「ふぇみん」3111号(2016/1/25)を発行しました。 目次 2…日韓合意で「慰安婦」問題は解決か? 3…国連決議1325号の国内行動計画の活用を 4…香港の移民家事労働者を訪ねて 5…連載 南三陸 汐風たより④ 6…ミステリーの本棚 『アルファベット・ハウス』 1面 「ピースウォーク金沢」実行委員 小原美由紀さんKohara Miyuki [伝える方法を、さがし続けたい。] 聞き手…室田元美 撮影…飯田典子 --- こはら みゆき 1964年石川県生まれ。20代で「平和サークルむぎわらぼうし」に参加。9.11後は「ピースウォーク金沢」、地元での「シール投票」、弁護士を招いてパブリックコメントの書き方講座を開くなど、市民ができる平和のつくりかたを実践。鎌仲ひとみ監督のマネージャーも務める。 --- 2面 日韓合意で「慰安婦」問題は解決か? 文●梁澄子(「日本軍『慰安婦』問題解決全国行動」共同代表) ●ねこのひげ 3面 国連決議1325号の国内行動計画の活用を 文●本山央子 ●FLASH ・秘密保護法廃止! 国会行動「12・6を忘れない」 1月6日 ・知事の権限を剥奪するな! 辺野古「代執行」裁判 1月8日 ・武力で紛争は解決できない! 東京・全労連会館ホール 1月12日 ・被ばく限度の変更は認めない 南相馬・避難20mSv訴訟 1月13日 4面-1 香港の移民家事労働者を訪ねて 文●栗田隆子 4面-2 【連載】波のはざま~からだの流れのつかみ方~③おばちゃんデビュー 文●富永純枝 5面-1 【連載】南三陸 汐風たより④ 文●工藤真弓 5面-2 【連載】鼠のような猫の話⑨筒抜けな猫 文/イラスト●是恒香琳 6面 ミステリーの本棚 『アルファベット・ハウス』ユッシ・エーズラ・オールスン 著 文●稲塚由美子(ミステリー評論家) 鈴木恵訳 早川書房 2000円(税別) 【書評】1/25号の書評ページへ 『クラシック音楽と女性たち』 玉川裕子 編著/青弓社2000円 『地方紙は地域をつくる 住民のためのジャーナリズム』梅本清一 著/七つ森書館1800円 『科学・技術の危機 再生のための対話』池内了、島薗進 著/合同出版2000円 ●books 放射能に追われたカナリア 災害と障がい者の避難/シリーズ〈絵本をめぐる活動〉1 絵本ビブリオLOVE 魅力を語る・表現する/争に抗する ケアの倫理と平和の構想/予防接種のえらび方と病気にならない育児法 ●Gallery Amal for Peace展 7面 【連載】ゆりばら!(226)竹内佐千子 ●voices ぴーちくぱーちく 「海を越え「国」を越える多様性」 ●FORUM「アイスランド人の人名」 ●ふぇみんのお店から ハンドソープ泡状ポンプ式(500ml) 810円 詰替用(450ml) 540円 お肌しあわせハンドソープ泡状ポンプ式(330ml) 388円 詰替用(300ml) 291円 8面 ●event information ●diary ふぇみん日誌 -------------------------------------------------------------------------- ●2面 ねこのひげ ●昨年末に結成された「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合(市民連合)」が、1月5日、東京・新宿駅西口で新春大街宣を行い、約5000人が駅前の歩道やデッキを埋めた●熊本の「安保関連法に反対するママパパの会」の滝本知加さんは、市民団体と野党が協議して野党統一候補の擁立が決まったことを報告。小林節さん、香山リカさん、内田樹さん、想田和弘さん、中野晃一さんのほか、野党4党、構成団体が発言●中野さんは、年が明けても野党共闘の枠組みができていないと野党を叱咤激励。野党は目を覚ませ。国会の外を見よ。(い) -------------------------------------------------------------------------- 3面【フラッシュ】 ・秘密保護法廃止! 国会行動「12・6を忘れない」 1月6日 今国会会期中初めての参議院議員会館前行動に115人が参加。参院情報監視審査会委員になった仁比聡平共産党議員は「チェック機能を果たしたい」と。その他、民主・社民の議員、市民団体がアピール。安倍政権打倒、秘密法・戦争法廃止を訴えた。終了後、集団的自衛権行使容認を認めた内閣法制局が審議過程の記録を残していなかったことは公文書管理法に違反するとして抗議文等を持って申し入れした。同局は回答を約束。主催は「秘密保護法」廃止!実行委。 ● ・知事の権限を剥奪するな! 辺野古「代執行」裁判 1月8日 翁長雄志沖縄県知事の「埋め立て取り消し」は「違法」だと、国が県を訴えた裁判の第2回裁判のこの日、「代執行を許すな!」と一坪反戦地主会関東ブロックが呼びかけ、250人が国会前に集まった。沖縄県選出の赤嶺政賢衆議院議員は「沖縄の民意を被告席に座らせるのはおかしい」と安倍政権の無法ぶりを批判。沖縄から、加藤裕弁護士が「知事を激励しようと850人が裁判所前に詰めかけた」「裁判所は県側の証人申請を認めるべきだ」と電話報告した。次回裁判は1月29日。 ● ・武力で紛争は解決できない! 東京・全労連会館ホール 1月12日 「武力で紛争は解決できないという事実から考える」講演会が開かれた。主催は「集団的自衛権を考える会」。日本国際ボランティアセンターの谷山博史さんがアフガニスタン、イラク、南スーダンでの経験から報告、ジャーナリスト布施祐仁さんは、自衛隊が紛争当事者になる可能性と武器使用が自衛官個人の責任に負わされる問題点を指摘、最後にSEALDsメンバーを加えて討論し、現場では武力より信頼醸成が重要と結論付けた。 ● ・被ばく限度の変更は認めない 南相馬・避難20mSv訴訟 1月13日 特定避難勧奨地点の解除を違法だと争っている第2回裁判の報告会が行われた。弁護団から、今回の裁判から原告の意見陳述を認めないという裁判官の判断に対し、認めるべきと訴えて裁判所へ要請を行った経過などが説明され、原告らも「決して負けない」と訴えた。続いて、国が飯舘村と南相馬市の間の蕨平で進める、震災がれきの放射性物質を分離して焼却灰と汚染土壌を「資材化」する施設建設について危険性が解説され、100人超の参加者が聞き入った。