「ふぇみん」3203号(2018/11/05)を発行しました。 目次 2…武器輸出と米国兵器爆買いに走る日本 3…マイナンバーと戸籍がつながると…? 4…スマートメーターは本当に拒否できますか? 5…連載 東京五輪は誰のため?⑪ 6…DVD 『人生タクシー』 1面 NPO法人essence副理事長 守部吾妻さん Moribe Azuma [「食」を通じて〝まぜこぜ〟の社会を] 聞き手…社納葉子 撮影…江里口暁子 もりべ あづま 1967年兵庫県生まれ。NPO法人essence副理事長。飲食店が本業を生かした地域貢献ができ、なおかつ障害者の日々の生活が豊かになるようコーディネイトするe2プロジェクトなど多数の事業に携わる。http://www.npo-essence.com --- 2面 今こそ大軍拡から軍縮への転換を 武器輸出と米国兵器爆買いに走る日本 文●杉原浩司 3面 マイナンバーと戸籍がつながると何が起こる?私たちの身分関係や住所情報が危ない! 文●井上和彦 ●FLASH ・米軍基地問題に「新しい提案」 東京・小金井市で議論 10月16日 ・「東京医大だけじゃない」女性と多浪生への差別 10月23日 ・避難者の住宅と人権保障を!共同行動発足記者会見 10月24日 ・共謀罪の適用を許さない! 共謀罪廃止の連絡会 10月24日 4面 新電力にしたいけど… スマートメーターは本当に拒否できますか? 5面-1 【連載】東京五輪はだれのため?⑪ 五輪に大学生を利用しないで 文●小倉利丸 5面-2 【連載】ACW2連続講座「女の自立支援を問い直す」第2回 浅倉むつ子さん 「合理的配慮」から考える 6面 DVD 『『人生タクシー』 監督 ジャファル・パナヒ 文●中村富美子(ジャーナリスト) 名匠キアロスタミの助監督として出発したジャファル・パナヒは、女性や貧困者など社会に抑圧された人々を描き、2010年以降は映画製作を禁じられている。それでも撮り続け、本作はベルリン国際映画祭の金熊賞を受賞。表現の自由を求め闘い続けるパナヒ監督の傑作をあらためて見直したい イラン 2015年 3800円(+税) 発売・販売元 バップ TEL03(3234)5292 【書評】11/5号の書評ページへ 『原民喜 死と愛と孤独の肖像 』梯久美子 著/岩波書店860円 『県立!再チャレンジ高校 生徒が人生をやり直せる学校』黒川祥子 著/講談社880円 『骨が語る兵士の最期 太平洋戦争・戦没者遺骨収集の真実』楢崎修一郎 著/筑摩書房1500円 ●ふぇみん句会 ●Gallery 常見藤代写真集 『イスラーム ヴェールの向こう』 7面 【連載】ゆりばら!(318)竹内佐千子 ●voices ぴーちくぱーちく「シベリア抑留慰霊と墓参の旅へ」 ●FORUM「なんで今、消費税アップ?」 ●ふぇみんのお店から 第3世界ショップ メープルシロップ(250ml)1350円 8面 ●event information ●diary ふぇみん日誌 ****************************************************************************** 2面 ねこのひげ ●10月24日、臨時国会が開会した(12月10日まで)。補正予算や入管法「改正」などが審議の予定●同日、国会議員会館前で市民や野党議員ら1200人が憲法改悪反対等の声をあげた(総がかり行動実行委ほか主催)●「沖縄の選挙勝利で流れが変わった時期の臨時国会は負けていられない」「国が、辺野古埋め立て承認撤回に行政不服審査請求(本来国民の権利を守る制度)をするとは茶番」「来年の参院選で、与党の3分の2を崩そう」「右翼と保守の間に楔を打ち、1人でも多く仲間を増やそう」などの発言が●首相は所信表明で9条に自衛隊を明記する改憲に意欲を示した。自民党改憲案を国会提出させないための正念場だ。(さ) ****************************************************************************** 3面【フラッシュ】 ・米軍基地問題に「新しい提案」 東京・小金井市で議論 10月16日 「辺野古新基地建設中止と普天間基地代替施設の問題について民主主義及び憲法に基づき公正に解決するべき事を求める陳情」が、市議会で採択されながら意見書提出が見送られた小金井市で、陳情を出した米須清真さんのトークイベントが開かれた。市民グループが主催。米須さんは陳情の中身を説明、国内どこにも米軍基地はいらないが、もし基地が必要なら地域の人々が当事者意識を持って議論する、公正で民主主義的な手続きを求める「提案」を提起したいとした。 ● ・「東京医大だけじゃない」女性と多浪生への差別 10月23日 8月に東京医大の入試不正発覚以来、問題は東京医大だけではないと、大学・文科省・第三者委員会へ事実の開示要請をしている、「東京医大等入試問題当事者と支援者の会」が、東医大の第三者委員会から中間報告が出された時期に記者会見を行った。現役医大生の当事者3人が「医学生として声を上げなくては」「医療職の大変さの解決を学生に求めるのは間違い」などと発言。今後はまず点数開示要求、入試が公正になる制度的保障等を求めると、河合弘之弁護士が発言。 ● ・避難者の住宅と人権保障を!共同行動発足記者会見 10月24日 福島県と国は2017年3月に避難指示区域外避難者の住宅無償提供を打ち切り今年8月には内堀福島県知事が帰還困難区域の仮設住宅無償提供を打ち切ると発表。原発事故被害当事者団体が、新たに「原発避難者の住宅と人権保障を求める共同行動」を立ち上げた。福島県郡山市から静岡県に避難した長谷川克己さんは「私たちは勝手に逃げたのではない。子どもたちの命のための行動だった」と。今後県や国に住宅支援の継続を求めていく。 ● ・共謀罪の適用を許さない! 共謀罪廃止の連絡会 10月24日 市民が萎縮しないための活動を支援しようと結成された共謀罪対策弁護団の三澤麻衣子弁護士が話した。「共謀罪を検挙しようと共謀罪型監視・監視型捜査が拡大し、関西生コンや高江ヘリパッド山城さん逮捕事件など市民運動への適用が最も懸念される。捜査機関にフリーハンドの捜査を許しているため、警察を監視する第三者機関を創設し、濫用が明らかになった場合は即座に追及し廃止への道筋をつけよう」と提言。