「ふぇみん」3110号(2016/1/15)を発行しました。 目次 2、3…夫婦別姓のゆくえ~最高裁判決を受けて~ 4…鵜飼哲さんに聞く パリ同時襲撃事件の背景 5…映画『独裁者と小さな孫』 モフセン・マフマルバフ監督インタビュー 5…大阪に「子どもセンターぬっく」設立 6…film 『人生は小説よりも奇なり』 1面 映画『ふたりの死刑囚』の監督 鎌田麗香さんKamata Reika [司法の非道への怒りと真実への情熱] 聞き手…岡田真紀 撮影…落合由利子 --- かまた れいか 1985年、愛知県名古屋市生まれ。2008年東海テレビ放送入社。警察・司法担当記者を経て、15年、本作が初のドキュメンタリー作品。現在は遊軍記者としてニュースの特集ディレクター。名古屋の再開発や待機児童問題に関心がある。 --- 2面 【特集】夫婦別姓のゆくえ~最高裁判決を受けて~ 司法が頼みだったのに「夫婦同姓」がなぜ合憲? 3面 【特集】夫婦別姓のゆくえ~最高裁判決を受けて~ 3面-1 人権問題を避けた最高裁 ●小野山静(夫婦別姓訴訟弁護団) 3面-2 選択的夫婦別姓実現に向けた、さらなる運動を ●坂本洋子(mネット・民法改正情報ネットワーク理事長) ●FLASH ・自衛隊を戦場へ送るな ! 総がかり講演集会 12月19日 ・女性議員を増やす ! 「JG83」キックオフ集会 12月23日 ・高額の新国立建設はやめよう 東京・四谷で勉強会 12月23日 ・戦争法廃止求め国会前集会 総がかり行動が始動 1月4日 4面 鵜飼哲さんに聞く パリ同時襲撃事件の背景 フランス政治と社会の変質が事件を招く 5面-1 映画『独裁者と小さな孫』のモフセン・マフマルバフ監督インタビュー 世界で広がる暴力の連鎖を止めるには 5面-2 大阪に子どもシェルターを作ろう「子どもセンター ぬっく」設立 ●大森順子 6面 【Film】『人生は小説よりも奇なり』監督 アイラ・サックス 文●向後友惠(放送作家) *3月、東京・シネスイッチ銀座ほか全国順次公開 配給 コムストック・グループ TEL03(3524)3991 【書評】1/15号の書評ページへ 『私たちの声を議会へ 代表制民主主義の再生』三浦まり 著/岩波書店2000円 『ハナ ワンコリア道草回顧録』鄭甲寿 著/ころから2700円 『近現代の女性史を考える 戦争・家族・売買春』折井美耶子 著/ドメス出版2500円 ●Books 連帯と行動PartⅡ時代を拓く女性たち/戦争を通すな!/隈井孝雄のメディアウォッチ 3・11から安保法制まで/いま、水俣を伝える意味 原田正純講演録 ●Gallery 映画『一献の系譜』 7面 【連載】ゆりばら!(225)竹内佐千子 ●voices ぴーちくぱーちく「「夫婦同姓」合憲に抗議」「 韓国 近くて深い時空を越える旅」 ●FORUM「山形市長選、ゴム印投票って!?」 ●ふぇみんのお店から 信州自然王国 すし酢(300ml)486円 生姜甘酒(250ml)486円 8面 ●event information ●diary ふぇみん日誌 -------------------------------------------------------------------------- 3面【フラッシュ】 ・自衛隊を戦場へ送るな ! 総がかり講演集会 12月19日 安保関連法への反対運動を主導した「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」による19日定例集会。今回は国会閉鎖中のため屋内で開催され、2時間前から人の列が出来た。元陸自レンジャー部隊の井筒高雄さんが「戦争法と自衛隊」と題して講演した。また、安保法に反対したSEALDsなど5団体が「市民連合」を発足させ、16年夏の参議院選で安倍政権に審判を下そうとの報告では、会場一体となる「野党は共闘!」コールが湧き起こった。 ● ・女性議員を増やす ! 「JG83」キックオフ集会 12月23日 日本の女性議員数は少なすぎて、世界から遅れている。国会に女性の意見を反映させて「戦争する国」を止めるため、今年の参院選では、女性議員(JG)を現在の衆参83人から倍増させようと、実行委を立ち上げ、キャンペーンを開始した。女性擁立の重要性を評論家の樋口恵子さんが訴えた後、民主党、社民党など野党5党の代表が意見交換、市民団体からの応援スピーチと続き、円より子さんほか立候補予定の女性から決意表明が行われた。 ● ・高額の新国立建設はやめよう 東京・四谷で勉強会 12月23日 新国立競技場の計画は隅研吾+大成建設のA案に決まったが、12月23日「神宮外苑と国立競技場を未来に手わたす会」の主催で、緊急勉強会「新国立競技場二案をどう読むか」が開かれた。会では、建築家、環境アセスメント、元五輪招致担当者などの専門家が話し、選定の評価基準が不透明、建築費はもっと高くなり、東京都民の負担も増える、広すぎる面積は変わっていないなど、多くの問題点が提示された。 ● ・戦争法廃止求め国会前集会 総がかり行動が始動 1月4日 国会開始日だったこの日、総がかり行動が呼びかけた国会議員会館前での昼集会には、道路一杯の約3800人が参加し、「野党は共闘安倍は退陣!」のプラカードが掲げられ「戦争法の発動絶対阻止・駆けつけ警護は許さない」のコールが響いた。民主党と統一会派を組んだ維新の党をはじめ多くの野党議員も参加し、安保法制違憲訴訟の会からは原告参加の呼びかけがあった。総がかり行動からは、戦争する国を阻止する正念場の年を共に全力で、と決意があった。