「ふぇみん」3087号(2015/5/05)を発行しました。 目次 2、3…特集 平和主義はどこへ~私と憲法~ 4…セクハラ発言と認定した最高裁判決 5…連載 鼠のような猫の話② 5…連載 ジュゴンの里に暮らす⑥ 6…DVD 『ベニシアさんの四季の庭』 1面 まんこアートで逮捕・起訴された漫画家 ろくでなし子さんRokudenashiko [ばかばかしく、脱力させてやるっ] 聞き手…柏原登希子 撮影…宇井眞紀子 --- ろくでなしこ 1972年生まれ。裁判カンパは、ゆうちょ銀行四一八支店(普通)5656087へ。まんこちゃんビニール人形やステッカーほか、まんこグッズは、新宿眼科画廊ウェブサイトにて販売。著書に『ワイセツって何ですか?』(金曜日)、近刊に『私の体がワイセツ?!』(筑摩書房)。 --- 2、3面 特集 平和主義はどこへ~私と憲法~ 2面 わたしたちは、未来をつくりだすことができます。 戦争しない方法を、えらびとることも。 ●りぼん山本/伊藤美好(りぼん・ぷろじぇくと) 3面 「無駄な戦争で国民を犠牲にしない」その一点で大きなうねりを 元・防衛官僚 柳澤協二さんに聞く ●FLASH ・高浜原発、差止仮処分決定 ! 緊急報告院内集会 4月17日 ・翁長知事激励官邸前行動 沖縄の声を聞け ! 4月17日 ・開戦と敗戦の責任を問う 済州島4・3事件 追悼講演の集い ・全国化するオスプレイ 東日本飛来の狙いは… 4月22日 4面 言葉の「セクハラ」もダメ 企業は防止の取り組みを 「セクハラ発言」と認定した最高裁判決 弁護士・角田由紀子さんに聞く 5面-1 【連載】ジュゴンの里で暮らす⑥座り込み11周年 ●浦島悦子 5面-2 【連載】鼠のような猫の話②カラオケができない猫 文・イラスト●是恒香琳 6面 【DVD】『ベニシアさんの四季の庭』監督 菅原和彦 文●中村富美子(ジャーナリスト) 京都大原に暮らすべニシアさん一家の暮らしを追ったテレビ番組『猫のしっぽカエルの手』に、新たな視点を加えて映画に仕上げたのが本作。そこには、テレビでは語られることのなかったつらく悲しいエピソードも…。 *日本 2013年 3685円+税 販売 NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンTEL 03(3513)4417 【書評】5/5号の書評ページへ 『日本政治のオルタナティブ 憲法を使え!』田村理 著/彩流社1900円 『憲法のポリティカ 哲学者と政治学者の対話』高橋哲哉、岡野八代 著/発行=白澤社 発売=現代書館2200円 『フル ボディ バーデン 上・下 ロッキーフラッツの風下に育って』クリステン・アイバーセン 著/凱風社 上1600円 下1800円 ●ふぇみん句会 ●Gallery 谷口真由美 著 『日本国憲法 大阪おばちゃん語訳』 7面 【連載】ゆりばら!(202)竹内佐千子 ●voices ぴーちくぱーちく「今だからこそ 映画『ジョン・ラーベ』を!」 ●FORUM「ジュリーの「さようなら原発1000万人署名」」 ●ふぇみんのお店から 王隠堂農園の梅干(500g)1512円(300g)1026円 8面 ●event information ●diary ふぇみん日誌 -------------------------------------------------------------------------- 3面【フラッシュ】 ・高浜原発、差止仮処分決定 ! 緊急報告院内集会 4月17日 福井地裁の4月14日の決定を受けて、大飯・高浜原発差止仮処分弁護団・脱原発弁護団全国連絡会の主催で開かれた。弁護団が、原子力規制委員長による判決文への批判に反論。原子力規制庁も「事故が起きても規制庁に責任があるかどうかわからない」と回答する場面も。記者会見で河合弘之弁護士は「この判決は再稼働の動きにストップをかけるもの」とし、申立人の松田正さんは「責任をとらない社会はおかしい」と話した。 ● ・翁長知事激励官邸前行動 沖縄の声を聞け ! 4月17日 安倍首相が頑なに拒否してきた翁長沖縄県知事との会談が急きょ実現したのに伴い、激励の緊急集会がもたれた。「平和をつくり出す宗教者ネット」と「解釈で憲法9条を壊すな!実行委」のわずか1日の呼びかけに200人以上が参集。邸内の知事の耳に届けと、「翁長さん頑張れ!」「辺野古に基地はいらない!>」コールを力の限り繰り返した。発言者の1人は「首相は訪米前のアリバイ作りではなく、新基地は不要という沖縄の民意をきちんと受け入れるべし」と語った。 ● ・開戦と敗戦の責任を問う 済州島4・3事件 追悼講演の集い 4月18日、東京・日暮里で、講師に小森陽一さん、井筒和幸監督を迎えて追悼公演の集いが開かれた。主催は済州島4.3事件を考える会・東京。井筒監督は映画『パッチギⅡ』を作るにあたって、済州島4・3事件についても調査したとのこと。小森さんからは「戦後70年と半島の分断70年は一体。敗戦の仕方の責任を問わなければならない」「戦争を起こした者たちの責任を裁くことができなかったのが、今に影響している」などの発言があった。 ● ・全国化するオスプレイ 東日本飛来の狙いは… 4月22日 オスプレイ普天間強行配備から2年半。「オスプレイの沖縄配備に反対する首都圏ネットワーク」の集会で金子豊貴男さん(リムピース共同代表)は、飛行訓練の全国化は政府が繰り返す「沖縄の負担軽減」に全くなっていないと話した。横田・厚木・横須賀など「東日本進出」は配備を見据えた基地調査であり、岩国と並ぶ拠点化をはかるもの。陸上自衛隊のオスプレイ導入や、危険性を隠し災害支援にも役立つとする18機購入に対しても批判するべきだと結んだ。