Subject: [fem-women2000 335] 国連総会特別会期報告〜5〜
From: Junko Kuninobu <kjunko@asu.aasa.ac.jp>
Date: Thu, 8 Jun 2000 18:29:28 +0900 (JST)
Seq: 335

今日もまた行動綱領follow up文書の協議は遅々として進んでいません。
政府担当者も「お疲れネ」
既に報告があったように、論点はかなり誰の目にも明確になってきました。
それは
家族の多様化、女性の固定的性別役割打破、性志向の多様化、リプロの確保、債
務帳消し、外国軍隊駐留、国際的NGOの内政干渉、ポルノ情報、にたいして強力に
保守化方向に向けようとするいくつかの国がやたらよく発言することです。
一人15〜30秒と時間をきられるので、挙手回数を増しているというわけです。
担当政府職員は食事も、お茶も、トイレ休憩も、睡眠もなしで張り付いています。
こうなったら体力のある、声の大きな人が勝わけです。今日もR#2のインドの男性
議長がコーヒー休憩をといっても会場から協議継続をいわれ、「私はのコーヒー
我の見たい、」まら他の人も「おなかがすいた」と叫ぶ一幕があり、傍聴者も含
めて笑いがわきました。
CONGOのフォーラムはやはり、刺激的です。
今日は「夫婦間暴力」調査を国際的にしようとしている英国のCHANGEという組織
の会にゆき、顔を全く隠した目だけのイスラム女性が「私たいちには夫から暴力
があれば離婚する自由がある」と発言していたのがとても印象的でした。
しかし経済的背景となるとないということです。
多くの国もレイプ防止法はあっても婚姻関係でのレイプは除外しているところが
多いのです。先進諸国では夫婦間暴力が刑事罰になるようになっている数少ない
国があり、その方法の情報共有が必要です。

会場内で配布される資料も貴重なものたごろごろあります。資料の山に埋もれそ
うです。こうした資料の確実な確保と、整理、共有が必要です。

また2005年会議への期待というワークショップがニューヨーク法律家協会の
ビル5番街の中心にある伝統的ビルであり、どこでやるかにつては全くまた情報
はなかったけれども、女性の地位協会の人がさらによいNGO会議を大規模に実施す
るためにどこを改善するべきかについてきわめて謙虚に参加者の多様な要望、疑問
を聴取していたことに感心しました。
とにかく「偉い人」(誰かな?)というのが偉そうにしないことが民主主義の第
一歩ですね。

次第に私も疲れがたまってきたのか、国連ビルの前で書類をかかえながらこけま
した。両膝をすりむいたら周囲の女性、男性がすぐに 大丈夫かとよってきてく
れました。それで痛みにも半減しました。

今日が採択文書の最終日で徹夜でやっている人、ご苦労さん。私は4時間は寝て
います。
さて明日どこまで合意がとれているやら。

東アジア地区女性が韓国の女性たちの手配で集まりました。
台湾会議でまた会いましょうと確約しあいました。

国信潤子



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