「ふぇみん」3179号(2018/02/15)を発行しました。 目次 2…ICAN事務局長 ベアトリス・フィンさん来日講演 3…「ゲノム操作食品」って何? 何が問題? 4…連載 学校、どうよ?! ④ 5…新連載 フェミニズムの時代 6…film 『願いと揺らぎ』 1面 3・11の6年後の人々を追う映画『一陽来復』の監督 尹美亜さん Yoon Mia [立ち上がった人々の思いを形に] 聞き手…栗原順子 撮影…落合由利子 ユン ミア 1975年長野県生まれ。広報代理店などを経て、映像の世界へ。制作プロデューサーとして関わった作品に『李藝 最初の朝鮮通信使』『サンマとカタール 女川つながる人々』、プロデューサーとして『シネマの天使』『こいのわ 婚活クルージング』がある。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2面 ●ICAN事務局長 ベアトリス・フィンさん来日講演 「核兵器の恐怖に満ちた未来より、希望ある未来を」 ●ねこのひげ 3面 「ゲノム操作食品」って何?何が問題? 文●天笠啓祐 ●FLASH ・グアムと沖縄・高江の交流 米軍基地拡張を巡って 1月27日 ・子どもたちの空を飛ぶな ! 辺野古新基地建設反対 1月28日 ・あたりまえの政治を取りもどす 市民連合シンポ 1月30日 ・分かりやすい表示を !消費者による表示検討会 2月1日 4面-1 【連載】学校どうよ?!④ 式典で強制される「感動」 文●UMEKO 4面-2 【連載】記憶の現場②ウクライナ バビ・ヤール渓谷 誰が虐殺の現場を消したのか 文●稲塚由美子 5面-1 フェミニズムの時代 詩織さんと共に声をあげよう! 文●もにか 5面-2 ハーストーリーⅡ ⑬ 1992年 PKO協力法はどんなふうに成立したのか 6面 film 『願いと揺らぎ』監督 我妻和樹 文●斉藤綾子(大学教員) 2月24日より、東京・ポレポレ東中野ほか全国順次公開 配給 ピーストゥリー・プロダクツ 【書評】2/15号の書評ページへ 『男が痴漢になる理由』斉藤章佳 著/イースト・プレス1400円 『叢書 東アジアの近現代史 第3巻 日本人の朝鮮観はいかにして形成されたか』池内敏 著/講談社2200円 『葭の堤 女たちの足尾銅山鉱毒事件』秋山圭 著/作品社1800円 ●Books 津波のあとの十三浜 復興への道のり/「分かち合い」社会の構想 連帯と共助のために/生きている!殺すな やまゆり園事件の起きる時代に生きる障害者たち/私たちの決断 あの日を境に…… ●Gallery 映画『生きる街』 7面 【連載】ゆりばら!(294)竹内佐千子 ●voices「「民主主義」ってなに?「国民」ってなに?」「加害の歴史と差別 投げられた課題」 ●FORUM『今日このごろ』 ●ふぇみんのお店から ★石けん1割引セール中★ ナチュロン洗濯用液体石けん 1? 756円→680円/ネオ洗濯用液状石けん 1? 702円→632円/ドラム式洗濯用液状石けん 1? 756円→680円 8面 ●event information ●diary ふぇみん日誌 -------------------------------------------------------------------------- ●昨年5月3日、安倍首相が「2020年新憲法施行」発言し、改憲日程が登場。「許すな!憲法改悪・市民連絡会」の高田健さんは「今年が改憲派との闘いの最大の山場」「今秋の臨時国会で〈改憲発議〉するなら、最速で12月、遅くとも19年春までに国民投票の可能性ある」と警告●首相は「改憲は歴史的使命」と言うが、新聞各社の世論調査をみても過半数が改憲を優先課題にしていない。安倍晋三の執念との乖離は歴然だ●首相は「憲法審査会でしっかりご議論いただく」とも。だが、時間をかけた審議は期間的にも不可能なばかりか審査会の構成は与党・維新議員等の改憲勢力が圧倒的多数●「私が決めるのではなく皆さんの投票で決めていただく」という改憲手続法(国民投票法)は第1次安倍政権の07年に強行採決された。CM規制なし、最低投票率の定めも欠く欠陥法だ●改憲発議をさせてはならない!3000万署名を広めよう!(H) -------------------------------------------------------------------------- 3面【フラッシュ】 ・グアムと沖縄・高江の交流 米軍基地拡張を巡って 1月27日 昨年秋に高江の住民と交流した米領グアムの女性3人が来日した。沖縄の抵抗の現場を訪れた後、東京で沖縄の女性を交え、トークの場が持たれた(主催はゆんたく高江ほか)。先住民チャモロの歴史や米国に編入されたグアムの政治的立場、米海兵隊移転で予想される影響、貧困の中で米軍関連の仕事に就く割合が高いこと、聖地や水源が荒らされることなど、沖縄との共通点や軍拡によるさらなる土地破壊が語られた。 ● ・子どもたちの空を飛ぶな ! 辺野古新基地建設反対 1月28日 米軍機の事故が相次ぐ中の名護市市長選。東京・アルタ前には170人がそぞろ集まり、新基地建設阻止のために稲嶺市長の果たした役割の重要性と、市長3選を阻止する政府のなりふり構わぬ選挙介入の実態報告に耳を傾けた。警視庁機動隊の沖縄派遣の違法性を争う住民訴訟や東京MXテレビ「ニュース女子」問題への抗議行動等の進捗状況の報告後、公安と警官に囲まれつつ、理不尽がまかり通ることへの抗議の声を上げた。主催は辺野古新基地をゆるさない実行委。 ● ・あたりまえの政治を取りもどす 市民連合シンポ 1月30日 元文部官僚の前川喜平さんと寺脇研さん、新聞記者の望月衣塑子さんを迎え、熱気のなかでのシンポとなった。前川さんは、不公平・不公正・不透明な政治の横行を指摘、教育の場に及ぶ国家主義にも強い危機感を表明。望月さんは、菅官房長官にひるまず質問を続けられたのは、前川さんと伊藤詩織さんの勇気ある告発に背中を押されたからと述べた。寺脇さんは、マスコミから役人までかつての「まっとうさや節度」を失った今、一人一人が動くしかないと語った。 ● ・分かりやすい表示を !消費者による表示検討会 2月1日 「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」ほか主催で、消費者のための遺伝子組み換え(GM)表示検討会が衆議院議員会館で開催され、消費者庁も参加。消費者庁は、「遺伝子組み換えでない」との表示はGMがゼロの場合に限ると決定。市民側は意図しないGMの混入率をこれまでの5%からEU並の0.9%への引き下げを要求してきたが、今回の決定で、これまでGM表示に取り組んできた事業者が「組み換えでない」表示ができない可能性がある。