「ふぇみん」3103号(2015/10/25)を発行しました。 目次 2…安保法廃止、安倍退陣へ これからも総がかり 3…核燃料再処理はすでに破産?! 4…「行動する女たちの会 資料集成」配本記念集会 5…外から見えない貧困 千葉県銚子市の女子殺害事件裁判傍聴記 6…music 元ちとせ 1面 韓国専門のブックカフェを開いた出版社代表 金承福さん Kim SeungBok [本の街で新しい日韓の交流] 聞き手…栗原順子 撮影…落合由利子 --- キム スンボク 1969年、韓国全羅道生まれ。韓国の大学を卒業後、91年に日本へ留学。93年、日本大学芸術学部に入学。2000年に「ONTOFF」、07年に「CUON」を設立。共著に『韓流ドラマで始める愛の韓国語』(主婦の友社)。編集を手がけた書籍多数。チェッコリTEL 03(5244)5425 --- 2面 【安保法 たたかいは終わらない】 安保法廃止、安倍退陣へこれからも総がかり 「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動」集会開催 ●ねこのひげ 3面 核燃料再処理はすでに破産?! 撤退は今 文●伴英幸(原子力資料情報室) ●FLASH ・響かせあおう死刑廃止の声 フォーラム90集会 10月3日 ・ストップ ! マイナンバー“番号カードは申請しない” ・公文書管理法と情報公開法 2法が秘密保護法廃止の鍵になる ・衣類の洗濯表示が変わります 合成洗剤追放全国連絡会 4面-1 「行動する女たちの会 資料集成」、ついに配本 行動する力を再びこの手に 文●岩崎眞美子 4面-2 【連載】飯舘村民たちあがる 文●佐久間淳子 (最終回)これからも、忘れない 5面 千葉県銚子市の女子殺害事件裁判傍聴記 外から見えない貧困生活苦から家賃滞納 文●赤石千衣子 6面 musicもう何度目の反戦歌? 文●岩崎眞美子(ライター) 『平和元年』 元ちとせ 3000円(+税) アリオラジャパン AUCL184 【書評】10/25号の書評ページへ 『ヒロシマの少年少女たち 原爆、靖国、朝鮮半島出身者』関千枝子 著/彩流社1800円 『尾崎翠の感覚世界』加藤幸子 著/萬書房2300円 『息子の生きた証しを求めて 護衛艦「たちかぜ」裁判の記録』「たちかぜ」裁判を支える会 編/社会評論社1400円 ●Books わたしとあなたの・けんぽうBOOK/一緒に生きてく地域をつくる。/原発をとめるアジアの人びとノーニュークス・アジア/いま、「靖国」を問う意味 ●Gallery 写真集『大浦湾の生きものたち』 7面 【連載】ゆりばら!(218)竹内佐千子 ●voices ぴーちくぱーちく 「圧巻! 市民が交差点を封鎖」「もっと知らなきゃ、マイナンバー」 ●FORUM「私の平和・文化プロジェクト」 ●ふぇみんのお店から パレスチナオリーブオイル(250cc)1263円 (500cc)2005円 8面 ●event information ●diary ふぇみん日誌 -------------------------------------------------------------------------- ●ねこのひげ ●翁長雄志沖縄県知事が10月13日、新基地建設のための名護市辺野古沿岸の埋め立て承認を取り消した。これに対し、沖縄防衛局は翌日、国土交通相へ行政不服審査法に基づく不服審査請求などを申し立てた●行政不服審査請求とは国民の権利と利益保護が目的だ。政府の部署が審査請求するのは法の趣旨から外れる。防衛省は「『私人』と同じ立場で行った」と反論するが、「私人」が辺野古の埋め立て主体になれるのか。本来は利害関係のない国地方係争処理委員会に審査を求めるべき。政府は工事を続けて既成事実をつくるつもりだろう●知事は国交省の判断次第で、今後訴訟提起など対抗策を検討しているという。知事を支持する「沖縄『建白書』を実現し未来を拓く島ぐるみ会議」のメンバーも、来月訪米して米議員に辺野古移設断念を訴える予定●安保法制と同様に、数の力で民を押しつぶそうとする政府に抗議し続けなければ。(さ) -------------------------------------------------------------------------- 3面【フラッシュ】 ・響かせあおう死刑廃止の声 フォーラム90集会 10月3日 世界死刑廃止デーに合わせた集会が東京・渋谷文化総合センターで開かれた。法務大臣在任中に死刑執行をしなかった杉浦正健さん、平岡秀雄さんがトークをし、米国や韓国では死刑廃止の議論が盛り上がっているが、日本の国民は情報がない、もっと知らせて死刑廃止への議論をすべきと発言。ほかに刑務所内での処遇や思いなど、死刑確定囚へのアンケートの回答をまとめた朗読劇の上演、死刑囚の作品展と講評が行われた。 ● ・ストップ ! マイナンバー“番号カードは申請しない” 「マイナンバー」の通知カード配布を目前にした10月3日、共通番号いらないネット主催の集会が行われた。全国で違憲訴訟を準備する弁護士や地方からの参加者もアピール。「市民の利点は少ない」「マイナンバーの“my”は市民でなく国」など発言が続き、同ネット事務局の宮崎俊郎さんが「今後、想定をはるかに超えた矛盾が噴出するだろう。そうした矛盾を広く集めて抵抗運動の材料にしたい」と語った。終了後、約400人の参加者が東京・渋谷の繁華街をデモした。 ● ・公文書管理法と情報公開法 2法が秘密保護法廃止の鍵になる 公文書管理法と情報公開法の機能と利用について、「秘密保護法」廃止へ!実行委が10月6日、院内学習会を開催。講師の瀬畑源さん(長野県短期大学教員)は「政府の公文書における作成、管理、公開を定めたのが公文書管理法。内閣法制局が集団的自衛権容認の検討経過を残していないのは明らかに同法に違反。今年は法の見直しの時期。特定秘密も同法の適用を受けるので、文書の管理や移管・廃棄などで歯止めとなる項目を入れる改正を求めることができる」と語った。 ● ・衣類の洗濯表示が変わります 合成洗剤追放全国連絡会 10月10日、合成洗剤追放全国連絡会総会が行われ、総会後の特別報告には経産省国際標準課の永田邦博さんが、2016年12月から衣類の洗濯表示が変わることを説明。特に新JIS制定の必要性については市場のグローバル化への対応、洗剤・洗濯機の技術進歩、ISO規格との融合化(国際化)などをあげ、新JISの表示記号を特徴別に説明した。しかし洗剤の液性の付記についは、石けん使用者の立場からは混乱しそうだ。