「ふぇみん」3073号(2014/11/25)を発行しました。 目次 2…なかったことにしない 東京都議会の女性差別ヤジ 3…国連・人権勧告に従わない日本 4…合成洗剤追放で40年目のシンポ開催 5…東京・大島高校が自衛隊で宿泊「防災訓練」 6…ミステリーの本棚 『その女アレックス』 1面 沖縄・辺野古の抗議船船長 相馬由里さん Souma Yuri [「平和丸」が遊覧船になる日まで] 聞き手…清水さつき 撮影…石田貴美恵 --- そうま ゆり 1978年、神奈川県箱根町生まれ。家族みんなが海好き。母親からすすめられてダイビングを始めた。介護福祉士として、千葉県船橋市、沖縄・西表島と那覇市で働き、現在は名護市在住。「平和丸」の乗船希望は、ヘリ基地反対協議会 TEL 0980(53)6992へ。 --- 2面 東京都議会の女性差別ヤジ 私たちは「なかったこと」にしない もっとジェンダーに敏感な議会にしたい ●陣内やすこ(東京都・八王子市議) 都議会への請願で女性差別を問う ●亀永能布子(公人による性差別をなくす会) ●ねこのひげ 3面 国連・人権勧告に従わない日本 人種差別撤廃条約の日本審査に参加して ●小森恵 ●FLASH ・秘密保護法施行許すな ! 議員アンケート行動ほか 11月6日 ・辺野古を埋め立てるな ! 政府に迫る連続行動 11月10日 ・選択的夫婦別姓実現へ キックオフ院内集会 11月11日 ・戦争させない・9条壊すな ! 総がかり国会包囲行動 11月11日 4面-1 【連載】あの日からの選択⑩“故郷”に別れを告げて ●木幡ますみさん 4面-2 きれいな水といのちを守るため 合成洗剤追放で40年目のシンポ開催 ●片岡栄子 5面-1 【連載】戦跡をめぐる旅⑧「群馬の森 追悼碑」追悼碑の撤去はさせない ●室田元美 5面-2 教育現場に浸透する軍事化 東京・大島高校 自衛隊で宿泊防災訓練 6面 【ミステリーの本棚】『その女アレックス』ピエール・ルメートル 著 文●稲塚由美子(ミステリー評論家) 橘明美訳 文春文庫 860円(税別)文藝春秋社 【書評】11/25号の書評ページへ 『出生前診断とわたしたち 「新型出生前診断」(NIPT)が問いかけるもの』玉井真理子、渡部麻衣子 著/生活書院2200円 『スクールセクハラ なぜ教師のわいせつ犯罪は繰り返されるのか』池谷孝司 著/幻冬舎1400円 『生きることの先に何かがある パリ・メニルモンタンのきらめきと闇』浅野素女 著/さくら舎1500円 ●ふぇみん句会 ●Gallery ドキュメンタリー映画『三里塚に生きる』 7面 【連載】ゆりばら!(188)竹内佐千子 ●voices ぴーちくぱーちく「東京五輪で問題山積み」 ●FORUM「なぜブランコが消えた?」 ●ふぇみんのお店から 庄内協同ファーム 白切もち(1kg)1100円 白丸もち(1kg)1100円 黒豆切もち(500g)650円 よもぎ切もち(500g)650円 8面 ●event information ●diary ふぇみん日誌 -------------------------------------------------------------------------- ●ねこのひげ ●11月16日、沖縄県知事選は翁長雄志さんが仲井真さんに10万票の差をつけて当選●那覇市長選も翁長さんの後継・城間幹子さんが、元副知事・与世田さんに勝利した●辺野古新基地を造らせないという保革を超えたオール沖縄の意志が票となった●知事選に先立つ13日、「新外交イニシアチブ」による、沖縄米軍基地問題を中心に安倍政権の安保・外交政策を振り返る院内集会が開かれた●4人の論者(マイク・モチヅキ、柳澤協二、半田滋、屋良朝博)は、政治家たちの言う「抑止力」のウソを次々と指摘●柳澤さん(元防衛官僚)は、約束から17年も過ぎて実現しない政策には無理がある、米海兵隊=「抑止力」が間違いなのだから、県民の意見・要望に寄りそうのが政治だ、と語った●18日、衆議院の解散が発表された。安倍首相の暴走を止めるために数十の規模で与党議席を減らさなければならないと柳澤さんは言う。今度は私たちが意思表示をする番だ。(い) -------------------------------------------------------------------------- 3面【フラッシュ】 ・秘密保護法施行許すな ! 議員アンケート行動ほか 11月6日 この日の院内集会で海渡雄一弁護士は「運用基準へのパブコメに約2万4000件もの意見が出されたが、問題点は解消されず、危険な法に何ら変わりない。政府は12月10日に施行としているが許されない」と講演。また同法廃止署名約4万2000筆(合計総数55万9463筆)を民主、生活、社民、共産、無所属の各議員に提出。その後、参加した市民が事前に配布していた全国会議員対象アンケートの回答を集めて回った。主催は「秘密保護法」廃止へ!実行委員会。 ● ・辺野古を埋め立てるな ! 政府に迫る連続行動 11月10日 安倍政権は、基地建設反対の名護市長が持つ「行政権限」を無力化しようと、埋め立て工事の仕様変更を沖縄県に申請している。11月10日、辺野古への基地建設を許さない実行委の呼びかけで夕方の防衛省前に120人が集まり、卑怯な「後出し」を許さず工事の即時中止を求める申し入れ書を安倍首相・江渡防衛相へ提出した。沖縄平和運動センターの山城博治さんから「県知事選の最大の争点は辺野古。絶対に勝ち抜かねば」と熱い電話メッセージが届いた。 ● ・選択的夫婦別姓実現へ キックオフ院内集会 11月11日 mネット・民法改正情報ネットワーク主催で「選択的夫婦別姓実現キャンペーン キックオフ!」院内集会が開かれた。衆議院解散かと言われる中、105人の市民と、維新、民主、公明、生活、社民、共産から議員が参加した。1996年に内閣法制審が民法改正を答申し、世論調査でも選択夫婦別姓に賛成が反対を上回る。姓は人格権の一部であり、同姓強制の現状で「女性が輝く社会」はあり得ない。来年の通常国会での実現に力を結集しようとアピールを採択。 ● ・戦争させない・9条壊すな ! 総がかり国会包囲行動 11月11日 キャンドルやペンライトなどをかざした参加者約7千人が、国会を包囲。正門前は市民連絡会(ふぇみん参加)など市民グループが担当。「STOP!安倍政権」をはじめ「集団的自衛権の行使容認反対」「9条壊すな!」等怒りのコールが響き渡った。途中「衆院解散か」の報も飛び込み、挨拶に立った各野党は「大義なき解散」と批判し、「受けて立つ」との弁も。韓国からも連帯の挨拶があり、運動の広がりを感じさせた。