「ふぇみん」3083号(2015/3/15)を発行しました。 2,3,4…特集 原発事故と健康被害 振津かつみさんに聞く/満田夏花さん寄稿/関東での被曝への取り組み 5…酒井啓子さん寄稿 「イスラム国」はなぜ出現し、拡大したのか 6…film 『パレードへようこそ』 3月25日号は休刊です 1面 映画『外泊』の監督 キム・ミレさんKim Mire [抑圧された女の歴史が映画に被る] 聞き手…清水さつき 撮影…宇井眞紀子 キム ミレ 1964年、韓国・忠清北道生まれ。中学生の時、学校の映画鑑賞で“イギリス人将校とアイルランド女性がダブリンで恋に落ちる”映画を見て以来、映画好きに。お気に入りはイラン映画『友だちのうちはどこ?』。『外泊』のDVD購入は、「連連影展FAV 外泊」で検索。 2、3、4面 【特集】原発事故と健康被害 2面 振津かつみさんインタビュー ヒロシマ、チェルノブイリ、福島…ヒバクシャ支援から見えてきたこと 3面 原発事故による健康被害 国の健診体制の拡充を 文●満田夏花(FoE Japan) ●FLASH ・婚外子差別をなくそう ! 集会とデモ 3月1日 ・パブコメ中の反対数、不明 エネ庁との交渉 2月25日 ・すべての核の廃絶を 小出裕章さん最終講義 2月27日 ・ふぇみんが声明2本を発信 日本人殺害と沖縄辺野古・高江 4面 関東でも取り組む 子どもの甲状腺エコー検査 5面 酒井啓子さん寄稿「イスラム国」はなぜ出現し、拡大したのか イラク、シリアでの失策と差別 6面 【film】『パレードへようこそ』監督 マシュー・ウォーチャス 文●向後友惠(放送作家) *4月4日より、東京・シネスイッチ銀座ほか全国順次公開 配給 セテラ・インターナショナル TEL03(3715)5775 【書評】3/15号の書評ページへ 『イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北』内藤正典 著/集英社760円 『男しか行けない場所に女が行ってきました』田房永子 著/イースト・プレス1200円 『毎アルツイート・マミー』関口祐加 著/パド・ウィメンズ・オフィス1900円 ●books ・飯舘村を歩く ・これでわかる!石けんと合成洗剤50のQ&A あなたは何を使って洗っていますか? ・オスプレイに災害救援ができるのか? ・放射線を浴びたX年後 ●Gallery 劇団態変『試験管』 7面 【連載】ゆりばら!(198)竹内佐千子 ●voices 朗読劇「ガザ、希望のメッセージ」 ●FORUM「還暦過ぎてから…」 ●ふぇみんのお店から 日やけ止めクリーム(45g)756円 パックスベビーUVクリーム(30g)594円 8面 ●event information ●diary ふぇみん日誌 -------------------------------------------------------------------------- 3面【フラッシュ】 ・婚外子差別をなくそう ! 集会とデモ 3月1日 住民票の続柄で、婚外子差別記載が撤廃されて20年目のこの日、「なくそう戸籍と婚外子差別・交流会」主催の集会が東京で行われた。講師の角田由紀子さんは女性をめぐる社会状況の変化を示し、残る問題解決には他人の受けている差別への想像力が必要と提言。また会員らはこの20年への思いや、婚外子差別を国に求める陳情や請願を提出した経験などを発表した。その後冷たい雨が降る中「婚外子差別をなくそう!」と渋谷の街でデモをした。 ● ・パブコメ中の反対数、不明 エネ庁との交渉 2月25日 「再処理止めたい!首都圏市民のつどい」が隔月に行っている資源エネルギー庁との交渉。今回はエネルギー基本計画のパブコメの中で、再処理とプルサーマルについての反対の数、全体の中の割合を聞いた。しかしパブコメが1万8663件であったこと、意見の概要と考え方をエネ庁のウェブサイトに載せていると繰り返すだけ。六ヶ所再処理工場などにある高レベル廃液の処分については、原子力規制委員会が判断するとして無回答。 ● ・すべての核の廃絶を 小出裕章さん最終講義 2月27日 第111回の原子力安全問題ゼミが京都大学原子炉実験所で開かれ、定年退職する小出裕章さんが「原子力廃絶までの道程」と題して最後の講義を行った。原子力は危険なだけではなく、立地地域や労働者など、犠牲を他人にしわ寄せする差別の構造の上に成り立っているから反対だと述べ、さらに日本は「平和利用」と標榜しながら「核兵器の保有する能力」を維持してきたと指摘、すべての核が廃絶されるべきとした。 ● ・ふぇみんが声明2本を発信 日本人殺害と沖縄辺野古・高江 ふぇみん婦人民主クラブは、2月28日に行った代表委員会で2本の声明を決議した。「『イスラム国』日本人殺害事件に関し安倍政権の責任を問う」では、人質事件で安倍政権が行った行動がむしろテロを招いたと非難。「沖縄・辺野古での沖縄防衛局による周辺市民への暴力的な対応に抗議し、高江の米軍ヘリ離着陸帯使用の中止を求める」では、辺野古と高江の基地建設の暴力的強行に抗議。いずれの声明でも、政府が狙う「戦争への道」を否定している。