「ふぇみん」3081号(2015/2/25)を発行しました。 目次 2、3…特集 女とわいせつと表現と 4…「表現の不自由展 消されたものたち」開催 4…連載 戦跡をめぐる旅⑩ 5…飛幡祐規さん寄稿 パリ連続テロ フランス共和国の課題 6…music 松田美緒 1面 二つの戦争を生き抜いて 山本方子さんYamamoto Masako [会いたい気持ちは止められない。] 聞き手…室田元美 撮影…落合由利子 --- やまもと まさこ 1921年神戸市生まれ。45年に現在の北朝鮮・元山で画家イ・ジュンソプさんと結婚。「ふたつの祖国、ひとつの愛 イ・ジュンソプの妻」(監督・酒井充子、配給・太秦)は、全国ロードショー中。http://u-picc.com/Joongseopswife/index.html --- 2、3面 特集 女とわいせつと表現と 2面 まんこをもっとポップにしたかった 女性の性のコントロール装置としての刑法 ●後藤弘子 3面 女性アーティストは性器を描き続けてきた ●北原恵 FLASH ・東電役員はなぜ不起訴? 地検検事、告訴団に説明 2月3日 ・「イスラム国」問題、討議を 柳澤協二さん講演 2月4日 ・女性の参画の加速を 第4次男女共同参画基本計画へ ・原発再稼働の是非を問う 議員と市民の院内集会 2月12日 4面-1 未来への、私たちの宿題「表現の不自由展」における《平和の少女像》 ●岡本有佳 4面-2 【連載】戦績をめぐる旅⑩神奈川県・日吉台地下壕 ●室田元美 5面 パリ連続テロ フランス共和国の課題 ムスリム系市民に対する社会的排除が露呈 ●飛幡祐規 6面 【Music】『境界を越える日本のうた』 文●岩崎眞美子(ライター 松田美緒『クレオール・ニッポン』CDブック3500円(税別) アルテスパブリッシング ) 【書評】2/25号の書評ページへ 『男子の権力』片田孫朝日 著/京都大学学術出版会3800円 『追跡・沖縄の枯れ葉剤 埋もれた戦争犯罪を掘り起こす』ジョン・ミッチェル 著 阿部小涼 訳 /高文研1800円 『革命のつくり方 台湾ひまわり運動 対抗運動の創造性』港千尋 著/インスクリプト2200円 ●books 普天間移設 日米の深層/ルポ チェルノブイリ28年目の子どもたち ウクライナの取り組みに学ぶ/新装版 産婦人科の窓口から「思春期」から「更年期」まで 女性の性を伝えたい! ●Gallery 映画 『みんなの学校』 7面 【連載】ゆりばら!(193)竹内佐千子 ●voices ぴーちくぱーちく「やっぱり憲法!」「想像力を、深めよう」 ●FORUM「戦争の恐ろしさを伝えたい」 ●ふぇみんのお店から やさか共同農場の甘口・辛口みそ(各750g) 556円 麦みそ(500g) 367円 8面 ●event information ●diary ふぇみん日誌 -------------------------------------------------------------------------- 3面【フラッシュ】 ・東電役員はなぜ不起訴? 地検検事、告訴団に説明 2月3日 福島原発告訴団が東電役員らを告訴し、再度東京地検が不起訴にした件で、東京地検の担当検事が不起訴の理由を説明した。検事は、証拠に基づいて捜査したが、対策をしても回避できなかったという判断にならざるを得ず、過失犯成否の観点からみると刑法上の罪は問えないと説明した。弁護団からさまざまな質問をぶつけたが、議論は平行線に終わった。2月9日には福島で説明会が行われたが、同様の説明だった。今後、告訴は検察審査会にかけられる。 ● ・「イスラム国」問題、討議を 柳澤協二さん講演 2月4日 集団的自衛権を考える超党派議員と市民の勉強会主催で、元内閣官房副長官補の柳澤協二さんの講演会が参議院会館で開かれた。「イスラム国」による日本人殺害事件で、「安倍首相が『イスラム国』と戦う国へ支援をあのタイミングで言ったのは、危機管理がなっていない」と批判。テロとの戦いは「勝利」のない戦いで、問題の本質は格差を拡大し疎外感を生むグローバル化世界の矛盾であると指摘した。「イスラム国」による今回の事件の徹底討議が必要だと訴えた。 ● ・女性の参画の加速を 第4次男女共同参画基本計画へ 2月7日、内閣府男女共同参画局長の武川恵子さんを講師に、国際婦人年連絡会主催のセミナーが開かれた。世界の動向を紹介しつつ、日本では1995年の「北京宣言及び行動綱領」の採択後、99年に男女共同参画基本法が成立、2000年の第1次以来5年ごとに「基本計画」を策定、今年12月に第4次が閣議決定の予定。だが、いまだ日本のジェンダー・ギャップ指数の順位は低い。女性の社会進出を後押しするため、多くの国がクオータ制を導入しているとの報告もあった。 ● ・原発再稼働の是非を問う 議員と市民の院内集会 2月12日 元米国原子力規制委員会のグレゴリー・ヤツコさんは、日本政府や東電の事故対応のずさんさを指摘し、福島第1原発はまだ事故状態にあるとした。原子力規制庁、経産省、東電、復興庁とのヒアリングでは、自然災害に原発と再処理施設は耐えられるのか、基準適合性審査にパスしたが避難計画などに問題があることや、使用済み核燃料について鋭い質問が飛び交った。主催は脱原発政策実現全国ネットワーク。