Subject: [fem-women2000 488] 「北京+5その後」イントロ+トピック1)&2)
From: "Yuko Kasuga" <ykasuga@gw4.gateway.ne.jp>
Date: Sat, 5 Aug 2000 00:13:42 +0900
Seq: 488

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とっても勉強になりました・・・。
難しかった。
(竹下さんに半分[半分以上]翻訳してもらっててよかった!)

ボランティア翻訳者の方々って、潜在的にたくさんいらっしゃると伺ってるので、そ
のうち声かけてくださいね。

下の翻訳におかしなところがあれば、指摘のほどよろしくお願いいたします。
(私も明日あさっては遊びに出かける予定なので、しばらくアクセスできません。)


******************************


「北京+5その後」
Center for Women's Global Leadership
Women's Environment and Development Organization (WEDO)

イントロ)北京+5 レビューのプロセス

以下は2000年6月にニューヨークで行われた、北京行動綱領実施のレビューを目的と
した国連特別総会のプロセスの観察と批評であり、私たちは、多くの女性が困難、と
きに苛立ちを感じたこのプロセスから学ぶことができればと考えている。この文書は
リンケージ・コーカス文書ともうすぐ公開される成果文書のアナリシスにより補足さ
れる。


1)国連特別総会であり、国連世界会議ではなかった北京+5

討論された北京+5文書とは北京行動綱領の実施を振り返り、成果を記録するものであ
り、北京行動綱領自体を討議したり書き直したりする目的のものではない。その結
果、国・地域レベル、ニューヨークでの討論はFourth World Conference on Womenの
時よりもテクニカルなものとなり、女性関連の全問題に対するレファレンダムといっ
た性質は少なくなった。

会議は国連特別総会として、国連総会のルールに則って行われた。たとえば国連総会
ではNGOに発言権がないといった具合に、国連総会のルールは世界会議のそれと比較
するとNGOの参加に対し制限的である。さらに、政府間交渉は最後の2週間まで各国の
女性に関する問題の専門家よりも、ニューヨーク駐在ミッションが主となって続けら
れ、国連総会の常により南北ブロックの政治的駆け引きが交渉に強い影響を与えた。
テキストの交渉は国連特別総会の数ヶ月前に行われており、国連特別総会が始まった
時点では新しい言葉を入れることは難しくなっていた。結果として、始めから交渉を
追っていたNGOはこれまで女性達が勝ち得てきたものを守るために最終交渉と最終的
な文書にフォーカスせざるを得なくなり、逆にそれまで国・地域レベル、ニューヨー
クでのミーティングに活動的ではなかったNGOは国連特別総会の結果に影響を与える
ことが難しくなった。これらのNGOにとって最良のターゲットは政府代表派遣団だっ
たであろう。

通常ニューヨーク、ジュネーブ、ウィーンの国連ヘッドクォーターで開かれる国連特
別総会には、国連又は政府からの支援はほとんど提供されない。世界会議では政府が
ホストとなることを依頼されるが、これは国連特別総会には適用されず、したがって
米国政府は今回の国連特別総会でもホストとはならず、資金提供も行わなかった。こ
れは中国、ケニヤ、デンマーク、メキシコがFourth World Converences for Womenの
ホスト政府として名乗りをあげたのとは対照的である。


2)NGOフォーラム開催はなく、NGO活動についての総合的調整/責任者の存在なし

NGOフォーラム開催もなく、NGO活動についての総合的調整/責任者もない状況で、NGO
のために数個の組織がつくられた。1999年3月の第1回北京+5準備コミッティー
(Preparatory Committee for Beijing + 5)ではCONGO(Conference of
Non-governmental Organizations) とその関連グループCommittee on the Status of
Women にその他のNGOが加わりセッションが開かれ、この件に関してどうすべきがが
討議された。ここで強調されたのは、NGOイベントも国連特別総会と平行して行われ
るが、NGOの活動のフォーカスは政府間交渉へ影響を与えることとすべきであるとい
うことだった。これはUNCED+5やICPD+5など、ニューヨークで開かれた他の「+5」レ
ビューと同一のスタンスであり、これらのレビューへの参加グループは公式な会議プ
ロセスに干渉するとの認識を反映している。

CONGOはニューヨーク、ジュネーブ、ウィーンのCommittee on the Status of Women
と地域グループ、国際ネットワーク、イシュー・コーカスの代表者たちともに、NGO
の国連へのアクセスと、国連特別総会と平行したNGOアクティビティーを支えるため
に、NGO国際コーディネーティング・コミッティーを召集することに合意し、この過
程を説明し参加を募るレターをCONGOの北京メーリングリスト上のNGOに送付した。
NGO国際コーディネーティング・コミッティーはこのレターへの応答を基につくられ
ている。1999年9月から2000年6月にかけて、ニューヨーク在住のコミッティーメン
バーはボランティアとして定期的にミーティングを行っている。地域レベルでの北京
+5への準備としては、各地域より2名の代表がコミッティーへ選ばれ、地域からの
メール又はニューヨークでの活動を通して準備がすすめられた。

NGO国際コーディネーティング・コミッティーの基本的な活動内容は準備コミッ
ティーと国連特別総会でのNGOの日々の報告をコーディネートすることと、NGOと国
連、政府間のインターアクションのサポートであり、コーディネーティング・コミッ
ティーの時間とエネルギーの多くは国連特別総会とその準備プロセスへのNGOのアク
セスを確保することに費やされた。コミッティーのメンバーは、何回にもわたり
Division for the Advancement of Women (DAW)のスタッフと会い、許可証
(accreditation)、NGOイベント用の国連スペース、国連特別総会でのNGO関係者によ
るスピーチ、などをNGOのために交渉した。

NGOのアクセスに対し国連がとった対処、特に許可証申し込みの扱いのひどさ、多く
の女性が国連の外で長時間待たされた件については誰もが納得できない思いであろ
う。コーディネーティング・コミッティーはこれらの問題を国連に指摘したが、多く
の場合無力であった。許可証のプロセスの確認をとり、女性達に申し込みをするよう
助言してきた私たちにとっても、国連のこの対応は理解に苦しむ。コーディネーティ
ング・コミッティーは国連に対し、許可証に関する対応の悪さについて異議を申し立
てる文書を送っている。

私たちはコーディネーティング・コミッティーの努力はさらに最悪なケースから私た
ちを救ってくれたと信じている。最初のプランでは、6月に許可証が出されるNGO代表
の数は1,000、しかも1つのNGOにつき1名の代表ということになっていたのだ。

北京+5のコミュニケーションネットワーク、Womenaction2000も地域のウェブサイト
とハードコピーをもとに北京+5プロセスのインフォメーションを蓄積することを目的
に1999年3月の準備コミッティーより発展したプロジェクトである。私たちのグルー
プも含み、いろいろなグループからのサポートにより、このプロジェクトは北京+5プ
ロセスを広めるのに役立った。しかし、女性のための世界会議とNGOフォーラムを予
期してニューヨークに降り立った多くの女性達には、Womenaction2000によって提供
されていた基本的な情報すら手に届いていなかったのである。女性達に自分達の参加
するイベントの内容を把握してもらうために何をすべきかは今後の課題である。



Yuko Kasuga
ykasuga@gw4.gateway.ne.jp




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