「ふぇみん」3099号(2015/09/15)を発行しました。 目次 2…8・30 戦争法案「絶対止める」と大きなうねり 3、4…特集 原発被害者の権利はどこへ 5…連載 ジュゴンの里に暮らす⑨ 5…連載 鼠のような猫の話⑤ 6…film 『わたしの名前は…』 1面 子育てネットワーク・ピッコロの 小俣みどりさんOmata Midori [地域の子育てをとことん応援する] 聞き手…赤石千衣子 撮影…飯田典子 --- おまた みどり 1959年生まれ。私立認可保育園で保育士を経て、現在はNPO法人子育てネットワーク・ピッコロ理事長。http://www.piccolonet.org/ 赤ちゃんのチカラプロジェクトは、学校に出向いて講座を実施、地域のママと赤ちゃんが訪問して子どもたちとふれあうプロジェクト。 --- 2面 8・30 国会周辺で12万人、全国1000カ所以上で反対行動 戦争法案「絶対止める」と大きなうねり 3面 特集 原発被害者の権利はどこへ 南相馬市の住民が地点解除に対して国を提訴 年間被ばく20mSvを避難の世界基準にしてはならない 文●小澤洋一(「南相馬・避難勧奨地域の会」事務局長) ●FLASH ・イスラム国による女性への暴力 JIM-NET報告会 8月26日 ・共通番号もカードもいらない! 全国討論交流集会 8月28~29日 ・実効性ある共同参画計画を 男女共同参画基本計画、公聴会 ・辺野古の「集中協議」とは?これからの闘いを考える 8月31日 4面 特集 原発被害者の権利はどこへ 住民の意思を無視して帰還促進 後退する被災者支援策 文●満田夏花(FoE Japan) 5面-1 【連載】ジュゴンの里に暮らす 文●浦島悦子 ⑨「休戦1カ月」を永遠に 5面-2 【連載】鼠のような猫の話 文/イラスト●是恒香琳 ⑤おはようが言えなかった猫 6面 【Film】『わたしの名前は…』監督 アニエス・トゥルブレ 文●向後友惠(放送作家) *10月31日、東京・渋谷アップリンクほか全国順次公開 配給 アップリンクTEL 03(6821)6821 【書評】9/15号の書評ページへ 『日本の中国侵略の現場を歩く 撫順・南京・ソ満国境の旅』青木茂 著/発行=花伝社 発売=共栄書房1700円 『出来事の残響 原爆文学と沖縄文学』村上陽子 著/インパクト出版会2400円 『戸籍のない日本人』秋山千佳 著/双葉社850円 ●Books 砂川判決と戦争法案 最高裁は集団的自衛権を合憲と言ったの!?/歴史は墨でぬりつぶせない アジアの歴史と女性の人権/日本国憲法の大義 民衆史と地域から考える15氏の意見/抗う島のシュプレヒコール OKINAWAのフェンスから ●Gallery 絵本『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』 7面 【連載】ゆりばら!(214)竹内佐千子 ●voices ぴーちくぱーちく「ネパール地震被災女性応援Tシャツを買ってください」 ●FORUM「たばこを吸っていた夫のこと」 ●ふぇみんのお店から メキシココーヒー(豆・粉)各(200g)702円 有機インスタントコーヒー(80g)864円 ブラジルコーヒー(豆・粉)各(200g)950円 8面 ●event information ●diary ふぇみん日誌 -------------------------------------------------------------------------- 3面【フラッシュ】 ・イスラム国による女性への暴力 JIM-NET報告会 8月26日 東京・東池袋で「深刻化する『イスラム国』による女性への暴力」と題して開催。イラク駐在の榎本彰子さんの現地報告、弁護士・伊藤和子さん、札幌で活動する七尾寿子さんが話した。イラクではイスラム国の伸張で2014年当初から国内避難民50万人がクルド自治区に集まっており、日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET)は越冬や給水支援活動などとあわせ、ヤズディ教徒の女性への聞き取り、健診などに取り組んでいる。聞き取りの一端が報告された。 ● ・共通番号もカードもいらない! 全国討論交流集会 8月28~29日 10月5日からの番号通知の延期や2016年1月の運用の廃止を求め、全国から市民が結集して開催。主催は「共通番号いらないネット」。28日の院内集会は、利用拡大法の参院本会議での可決と重なった。世話人の田島泰彦さん(上智大)は今後、民間利用がさらに進むとして、本人同意のない利用は自己情報コントロール権の侵害だと指摘。29日は番号拒否の取り組みについて議論。個人番号カードを申請しない、違憲訴訟への参加を呼びかけていくことを話し合った。 ● ・実効性ある共同参画計画を 男女共同参画基本計画、公聴会 公聴会は8月24日宮城を皮切りに東京など6都市で実施。8月31日に東京で鹿島敬計画策定専門委員会会長など4人の参加のもと開催。会場から項目ごとに分けて意見の発表が行われた。第3次男女共同参画基本計画は15項目だったが、第4次は統合された項目もあり、12項目に縮小。会場発言で項目の統合は後ろ向きではないかと指摘があった。今後パブリックコメントも含めて議論し、年内に答申がでる。 ● ・辺野古の「集中協議」とは?これからの闘いを考える 8月31日 辺野古基地建設=日米合意ありきの政府に対し、今後の闘いを考える集会をフォーラム平和、一坪・関東などが開催。埋め立て土砂搬入に環境アセスで歯止めをかける「条例を制定」と、県会議員の仲村未央さん。海洋物理学の湯浅一郎さんは西日本各地の土砂採取撤回の動きを紹介。ヘリ基地反対協の安次富浩さんは、先に米軍シュワブ基地で発見された石が文化財の「碇石」との認定を踏まえ名護市が調査に入るなど、陸と海の阻止行動と共に「沖縄文化を背景に闘う」と。