WOMEN'S DEMOCRATIC JOURNAL femin

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ダイジェスト

「ふぇみん」3149号(2017/3/15)を発行しました。

目次

2、3…避難指示解除を前に~飯舘村から
4…連載 避難の権利はどこへ④
5…石川県輪島市  産業廃棄物最終処分場をめぐる住民投票
6…film 『未来よ  こんにちは』
3月25日号は休刊です

1面 映画『ゴンドラ』をプロデュース 貞末麻哉子さん Sadasue Mayako
[「目立ちたい」を大事にしたい]

聞き手…室田元美
撮影…落合由利子

さだすえ  まやこ
1958年東京都生まれ。79年に共にミニシアター設立に関わった監督と、85年『ゴンドラ』を制作。以後は2001年より映画制作プロダクション「マザーバード」を設立し、ドキュメンタリー映画を制作している。作品一覧 www.motherbird.net/~maya

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【特集】避難の権利はどこへ
2面 「戻りたいけど戻れない」「戻らざるをえない」…置き去りの村民 文●● 小澤祥司
(環境ジャーナリスト/IISORA共同世話人)
●ねこのひげ

3面-1 帰るにも帰れない悔しい 文●鴫原清三さん(飯舘村長泥から福島市に避難)
3面-2 どこに住んでも誰もが飯舘村民 文●菅野哲さん(飯舘村草野から福島市)
3面-3 帰村する人、しない人の協力が必要 文●赤石澤正信さん(飯舘村上飯樋から福島市)
3面-4 ソバを栽培して故郷を守りたい 文●長谷川健一さん(飯舘村前田から伊達市)

●FLASH
・もんじゅ廃炉にむけて 安全監視チーム会合 2月23日
・陸上自衛隊諸島配備に反対 参議院議員会館で交渉 2月28日
・もはや現代の「治安維持法」 議員と市民の勉強会開催 3月1日
・DAYS JAPANが13周年 東京・文京シビックホール 3月2日

4面-1 【連載】避難の権利はどこへ④ 私たちはわがままですか? 文●河井かおり
4面-2 【連載】わたしと24条⑥ 家族のあり方 わたし流 文●三隅順子

5面-1 石川県輪島市 産業廃棄物最終処分場建設をめぐり 住民投票不成立 冒?された民意 文●笹川榮子
5面-2 【連載】ハーストーリーⅡ⑦ 1987指紋押捺拒否~人さし指の自由を求めて

6面 【Film】『未来よ こんにちは』 監督  ミア・ハンセン=ラブ 文●向後友惠(放送作家) 3月25日より、東京・Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開 配給 クレストインターナショナル TEL 03(3589)3176

【書評】3/15号の書評ページへ
『琉球独立への本標 この111冊に見る日本の非道』宮平真弥  著/一葉社1800円
『ノーノー・ボーイ』ジョン・オカダ  著 川井龍介  訳/旬報社2500円
『逆うらみの人生 死刑囚・孫斗八の生涯』丸山友岐子  著 辛淑玉 解説/インパクト出版会1800円

●Books  3・11東日本大震災と「災害弱者」/築地移転の闇をひらく/ジェンダー史とは何か/女も男も生きやすい国、スウェーデン

●Gallery ドキュメンタリー映画『残されし大地』

7面 【連載】ゆりばら!(264)竹内佐千子
●voices  「尹東柱に思いを馳せて」
●FORUM「地方議会に怪しい陳情」
●ふぇみんのお店から パレスチナオリーブオリーブオイル 小(250cc)1404円 大(500cc)2268円

8面
●event information
●diary ふぇみん日誌


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●ねこのひげ

●共謀罪法案にテロの文言はなかった。政府は修正案を示したが、法案の目的に「テロ」はなく、条文にもテロリズムの定義はないまま●対象犯罪となる「組織的な犯罪集団の活動」に「テロリズム集団その他」を追加したが、定義がないのだから拡大解釈の恐れは残る●共謀罪新設は「国連越境組織犯罪防止条約」の批准が目的だったはずで、条約はテロ対策とは全く関係がない。新設の前提は崩れる●罪名に組織的威力業務妨害や組織的強要などが盛り込まれ、政権に邪魔な市民運動団体に使われる危険性は高い。「普通の団体が性質を一変させた場合は対象になる」と金田法務大臣が答弁したが、判断は捜査側の裁量次第●共謀罪の先取り現場が沖縄だ。山城博治さんの不当逮捕、長期拘束を見れば一目瞭然。一般市民こそが対象なのが「共謀罪」。名を変えても内心を罰することに変わりはない。それが目的なのだから。廃案しかない。(圭)

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3面【フラッシュ】

・もんじゅ廃炉にむけて 安全監視チーム会合 2月23日
高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉作業は容易ではない。燃料の取り出しも原子炉容器から炉外燃料貯蔵層へ、さらに洗浄、缶詰処理後に燃料池への貯蔵と、複雑で危険が伴う作業が続く。燃料の冷却材にナトリウムが使用されているのも要因。ナトリウムは水や空気に触れると非常に危険な物質だ。もんじゅの廃炉は他の原発の何倍も困難な作業と慎重さが求められる。安全監視チームの的確なサポートと監視が重要になる。

                                            ●

・陸上自衛隊諸島配備に反対 参議院議員会館で交渉 2月28日
南西諸島への自衛隊配備に反対する市民団体が、防衛省・外務省・国交省等の担当者との交渉と集会を行った。奄美から与那国までの住民も参加。防衛省担当者は宮古島では年度内に千代田カントリークラブを取得予定だが、買い取り価格は公表できないとし、地下水の取水量についても設計中なので答えられないとした。集会では伊波洋一参議院議員が、米軍のオフショアコントロール戦略について講演、第一列島線の防衛で日本を楯にする戦略だと指摘した。

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・もはや現代の「治安維持法」 議員と市民の勉強会開催 3月1日
今国会の重要争点の1つ、「共謀罪」の閣議決定が取りざたされている。3回目の勉強会が行われ、国会議員も多数参加して反対の決意を述べた。浅田和茂さん(刑事法・立命館大学)は、支配体制の維持・強化を目的にした治安立法であると指摘。海渡雄一弁護士は戦前の治安維持法による摘発や弾圧の例を示して、共通点を述べ、永田浩三さん(武蔵大学)は治安維持法による弾圧事件の横浜事件を引き合いに、でっち上げと言論弾圧の実相を語った。

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・DAYS JAPANが13周年 東京・文京シビックホール 3月2日
DAYS JAPAN 13周年記念イベントが開かれた。第1部では国際フォトジャーナリズム大賞が発表され、第2部では沖縄・高江の伊佐育子さんが、映像を見せながら高江の厳しい現状を報告、伊江島-辺野古-高江を結んだトライアングルでF35やオスプレイの訓練が行われるのではと危惧すると述べるとともに、基地のない未来をあきらめてはいないと発言。ゲストの金平茂紀さんは、大多数が傍観者であることが沖縄の現状を固定化していると話した。



【 新聞代 】(送料込み)
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 6カ月4,500円、1年9,000円
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 加入者名:婦人民主クラブ
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