WOMEN'S DEMOCRATIC JOURNAL femin

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ダイジェスト

「ふぇみん」3166号(2017/9/25)を発行しました。

目次
2…スノーデン文書が照らし出す共謀罪時代(上)
3…大洗被ばく事故にみる原子力機構と原子力推進のひずみ
4…映画『夜間もやってる保育園』大宮浩一監督インタビューほか
5…新連載 オキナワ×アート
6…mystery 『犯罪心理捜査官セバスチャン 白骨』

1面 「ひろしま女性学研究所」の 高雄きくえさんTakao Kikue
[「女」と「ヒロシマ」にこだわり抜く]

聞き手…清水さつき
撮影…藤岡亜弥

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たかお きくえ
1949年広島県船越町生まれ。「家族社」「ひろしま女性学研究所」で女とヒロシマを発信する。12年間、本屋「ブックス家族」も運営した。近刊は『被爆70年 ジェンダー・フォーラムin広島「全記録」』。来夏、自由形式の同人誌を発行予定。趣味はクレヨンで絵を描くこと。

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2面 ●小笠原みどりさん寄稿 スノーデン文書が照らし出す共謀罪時代(上)
NHKのスクープが伝えなかった日本政府の監視活動
●ねこのひげ

3面 大洗被ばく事故にみる原子力機構と原子力推進のひずみ 文●佐久良泰

●FLASH
・共謀罪対策弁護団結成 ! 記念シンポジウム 9月6日
・改憲NO! 全国市民アクション キックオフ集会開催 9月8日
・東京五輪と市民監視 現代社会における監視 9月10日
・朝鮮高校無償化に不当判決 高校生の主張、届かず 9月13日

4面 映画『夜間もやってる保育園』の大宮浩一監督インタビューと「エイビイシイ保育園」訪問 昼も夜も  子どもの育ちを守る

5面-1 【新連載】オキナワ×アート 文●金惠信
5面-2 【連載】わたしと24条⑩ 文●大森順子

6面 ミステリーの本棚 『『犯罪心理捜査官セバスチャン 白骨』 M・ヨート&H・ローセンフェルト  著 文●稲塚由美子(ミステリー評論家)
ヘレンハルメ美穂  訳 上・下各1040円(税別) 創元推理文庫

【書評】9/25号の書評ページへ
『満州開拓団の真実  なぜ、悲劇が起きてしまったのか』小林弘忠  著/七つ森書館2000円
『ママは殺人犯じゃない  冤罪・東住吉事件』青木惠子、里見繁  著/インパクト出版会1800円
『記憶の中のシベリア』久保田桂子  著/東洋書店新社2200円

●books 保育と憲法 個人の尊厳ってこれだ!/遺伝性乳がん・卵巣がんと生きる/ルポ どうなる? どうする? 築地市場 みんなの市場をつくる/風の狭間で 「青い芝の会」・生みの親からの伝言

●Gallery 劇団態変 東京公演『寿ぎの宇宙』

7面 【連載】ゆりばら!(281)竹内佐千子
●voices ぴーちくぱーちく 「自分自身を大切にすること」「男らしさの鎧を脱いで、楽に生きよう」
●FORUM「安倍政権のサポーター・北朝鮮」
●ふぇみんのお店 わかちあいプロジェクト セイロンバスケット(25包)702円 

8面
●event information
●diary ふぇみん日誌




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●ねこのひげ
●あの安倍首相による超早期の解散説が急浮上。だが9月に決まった民進党の前原誠司新代表は共産党を含む野党共闘には後ろ向き。野党共闘の行方は?●2年前、安保法に反対する数万の声が連日のように国会内に響くも、審議は止まることなく進んだ。「主権者の声を聞かない議員は落とそう!国会の中を私たちで変えよう」の発言に大きな拍手が沸いた。強行採決後の集会では、野党議員の挨拶に参加者は「野党は共闘」コールでこたえた●バラバラではなく、候補を一本化することで安倍を倒していこう。それが安保法の過程で生まれた市民の意思。その受け皿として「市民連合」も各地に誕生した。市民発のこの流れを、野党第一党の民進党が止めていいのか●国家を私物化し、戦争する国へと邁進する安倍流政治への市民の怒りは今も強い●すぐ目の前かもしれない次期衆院選挙、困難な中でも党利ではない選択こそ示すべきだ。(束)

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3面【フラッシュ】

・共謀罪対策弁護団結成 ! 記念シンポジウム 9月6日
今年7月の施行を受け、不当な法適用をさせず、萎縮しない市民運動を後押しするために結成。白取祐司(神奈川大学教員)は「捜査名目の治安維持的運用で団体活動の情報収集が行われるなど監視型捜査が拡大する」と講演。小池振一郎弁護士は「共謀罪法にはプライバシー保護の規定がない。違法な捜査が行われないように警察を監視する第三者機関の設置が必要」と指摘した。元法務大臣の平岡秀夫弁護士は「社会を萎縮させ監視社会をもたらす」と懸念を示した。


                                            ●

・改憲NO! 全国市民アクション キックオフ集会開催 9月8日
今年の5月3日に「2020年までの改憲」を明言した安倍首相の企てを阻止すべく、新たに「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」が発足、会場をはみだす1500人強の人で埋まった。発起人の落合恵子さんら7人がスピーチ、松元ヒロさんの風刺の効いたコントのあと、主催者から3000万全国統一署名の提案があり、刷り上がったばかりの署名用紙が配布された。同会は、総がかり行動実行委加盟諸団体に新たに「九条の会」なども加わり設立された。


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・東京五輪と市民監視 現代社会における監視 9月10日
共謀罪法がオリンピックのテロ対策として成立。2020年開催に向けて強化される監視体制について鵜飼哲さん(一橋大学教員)が講演。「21世紀のオリンピックは民衆の反対の声を徹底的に弾圧し、リオやロンドン五輪はテロ対策として地対空ミサイルまで配備された。祝祭として非常事態で括られ、権利が侵害される。観客でありながら、反対派を監視することにもなる参加型監視がオリンピックだ。政治利用論を超えた批判が必要だ」。主催は盗聴法廃止ネット。


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・朝鮮高校無償化に不当判決 高校生の主張、届かず 9月13日
朝鮮学校の無償化不適用は違法だと訴えた裁判で、東京地裁は「除外は不合理と言えない」と判断した。後輩のためにも無償化適用を求めた原告らだったが、判決では「不適用が政治的・外交的理由である」ことも「裁量権の乱用」もないとした。裁判所前には関係者1500人以上が集まり、判決が伝えられると悲鳴が起きた。報告集会では、判決を「まるで被告(国)の主張の引き写しだ」と弁護団が批判し、控訴審での勝利を期した。



【 新聞代 】(送料込み)
 1カ月750円、3カ月2,250円
 6カ月4,500円、1年9,000円
【 振込先 】
 郵便振替:00180-6-196455
 加入者名:婦人民主クラブ
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