノンフィクションライター、東京福祉大学社会福祉学部社会福祉学科専任講師。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。大学卒業後、専門紙記者等を経て、フリーランスに。インタビュー、ルポルタージュを中心に雑誌、web等で執筆を続ける。 --- 特集 これでいいの? 築地閉場・豊洲開場 2面 市場の役割も構造も無視された豊洲市場 3面 豊洲移転がトドメに!?「みんなのための」市場が破壊 文●岩崎眞美子 ●FLASH ・「五日市憲法」の先駆性 現憲法に通じる理念 11月17日 ・自然エネルギーで日本再生を ! 脱原発をめざす女たちの会 11月18日 ・廃炉に向けた進捗と課題 原子力監視検討会 11月19日 ・イラク検証報告書を公開せよ!情報公開訴訟判決報告会 11月22日 4面-1 『若者から若者への手紙 1945←2015』翻訳プロジェクトにご協力を 国を超えて戦争・平和について話したい 文●室田元美 4面-2 映画『いろとりどりの親子』監督インタビュー「普通」でない子と、親 違いに向き合い、乗り越える 5面 ふぇみん香港ツアー報告 雨傘運動の現場を訪ねて「あきらめない人々」と出会う 6面 film『彼女の権利、彼らの決断』監督 リッキー・スターン、アニー・サンドバーグ 文●水島希(大学教員) この作品はNETFLIXのオリジナルドキュメンタリーで、教育目的での無料上映が可能です。授業や勉強会で使ってみてはいかが? 詳細はhttps://media.netflix.com/ja/only-on-netflix/288973 を参照。 アメリカ 2018年 動画配信サイトNETFLIXで配信。 【書評】12/5号の書評ページへ 『ヒロインズ』ケイト・ザンブレノ 著 西山敦子 訳/C.I.P Books 2300円 『『家(チベ)の歴史を書く』朴沙羅 著/筑摩書房1800円 『検証 自衛隊・南スーダンPKO 融解するシビリアン・コントロール』半田滋 著/岩波書店1900円 ●ふぇみん句会 ●Gallery JIM-NETチョコ募金が始まりました! 7面 【連載】ゆりばら!(321)竹内佐千子 ●voices ぴーちくぱーちく「大阪・夢洲のフィールドワークに参加して」 ●FORUM「川口祥子さん初めての翻訳詩集」 ●ふぇみんのお店から ナイアード ヘナ100%(100g) 1080円 ヘナ+木藍(100g) 1620円 8面 ●event information ●diary ふぇみん日誌 ****************************************************************************** 3面【フラッシュ】 ・「五日市憲法」の先駆性 現憲法に通じる理念 11月17日 民間憲法草案として知られる「五日市憲法」は、1968年8月の東京経済大・色川大吉ゼミによる五日市深沢家土蔵調査で発見された。当時ゼミ生だった新井勝紘さん(現・高麗博物館館長)は、許すな!憲法改悪・市民連絡会の憲法講座で「68年は明治百年論争の年。自由民権期に誕生の国民の権利保障、三権分立重視の『憲法草案』との出会いは、その後の自分の50年を決めた。五日市憲法という地下水を汲み上げることが後世の人たち、歴史家の役割」だと熱く語った。 ● ・自然エネルギーで日本再生を ! 脱原発をめざす女たちの会 11月18日 武藤類子さんと飯田哲也さんを講師に、東京で開催。武藤さんは福島の現状と刑事裁判の経過について報告し、裁判支援の署名に協力を、と訴えた。飯田さんは進展著しい自然エネルギーの現状について、日本の主力は原発と石炭火力とされているが、世界ではコストが下がったこともあって太陽光と風力が伸びていると報告、メガソーラーの設置場所は土地利用規制をすべきなど、今後の課題についても言及した。 ● ・廃炉に向けた進捗と課題 原子力監視検討会 11月19日 福島原発のタンク内ストロンチウム処理水の浄化処理が完了し、今後は高濃度の建屋滞留水の処理が始まる。廃炉作業のほとんどは遠隔による解体作業などで、被ばくのリスクは少ないとしているが、装置のトラブルが続いているのも現実だ。大型装置は想定した実験を重ねていても、高線量の現場ではそのとおりに動かないことも多い。労働者の被ばくを防ぎ、またダストなどの飛び散りも防止するのは難しい。福島から参加の委員の真剣な質問が心に響く。 ● ・イラク検証報告書を公開せよ!情報公開訴訟判決報告会 11月22日 「イラク戦争検証情報公開訴訟判決とイラクの今」が東京で開かれた。原告の情報公開クリアリングハウスの三木由希子さんと二関辰郎弁護士が報告。東京地裁は、対イラク武力行使は国際政治上及び各国安全保障政策上「機微な問題」として報告書本文の黒塗りを是とし、判決は全面公開を求めた原告の敗訴となった。今後、控訴の予定。後半はJIM-NETの佐藤真紀さんが、イラクでの医療支援などの現状を報告。イラク戦争を支持した日本の責任が問われている。