「ふぇみん」3128号(2016/7/25)を発行しました。 目次 2…おしどりマコさん寄稿 放射性廃棄物をリサイクル!? 3…どう使う? 女性活躍推進法 4…イスラエルの支配の下で生きるパレスチナの人々を訪ねて 5…スーパー雑草、成長早いサケ 遺伝子組み換え食品の今 6…ミステリーの本棚 『ささやかな手記』 1面 子どもセンターぬっく理事長 森本志磨子さんMorimoto Shimako [子どもの未来を信じて走り続ける] 聞き手…大森順子 撮影…谷口紀子 --- もりもと しまこ 2000年10月より弁護士。DV、離婚事件、虐待を受けた子どもの代理人活動等に力を注ぐ。NPO法人子どもセンターぬっくの理事長として、居場所のない子どものための緊急避難場所(シェルター)の運営を16年4月より開始。 --- 2面 おしどりマコさん寄稿 原発事故による汚染土壌の「再生利用」最終処分のウルトラC!? ●ねこのひげ 3面 どう使う? 女性活躍推進法 地域の中でモニタや評価を 文●皆川満寿美 ●FLASH ・思いやり予算っておかしいね? 映画『ザ・思いやり』上映会 ・「避難の協同センター」設立 設立集会開催 7月12日 ・女性活躍推進計画の進捗度 男女共同参画局、説明 7月12日 ・高江・米軍ヘリ基地 工事再開に緊急抗議 7月12日 4面 イスラエルの支配の下で生きる パレスチナの人々を訪ねて 文●皆川万葉 5面 私たちの食卓はどうなる? スーパー雑草、成長早いサケ… 遺伝子組み換え食品の今 文●天笠啓祐 6面 ミステリーの本棚 『ささやかな手記』サンドリーヌ・コレット 著 文●稲塚由美子(ミステリー評論家) 加藤かおり 訳 早川書房 1600円(税別) 【書評】7/25号の書評ページへ 『韓国人元BC級戦犯の訴え 何のために、誰のために』李鶴来 著/梨の木舎1700円 『沖縄への短い帰還』池澤夏樹 著/ボーダーインク2400円 『ゆらぐ親密圏とフェミニズム』海妻径子 著/コモンズ1800円 ●books 死刑映画・乱反射/テレビと原発報道の60年/荻窪家族プロジェクト物語/産み育てと助産の歴史 近代化の200年をふり返る ●Gallery 映画 『いしぶみ』 7面 【連載】ゆりばら!(243)竹内佐千子 ●voices ぴーちくぱーちく 「自民党のやり方 どうしても納得できない」 ●FORUM「「日常」は個人的なもの」 ●ふぇみんのお店 石けん1割引きセールは7月27日まで! フェイスクリアソープ(95g)972円→875円 フェイシャルローション(100ml)1512円→1361円 詰替(100ml)1134円→1021円 8面 ●event information ●diary ふぇみん日誌 -------------------------------------------------------------------------- ●ねこのひげ ●参議院選挙が終わった。改憲勢力が3分の2を超えた。野党共闘が進み、1人区すべてで統一候補を立てられたのに。ため息と同時に怒りが湧く●争点を隠し、勝利した瞬間に「前文から全て含めて変えたい」と言う安倍首相らの与党も与党だが、なぜ大メディアは選挙後に「改憲」を言い出したのか。「『3分の2』の意味が分からない」と言った人が6割も(毎日新聞)●吉報もある。現職閣僚を落選させた沖縄、福島。与党が注力した候補を野党統一候補が破った新潟、長野…。1人区では前回選挙2人から11人の勝利へ。そして今まで政治に関わったことがないのに、野党共闘を促し、街頭演説に詰めかけたりなど、がっつり選挙活動をした全国の市民の存在●今後改憲の動きが加速する。沖縄・高江では選挙翌日からヘリパッド建設工事の準備再開。都知事選もある。絶望も悲観もする暇はない。選挙の特集は8月15日号で。(登) -------------------------------------------------------------------------- 3面【フラッシュ】 ・思いやり予算っておかしいね? 映画『ザ・思いやり』上映会 7月10日、米軍への思いやり予算を取材した『ザ・思いやり』の上映会が東京・幡ヶ谷の城西教会で開かれた。日本に住んで36年の米国人リラン・バクレーさんが、日本国民が税金で負担する米軍駐留経費(思いやり予算)に疑問を持ち、神奈川、沖縄、石巻、グアム、米国などを取材。思いやり予算がいくら、どのように使われているのかが、ユーモアを交えながら明らかにされ、「思いやり予算を震災復興に」と訴える。今後、全国200カ所での上映会が予定される。 ● ・「避難の協同センター」設立 設立集会開催 7月12日 国と福島県は2017年3月で「自主避難者」への住宅支援の打ち切りを予定するが、支援打ち切り後の見直しが立っていない避難者が7割にも上る。現在、自治体職員や福島県職員が避難者に退去を迫り、避難者たちは追い詰められている。そんな中、避難者の「健康に生きる権利」を守るため、相談を受け支援につなげる「避難の協同センタ-」が設立された。集会では「命綱を切らないでほしい」と避難者が訴えた。相談ダイヤルはTEL070(3185)0311。 ● ・女性活躍推進計画の進捗度 男女共同参画局、説明 7月12日 男女共同参画推進連携会議企画委員会主催で、女性活躍推進法、女性活躍推進加速のための重点方針、第60回国連女性の地位委員会等について聞く会が開催された。女性活躍推進法の施行について内閣府男女共同参画局などが、都道府県の策定状況が100%で、民間事業主関係の行動計画の策定状況は5月末現在で91.6%と報告。方針ではワーク・ライフ・バランスの加速が盛り込まれたことなどの報告があった。 ● ・高江・米軍ヘリ基地 工事再開に緊急抗議 7月12日 7月11日朝6時、政府は沖縄東村・高江に機動隊100人、民間警備員、防衛局員、作業員など150人以上でヘリパッド工事への資材搬入を強行。座り込んだ住民や支援者をごぼう抜きで排除、一時男性が拘束された。この暴挙に抗議しようと沖縄・一坪反戦地主会関東が呼びかけ、12日夕方、約130人が防衛省前に集まった。沖縄平和運動センターの山城博治さんから「参院選で沖縄担当大臣が落選した翌日の暴力、政府の汚いやり方だ」と憤る声が電話中継された。