Subject: [fem-women2000 320] 6/5月曜、日本政府ブリーフィング(メモ)
From: lalamaziwa <lalamaziwa@jca.apc.org>
Date: Tue, 06 Jun 2000 10:18:01 -0400
Seq: 320

メモ書きですが、昨夜の政府ブリーフィングの様子を流します。
余力あらばあとで完全版を流します。

#火曜一日、NYCはどしゃぶりとのことです。
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8:30 PM に開始

出席メンバー
政府


国連の現場で非公式協議を中心にどういう協議が行われており、何が商店となっているのか?
いわお、代表のエジプトカナダの2国間協議について

政府側紹介
外務省=人権難民化、企画間おかにわ
人事院管理局えばと
農水=園芸局婦人生活課長、さいとう
総理府、大西室長
国連代表部社会部長、梅田(男)

まずお詫び申し上げると、特総(国連特別総会)期間中、毎日ブリーフィングをしてほしいという要請があった。会議の現状を踏まえつつどういうブリーフィングをするか検討したが、成果文書を巡る交渉が大変難航しており、関係者が交渉に集中せざるを得ない状況がある。
交渉の進行状況については岡庭から説明するが、G77が先週の時点から分裂し、統一見解を出さなくなった。その後、ラ米地域(LAC)、SDACC、JUSCANZ、EUがそれぞれの見解を示す形で進んでいる。一部の国(アルジェリア、リビア、スーダン、ニカラグア、キューバ、●)が、すべてのパラグラフについて詳細の意見を出し、協議の進捗を妨げる方針でおり、協議が停滞している。それ以外の国は、会議の進行状況についてかなり危機感を持っており、一部の国が固執する重要でない部分については括弧つきで次へすすむパターンで進めるという共同戦略で交渉している。進め方として、最小限必要な範囲で協議する形でお互いに「合意する」形式をとりながら議事進行することにした。たとえばラ米からの提案について「この部分を修正すれば受け入れられる」と日本が発言する。そういうやりとりを重ねながら合意を重ねたという実績をつくりながら議事進行をするわけだ。
公式議事では表面上は議論のないままに進行しているように見えるが、このように場調整を事前に行った上で進めている。

合意文書に関する進捗状況は、現状で若干合意が促進された状態だ。

先週の段階から本国から出張者がきている国が少なかったのも合意形成が遅れた一因である。今週に入って本国から出張者が来たことによって、本国での事情がわかり決断できるようになった国も多い。

進行状況を数字で示すなら、日曜の時点で土曜深夜段階のテキストがインターネットに出ているがその1つの段落に bis tar などのサブパラグラフがついて合計285ある段落のうち、86段落に合意したところ。今日一日で午後6時の時点で合意されたのが10段落。これはかなりの進展なので、これからも協議が早くなると思う。

各論について
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協議している合意文書(outcomes document)は4章構成である。

1章:イントロ
2章:進捗
3章:課題
4章:新たなイニシアティブと課題


1章〜3章は現状記載の部分なので、行動にかかわる4章ほど対立要素はないのだが、
「セクシュアルオリエンテーション」と「各国の有害な伝統的慣行」への言及には対立する国がある。また、ここでの言及が行動の部分に影響がある(行動が必要であると書くと4章に影響がある。)という意味で、簡単に交渉が進まない。


合意状況
1章:4段落中 2段落に合意
2章:●中4段落に合意
3章:17段落中 2段落に合意
4章:●47段落中 77段落に合意


女性への暴力
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段落11
夫婦内強姦や夫婦間暴力を含む家庭内暴力の一部
丸や利日やがこれは国の文化の問題があると主張、欧米、ラ米が取り入れるべきと主張。人権機構はいくつかあるが、一般的に途上国は海外から国内主権にかかわる状況について干渉されることをきらう。今回も、その一般的立場の違いがあらわれている。

女性と経済
ーーーーー
「貧困の女性化」「女性の経済的地位を高める」という一般的部分は合意がある。
だが、0.07%●の債務帳消し、ODAの追加コミットメントについては、先進国・途上国で対立がある。この会議は女性に会する特別総会なので、開発援助の問題を巡って会議が台無しになるのは避けるべきだという考えが主流になっているため、juscanz カリブ諸国が合意できればよいという立場で国連内の調整と平行してJUSCANZはカリブ諸国との交渉を進行させている。

両親の育児休暇、父親の育児休暇の必要については、新しい要素として討議されているが、「こういうものの導入を研究する方向で検討する」という表現に合意している。

国内本部機構
5年間で進展があった部分といわれるが、資金、人的に強化することが必要とされている。イラン、スーダンが「各国の政治的意思の欠如」が阻害要因となっているという言及について反対している。国内の問題について国連の場で言及してほしくない、あるいはそういうことは無いという主張である。

段落13、
女性の人権確保の阻害
foreign ocuupation(他国軍の駐留)については米国が強行に反対している。一方、ほとんどの途上国が言及に賛成している。

段落21
harmful practice(有害な伝統的 慣行)
先進国がおおむね主張。途上国は削除を主張。(段落21での言及については)本日の協議で削除されたが、他のパラグラフでの言及についてはどうなるか不明。

たとえば「セクシュアルライツ、オリエンテーション」についてもそうだが、どこに文言を含むか、何回言及するかが、重要。ほかには、法王庁(ホーリーシー)が、ファミリーについて、2章でも主張、3章でも主張、4章でも具体的に複数入れている。

ファミリー(伝統的hな家族における女性の役割)
法王庁、ニカラグアがそういう主張を多数している。
多様な役割を担う可能性を指示すべきだ。juscanz, lac, eu, 
ドイツ主催のワーキンググループ
30
34−6
105あ
121c

これをpara 51 ter に統合(juscanz がリード)
家族の問題は文言上、立場の違いを際立たせない形で合意されるだろう


sexual rights, 行動綱領では明示的に入っていないが、女性は性に関する自己決定ができると91に書いてある。EUとJUSCANZ出主張しており、法王庁、ニカラグア、」イラン、リビア、アルジェリアなどのイスラム諸国が100年立っても受け入れられないという話をしており、これに対し、メキシコ代表が私は30年この問題を入れるために働いていると答えるなど、やりとりが続いている。アフリカ諸国もこういうものに支持しており、南アフリカは憲法にセクシュアルらいつが入っている。第2章に入れられないのは疑問だとしている。反対する国は全く言及することはいけないという主張。入れる場合は投票を要請するという立場。

強行に反対というのは異例。通常コンセンサスであることが重要=意味を持つ

人の人身売買
米国や日本、フィリピンが国際的取り組み強化に合意がある。
104dc
1−−−
131b(鍛冶みさこさん時間が副議長として協議して、合意成立済み)


めでぃあ

130h
134fg

めでぃあにおけるジェンダーステレオタイプへの言及で、freedom of expression という言及がある。それを前提としての行動を求める形になっているが、たとえばイラン、ポルノを奨励する間違ったものなので、freedom of speech とすべきだと強行に主張。

これから、グローバリゼーションなどについて、鍛冶さん(国連代表部)中心に協議を進めることになる。梶さんは結構人気があるようだ。協議前に各国と念入りに協議するし、仁義を切るような形で進めるので、信頼が厚いようだ。

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二国間会議
ム場楽エジプト大統領夫人と


中村美智子NGO顧問
1.女性特別総
現在の交渉については、一部の国が合意をリオープンしているので行動とるべきだと考える。¥議論の焦点を絞って合意を成立させるべきであるという見解で一致。
2.2国間関係
児童の制的搾取に関する会合
参加の方向で検討したい。
jicaの元で2国間協力、特に近く行う理数科教育に関する教育を紹介。女性問題は教育が特に重要である、日本は特にこの分野で成果がある。えいじぷとはこれからだ。
中村:近く7回のプログラムの実施予定であるとの説明があった。
両国の政治について:今週秋に国内選挙があるが、女性の候補者の多くの擁立を目指している。いわお=近く日本でも選挙があると」説明★

カナダ:
ディオン
高洲
藤井
大西


日本はム塚しい作業部会の議長として貢献している
フィリピンやインドネシアに働きかけて高尚を進めようとしていることを評価
カナダは成果についてcautious optimism であるが、」juscanz で取りまとめを進めていきたい。いわお:カナダが取りまとめについて感謝

児童の性的搾取に関する横浜会議について先方から感謝の意。
カナダで開催したとき、子供のこえを聞く機会を設けた。児童への支援をしている・
被害者の1・4がインターネットでの被害者であることを指摘。
インターネットについて国際的に協力していくべきということを要請。
日本からの調査への協力に感謝。
カナダ大使館からの協力はありがたいと






大西
伊藤たかこ代表書記官



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japan times correspondent 
渡辺
5/4 にNGOに連絡とあったが、ブリーフィングについて質問
短期間でのことで

総理府と調整して、開催可能と決まったのが直前であった。
連絡については各都道府県、ネットワークを通じて
管下の団体に連絡を以来。
グローバルフォーラムについては、参加の場と聞いていたので
団体と認識していなかった。

補足説明


はのち(グローバルフェミニストシンポジア)
・日本政府の外交政策について

女性と経済、日本政府としてはどういうスタンスでいるか
人権の問題、外交の問題について(基地)
北京のとき、人身売買、新条約を作るべきだという話があった
・ここではどういう進捗状況だったのか?

日本の地域の安全保障を考えると、現在日本が置かれている極東アジア地域の不安定要因は多い。日本が安全を守るためには日米安保条約に基づく米軍駐留が必要という立場である。個別にこういうことで日本が大きな声をあげていることはない。

グローバリゼーションと女性の貧困については
日本、9年連続のODA台位国ということで、

ジェンダーの視点を開発援助に盛り込む、保険と教育、様様な活動に参加することを支援する、ということを取りいえれていくべきだという主張で対応してきた。
教育、」職業訓練が必要という立場は、常にとっている立場である。

外国軍の中流については、一般的なobstacle として入っているが、入れるか否かという議論だけ。日本は立場表明していない。

人身売買については、vienna 人のーーーを協議している最中である。協議の調整の上で一番問題なのは「trafficking]の定義、特に非経済的なものはどうか?というのがウィーンで検討されているので、関連の表現は「はずす」ことを主張。現在4段落で、予防、取り締まりが重要、被害者女性・女児の保護の強化、データ収集強化、受け入れ取締り国の情報交換の強化などが書いてある。


「holy see」はどういう資格なのか?なぜあれだけ発言権をもっているのか?

伊藤たかこ書記官
バチカン、法王庁、パレスチナ、スイス、国連の中でも尾ブザー場という資格を持つ。スイス、バチカンは過去から分担金を正式に払っている。このため、普通の加盟国と同様に発言することができる。議論参加については決議に基づいて「states」参加できることになっている。


「女性差別撤廃条約、選択議定書が今回の議定書に入るか否か」不安?
102のd で「批准する、両立と反する決議は留意する、が合意済み
すべての法令等が女子差別撤廃条約にしたがっているか否かをレビューすべき
122b??選択議定書を批准することを検討=合意済み
政治宣言についても批准について述べている。



G77の中で協議がまとまらない状況になったのは....?
説明。

問い(参加者):
エジプト二国間交渉で、日本でも近々選挙があると発言したそうだが、
どのような方向性を示したのか?

回答(外務):
言及はひかえさせてください。


次回ブリーフィングは水曜に開催。


memo by lalamaziwa



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