「ふぇみん」3095号(2015/7/25)を発行しました。 目次 2…安保関連法案を廃案に あきらめない 3…問題だらけのスマートメーター 4…子どもの甲状腺がんに防護策を 5…動きだした「機能性表示食品」 6…ミステリーの本棚 『夏の沈黙』 1面 知ろう小児医療守ろう子ども達の会 代表理事 阿真京子さんAma Kyoko [親、子、小児医療のいい関係] 聞き手…岡田真紀 撮影…落合由利子 --- あま きょうこ 1974年生まれ。マレーシアで日本語教師を務め、帰国後外務省外郭団体で国際交流。結婚して夫とラーメン店経営。2007年会を立ち上げ(12年に社団法人化)。10年医療市民マイスター協会設立。11年東京助産師会とともに福島から避難した妊産婦支援。 *会のホームページ http://www.shirouiryo.com/ --- 2面 与党単独の強行採決を許さない 安保関連法案を廃案に あきらめない 3面 あなたは大丈夫? 設置に反対するには? 問題だらけのスマートメーター ●大久保貞利(電磁波問題市民研究会事務局長) FLASH ・予算高騰「新国立競技場」計画 誰が本当の責任者なのか 7月6日 ・秘密法がもたらす監視社会 12・6を忘れない6日行動 7月6日 ・「皇国地政学」復活 ?! 村山首相談話の会シンポ 7月7日 ・刑法強姦罪の見直し求める 親告罪や量刑はこれでいいのか 4面 子どもの甲状腺がんに 防護策を 根拠なき結論の先延ばしで127例 文●まさのあつこ 5面 ノンアルコールビールが脂肪の吸収を抑える !? 動きだした「機能性表示食品」 ●上林裕子 6面 【ミステリーの本棚】『夏の沈黙』 ルネ・ナイト 著 文●稲塚由美子(ミステリー評論家) 古賀弥生訳 東京創元社 1700円(税別) 【書評】7/25号の書評ページへ 『ビデオ・メッセージでむすぶアジアと日本』 神直子 著/梨の木舎1700円 『母ちゃんの脱出 満州崩壊 沖縄の琴は朝鮮にひびいた』 仲里三津治 著/現代書館1600円 『北朝鮮とは何か 思想的考察』 小倉紀蔵 著/藤原書店2600円 ●books パレスチナ 戦火の中の子どもたち/原発の安全性を保証しない原子力規制委員会と新規制基準/おやこで自転車はじめてブック 子乗せで走る、こどもに教える/「わだつみ」現場の証言 或る傍観者の記録 ●Gallery けんぽうのえほん 『あなたこそたからもの』 7面 【連載】ゆりばら!(210)竹内佐千子 ●voices ぴーちくぱーちく「「戦後70年 東アジアの未来へ!」宣言しました」、「沖縄・辺野古へ行ってきました!」 ●FORUM「ウトロ・小さな街の大きな闘い」 ●ふぇみんのお店から 健康自然工房養蜂園 はちみつアカシア(470g)2581円 (220g)1447円 8面 ●event information ●diary ふぇみん日誌 -------------------------------------------------------------------------- 3面【フラッシュ】 ・予算高騰「新国立競技場」計画 誰が本当の責任者なのか 7月6日 「神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会」主催の「新国立競技場は、ほんとうに使えるものになるのか?」公開勉強会。講師は元・2016年東京五輪招致推進担当の鈴木和幸さん。当初計画より1000億円以上膨れた5250億円の建設費の構造を明らかにすべきとし、膨れた施設維持費などを批判。参加者からも東京都の500億円負担はやめるべきなどの意見が。翌日開かれた有識者会議で2520億円の建設費が了承され、問題山積みのまま、JSCは施工会社と契約した。 ● ・秘密法がもたらす監視社会 12・6を忘れない6日行動 7月6日 雨の中、国会前行動には約65人が参加。秘密保護法体制を強化する戦争法の強行採決は許さないと声をあげた。続く院内集会ではジャーナリストの斎藤貴男さんが「共通番号であらゆる個人情報が国に管理される。共通番号は監視社会のマスターキー」と指摘。海渡雄一弁護士は「国は日常的な盗聴で市民を萎縮させようとしている。情報は誰のものか、自由と安全を確保しよう」と発言。主催は「秘密保護法」廃止へ!実行委。 ● ・「皇国地政学」復活 ?! 村山首相談話の会シンポ 7月7日 「村山首相談話を継承し発展させる会」主催で、「安倍政権と歴史修正主義を考える」が開かれた。琉球大学名誉教授の高嶋伸欣さんは、戦前からの日本の歴史修正主義の流れを紹介。歴史修正主義者と国会議員が結託して1980年から教科書改変が進み、2015年の検定では育鵬社の公民教科書で「皇国地政学」が復活したと指摘。さらに安倍首相が戦後70年談話を出した暁には、昭和天皇による開戦時の国際法違反行為の指摘を準備していると話した。 ● ・刑法強姦罪の見直し求める 親告罪や量刑はこれでいいのか 昨年10月法務省に設置された「性犯罪の罰則に関する検討会」で、刑法強姦罪の見直し議論が進む。今夏の取りまとめを前に、「性暴力禁止法をつくろうネット」が院内集会を7月9日に開催(ふぇみんも団体賛同)。法務省担当者からこれまでの議論の説明に続き、子どもの性虐待の専門家から法改正の必要が説かれ、当事者・支援団体も発言。シェルターネットの近藤恵子さんは、強姦罪見直しを求め、「もはや運用でなく、刑法改正しかない」と訴えた。