Subject: [fem-events 548] 大越愛子さんの「私が語るフェミニズム」
From: AJWRC <ajwrc@jca.apc.org>
Date: Tue, 15 May 2001 12:43:47 +0900
Seq: 548

アジア女性資料センターでは、毎月1回女性ゲストをお招きして、彼女たちがいか
にフェミニストとしての自分育てをし、今フェミニズムについて思うこと、考え
ることなど、自由にお話しいただく時間を設けています。5月は大越愛子さんを
お迎えしてお話を伺います。ぜひご参加ください。
講演終了後4時から5時まで、「女性国際戦犯法廷」の記録ビデオを上映いたしま
す。見逃した方はぜひおいでください。

山口のり子


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わたしが◆語る◆フェミニズム◆◆5月

アジア女性資料センター2001年度総会 記念講演

大越愛子さん    闘うフェミニズムしなやかに、そしてしたたかに

  5月の「私が語るフェミニズム」は、フェミニズムと日本社会のあり方に対し
て常に活発な発言と行動を続けておられる大越愛子さんをお招きします。大越さ
んは、早くから日本のフェミニズムにおける「人権」の重要性を認識し、それを
再理論化することの必要性を論じられてきました。また、哲学・宗教学を研究さ
れる中で養われた知見をもって、国家とジェンダー、「慰安婦」問題にも活発に
取り組まれています。
  今、「新しい歴史教科書をつくる会」が編集した教科書が文部省検定を通過
するなど、国家主義的な動きが活発化していますが、こうした動きの多くは、伝
統的な家父長制度を重要な支えの一つとして内包しており、今、日本のフェミニ
ズムが正面から挑戦を受けている状況と言ってもよいでしょう。私たちは、国際
的な女性の連帯にも励まされながら、日本の国家主義的な動きや、市場・家庭な
どあらゆる場における女性に対する暴力と闘い続けなくてはなりません。
  数々のフェミニズムに対するバックラッシュが巻き起こる中で、私たちはど
のように現代社会を分析し、行動を起こしていけばよいのでしょうか。女性への
暴力に対する国家責任を積み残して過ぎた20世紀を見据えながら、21世紀のフェ
ミニズム、日本社会、そして「私」の生き方について大越さんと共に考えましょ
う。

大越愛子さん 1946年生まれ。近畿大学教員、「女性・戦争・人権」学会運営委員、
女性学・哲学・宗教学専攻、フェミニズム運動の理論的・実践的最前線で活躍す
る。主な著書に「フェミニズム入門」(ちくま新書)「近代日本のジェンダー」
(三一書房)、「女性と宗教」「女性と東西思想」「闘争するフェミニズムへ」
共著に「『日本』国家と女」、「ジェンダー化する哲学」など多数。

5月19日(土)  13:30-16:00東京ウィメンズプラザ視聴覚室参加費:1500円 (アジア
女性資料センター会員は1000円) 

お問い合わせ◎アジア女性資料センター TEL:03-3780-5245、FAX:03-3463-9752
ajwrc@jca.apc.org  Web: http://www.jca.apc.org/ajwrc/



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アジア女性資料センター
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町14-10-311
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