WOMEN'S DEMOCRATIC JOURNAL femin

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ダイジェスト

「ふぇみん」3201号(2018/10/15)を発行しました。

目次
2…沖縄・辺野古 移植でサンゴは生き残らない
3…天皇の代替わり 元号とサヨナラするために
4…トリチウムなど汚染水を海に流す?!
5…電話相談6年 婚外子とその母たちにエールを、生きる力を
6…film『ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ』

1面 日中友好と平和を願って歌う  飯田弓子さん Iida Yumiko
[生きる意味、知ったほうが幸せ]

聞き手…室田元美
撮影…落合由利子

いいだ  ゆみこ
1942年、旧満州鞍山生まれ。両親を戦争で亡くし、3歳から神戸、埼玉、東京の親戚に育てられる。大学卒業後、小学校教師に。退職後は日中戦争を歌で伝える「紫金草合唱団」「再生の大地合唱団」や日中友好協会、地域の平和活動に参加している。

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2面 沖縄・辺野古  大浦湾 埋め立てで生態系破壊 移植でサンゴは生き残らない 文●大久保奈弥
●ねこのひげ

3面-1 天皇の代替わりと元号使用 元号とサヨナラするための具体的な取り組み 文●中川信明
3面-2 ●元立川市議・大沢豊さんに聞く 元号改定経費を示して天皇制を問おう

●FLASH
・予見できた ! 回避できた ! 東電刑事裁判報告会 9月30日
・辺野古新基地にNO ! 再び沖縄の人々が選択 10月1日
・選択議定書の早期批准を 女性差別撤廃条約 10月2日
・ハンセン病回復者に聞く 多磨全生園にて 10月6日

4面 福島第一原発サイトのALPS処理タンク水放出に異論続出 トリチウムなど汚染水を海に流す?! 文●満田夏花(FoE Japan事務局長)

5面-1 「婚外子差別にNO!電話相談」を立ち上げて6年 婚外子とその母たちにエールを、生きる力を 文●田中須美子(なくそう戸籍と婚外子差別・交流会)
5面-2 【連載】避難の権利はどこへ⑨バリ島に建てた保養所で 文●木村理恵さん

6面 film 『ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ』 監督  フレデリック・ワイズマン 文●斉藤綾子(大学教員)
10月20日より、東京・シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開 配給 ムヴィオラ TEL 03(5366)1545

【書評】10/15号の書評ページへ
『嘘に支配される日本』
中野晃一、福島みずほ  著/岩波書店1800円
『唱歌の社会史 なつかしさとあやうさと』中西光雄、河津聖恵、山室信一ほか  著/メディアイランド2000円
『子どもの貧困 未来へつなぐためにできること』渡辺由美子  著/水曜社1400円

●Books ひきこもりでいいみたい私と彼らのものがたり/米朝首脳会談後の世界 北朝鮮の核・ミサイル問題にどう臨むか/ナトセンおすすめ YA映画館/核実験地に住む カザフスタン・セミパラチンスクの現在
●Gallery ドキュメンタリー映画『Workers(ワーカーズ) 被災地に起つ』

7面 
【連載】ゆりばら!(316)竹内佐千子
●voices「ふぇみんを読み、しゃべる! 読者のつどいを開きました。」
●FORUM『自立する高齢者』
●ふぇみんのお店から 地美人 虫よけポプリ 小(6個入り)500円 大(30個入り)2138円

8面
●event information
●diary ふぇみん日誌


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2面 ねこのひげ
●玉城デニーさんが沖縄県知事に当選した報を受け、久々に気持ちが高揚した●苦しい予想もあったが、結果は高得票。恫喝と札びらの攻撃に沖縄の人々は拒否を示した●辺野古新基地建設の阻止に期待もはずむが、菅官房長官はいつもの無表情で、辺野古堅持を強調。その上、これまでの合意を覆し、海兵隊のグアム移動は辺野古「移設」後とした。知事がどうであれ、国の意思は変わらないというわけだ。デニー知事は沖縄県の主張が認められるように全力を尽くすと言う。新知事は海外からも注目され、ワシントンポストは大きく紙面を割き、ニューヨークタイムズは社説で辺野古移設見直しを提起●先行きは厳しいだろう。今後問われるべきは、私たちヤマトの人間が沖縄の基地にどのように責任を持って行動するか、だ。「沖縄に元気をもらった」では済まされない。私たちこそ、持てる力を何倍にもして行動すべき時だ。(さ)

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3面【フラッシュ】

・予見できた ! 回避できた ! 東電刑事裁判報告会 9月30日
福島原発刑事裁判支援団が主催、東京都内で開かれた。大河陽子弁護士はこれまでの公判で明らかになった事実を丁寧に説明し、2008年3月に15.3mと社内で算出された想定津波高を基に津波対策を検討しながら、同年7月末、経営的観点により役員が対策を先延ばしにしたことが事故の決定的原因と指摘。第23回公判では双葉町の老人施設の職員が、避難によって多くの双葉病院患者が亡くなり、「事故がなければ死ぬことはなかった」と証言したとの報告もあった。



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・辺野古新基地にNO ! 再び沖縄の人々が選択 10月1日
事実上の「政権との闘い」となった沖縄県知事選は、辺野古新基地反対の玉城デニー氏が過去最多の39万余票を得て当選した。翌1日夜、辺野古実の呼びかけで防衛省前に集まった人たちは、政府の「アメとムチ」政策に屈しない民意が示されたことを喜びあった。続くリレートークでは「今度は私たちの番だ」と、新基地阻止への決意が語られ、8月31日に県が下した「埋め立て承認撤回」の国による無効化を許さないと、安倍政権=防衛省に対し重ねて申し入れた。
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・選択議定書の早期批准を 女性差別撤廃条約 10月2日
日本は女性差別撤廃条約選択議定書を未批准だ。批准がなぜ必要か、来日した国連女性差別撤廃委員会(CEDAW)の個人通報作業部会長パトリシア・シュルツさんが講演した。選択議定書は個人通報制度と調査制度が設けられている。批准することで、日本国内の女性差別に関する裁判結果が国連の制度のなかで検証され、国内の裁判強化に繋がる。批准させるにはNGOの力が大きく作用すると訴えた。日本女性差別撤廃条約NGOネットワーク主催。

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・ハンセン病回復者に聞く 多磨全生園にて 10月6日
ふぇみん関東ネット主催のツアーで訪れた多磨全生園で、「ハンセン病回復者と話す会」による集まりに参加。平均年齢が80歳代の現在および元入所者から、「お召し列車」に乗って入所や高校に通うため療養所の移動をしたこと、温泉や銭湯を敬遠し続けた経験、今も本名を名乗れない事情などを聞いた。「かつて、患者は早く殺してしまえという政策だったから、回復者が長生きすることが闘いだ」と主催者は語った。


【 新聞代 】(送料込み)
 1カ月750円、3カ月2,250円
 6カ月4,500円、1年9,000円
【 振込先 】
 郵便振替:00180-6-196455
 加入者名:婦人民主クラブ
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