WOMEN'S DEMOCRATIC JOURNAL femin

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ダイジェスト

「ふぇみん」3148号(2017/03/05)を発行しました。

目次
2、3…東京MXテレビ「ニュース女子」ヘイト問題
3…家庭教育支援法の問題点
4…『標的の島 風(かじ)かたか』の三上智恵監督インタビュー
5…連載 戦争と女性作家 最終回
6…DVD 『あん』

1面 映画『娘よ』の監督  アフィア・ナサニエルさんAfia Nathaniel
[パキスタンの女たちを勇気づけたい]

聞き手…清水さつき
撮影…宇井眞紀子


アフィア  ナサニエル
1974年、パキスタンのクエッタ生まれ。現在は娘と夫と米・ニューヨークに住み、大学で映画製作を教えている。『娘よ』は初の長編監督映画で、2015年の米アカデミー賞外国語映画賞部門のパキスタン代表に選ばれたほか、クレテイユ国際女性映画祭観客賞など受賞多数。

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2面 【ニュース女子 ヘイト問題】 沖縄、韓国・中国人ヘイトが地上波で垂れ流された
●ねこのひげ

3面-1 【ニュース女子 ヘイト問題】●金平茂紀さんに聞く 公共メディアが立ち直らないといけない
3面-2 「改正」教育基本法の方針を家庭でも!? 家庭教育支援法の問題点

●FLASH
・共謀罪の国会提出に反対 超党派議員との勉強会 2月16日
・自主避難者の住まいを奪うな さようなら原発集会 2月18日
・格差・貧困を生む政治にノー! 日比谷で集会とパレード 2月19日
・福島第一原発の今 原子力施設監視等検討会 2月20日

4面 ドキュメンタリー映画『標的の島  風かたか』の三上智恵監督インタビュー
瑠璃色の海にうかぶ先島に見える「戦争」

5面-1 【連載】女天研と考える 第4回 ●首藤久美子 ジェンダーと天皇制 女性皇族は公務を必要としている?
5面-2 【連載】戦争と女性作家(最終回) 文●長谷川啓 作家たちの扇動と抵抗

6面 【DVD】『あん』監督 河瀨直美 文●中村富美子(ジャーナリスト)
原作はドリアン助川の同名小説。らい予防法が廃止された1996年、治ってもなお長く隔離されてきたハンセン病患者の現実を知り、「人間が生まれてくる意味ってなんだろう」と、小説を構想したという。それから20年近く。多くの元患者との出会いを通じてようやく世に出た著作だ。そこに込められた時間と静謐な思いにふさわしい映画になっている。
日本・フランス・ドイツ 2016年 3200円+税発売・販売元  ポニーキャニオン TEL03(5521)8033

【書評】3/5号の書評ページへ
『原発に抗う 『プロメテウスの罠』で問うたこと』本田雅和 著/緑風出版2000円
『雨ニモマケズ 外国人記者が伝えた東日本大震災』ルーシー・バーミンガム デイヴィッド・マクニール 著/えにし書房2000円
『雨にうたれてみたくて 愛しの人工呼吸器をパートナーに自立生活』佐藤きみよ 著/現代書館1800円

●ふぇみん句会

●Gallery 映画『まなぶ 通信制中学の60年の空白を越えて』

7面 【連載】ゆりばら!(263)竹内佐千子
●voices ぴーちくぱーちく「過労自殺事件に思う。」
●FORUM「メトロレディーブルース」
●ふぇみんのお店から 季節の通販 第一コーヒー 有機アールグレイティーバッグ(1.8g×30包)994円 有機ルイボスティーレッド(2g×30包)1145円

8面
●event information
●diary ふぇみん日誌


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●ねこのひげ

●娘の保育園はわらべうたを教えてくれる。子どもに無理のない音域と、日本古来の音階。手遊びも含めて娘も大好きだ。しかし決して「愛国」のためでない●2月14日、国は保育園と幼稚園の運営指針の見直し案を公表。3歳以上の幼児を対象に国旗や国歌に「親しむ」と明記されている●「国旗掲揚や国歌斉唱を強制しない」と強調するが、強制しないと言っていた国旗国歌法(1999年)により、今や学校現場で生徒や教職員に強制されているのは周知の事実●指針案では親しむものに「わらべうた」や「伝統的な遊び」も列挙。子どもの楽しみが、2006年の改正教育基本法の「伝統と文化を尊重し」に絡め取られる●なぜ小さな人たちに特定の「国家」観を強いるのか●折しも国有地を破格の低価格で取得した森友学園の幼稚園では毎朝、教育勅語を朗唱し、君が代を斉唱する●小さい人の心を守りたい。パブコメは3月15日まで。(登)

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3面【フラッシュ】

・共謀罪の国会提出に反対 超党派議員との勉強会 2月16日
憲法学者や弁護士、ジャーナリストなど11人が講師になり共謀罪の問題点を考える勉強会が開催された。「沖縄の風」の糸数慶子議員は「山城博治さんの不当拘束を見てわかるように共謀罪の先取りをされているのが沖縄だ」。日本ペンクラブ役員で山田健太さん(専修大学教員)は「思想・表現の自由を規制するもので、それが結果ではなく目的になっている。その侵害がすでにじわじわ進んでいる」。評論家の孫崎亨さんは「自由と民主主義を壊す」と発言した。

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・自主避難者の住まいを奪うな さようなら原発集会 2月18日
「避難の協同センター」からは自主避難者の現状や避難先自治体との交渉について、「ひだんれん」からは福島県とのやり取りの報告がされた。東京や大阪への避難者が、3月で自主避難者への唯一の補償である住宅の無償提供が打ち切られようとしている現状を訴え、国が何の支援策も出さない状況で、避難先自治体に支援策(避難者の個々の実情に沿った)を求めていく必要があることが話された。主催はさようなら原発1000万人アクション実行委。


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・格差・貧困を生む政治にノー! 日比谷で集会とパレード 2月19日
安保法制の廃止を求める総がかり行動が、戦争を生む土壌となる格差と貧困をテーマに集会を開催、4000人が参加した。教育社会学者の本田由紀さんは、資産の一極集中や長時間労働、貯蓄ゼロ世帯・非正規雇用増加など悪い数値は先進国中でトップクラス、社会保障充実など良い数値は最低ラインとなり、鬱屈感がヘイト(憎悪)を生んだと批判した。1600万円もの奨学金返済を抱える学生や、シングルマザーの子どもたちの深刻な現状など当事者からの訴えもあった。

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・福島第一原発の今 原子力施設監視等検討会 2月20日
1号機ではタービン建屋の滞留水処理を進めている。3号機では使用済み核燃料プールからの燃料取り出しのためのカバー等の設置工事について、2号機では原子炉格納容器の内部調査の概要についての説明があった。溶融燃料と思われる堆積物が確認され、圧力容器の真下のグレーチング(格子状の足場)が無くなったり変形しているのも確認された。今後もカメラ等での調査を進める。高線量の中での廃炉作業は厳しい。



【 新聞代 】(送料込み)
 1カ月750円、3カ月2,250円
 6カ月4,500円、1年9,000円
【 振込先 】
 郵便振替:00180-6-196455
 加入者名:婦人民主クラブ
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