Subject: [fem-events 390] 出光真子作品展プロジェクト「私がつくる。私をつくる。」
From: kazuyo yasuda <reflect@interlink.or.jp>
Date: Tue, 14 Nov 2000 21:31:37 +0900
Seq: 390

こんにちは、安田和代です。

実験映画、ビデオ作家の第一人者の出光真子さんの作品回顧展が関西で開かれます。
このような大規模な形で回顧展が開かれるのは、めったにない機会ですので、関西の
方、是非、足を運んで下さい。
残念ながら、私は、関東在住で会場に行けそうにありません。
感想等聞かせていただければうれしいです。

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出光真子作品展プロジェクト
「私がつくる。私をつくる。」

「創造する、自己表現することによってだけ、私が得られる重要なことがある。それ
は私の魂の救済だ。」出光真子

■趣旨文:
 1960年代の末に映像制作を開始した出光真子さんは、家事や子育ての合間の創作を
続けていくうちに、家族や社会が創造を抑圧するのではないかと気づきました。以来
、人間の無意識と行動とのつながりに興味を持ちながら、家族の中での夫と妻、ある
いは、親と子供の関係を、映像を通して観察し、表現するようになります。
 主婦としての日常に目を向け、家庭の中から発想した作品により、今や出光さんは
日本における映像表現のパイオニアの1人として、世界的な評価を受けるようになり
ました。

「私がつくる。私をつくる。」
 出光真子作品展プロジェクトは、女性の自立を訴え、また自らも自立しようとして
きた出光さんの30年に及ぶ創造・表現を概観する初めての回顧展となります。インス
タレーション展示、映像上映、作家トーク、パネル・ディスカッション、カタログ発
行と、多様な形で紹介いたします。

出光真子作品展プロジェクト実行委員会世話役 森下明彦

出光真子プロフィール:
1940年、東京生まれ。1962年、早稲田大学卒業、1965年から73年のアメリカ在住中に
映像作品制作を開始する。40本以上の作品のうち主なものは、『Woman's House』(
1972年/16mm)、『At Yukigaya2』(1974年/16mm)、『グレート・マザー ゆみこ
』(1983年/ビデオ)、『清子の場合』(1989年/ビデオ)、『Still Life』(1993
-2000年/ビデオ・インスタレーション)、『加恵、女の子でしょ!』(1996年/
16mm・ビデオ)。作品はニューヨーク近代美術館、ポンピドー・センターなど多くの
美術館に収蔵されています。現在は東京在住。

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ビデオ・インスタレーション展示:
神戸と大阪の2つの会場に、モニターやプロジェクターを使用したビデオ・インスタ
レーション作品を展示します。
神戸会場:神戸アートビレッジセンター・1Fギャラリー
日時:
2000年12月13日(水)〜25日(月)=11時〜19時まで
*19日(火)は休み。
*最終日・25日(月)は17時で終了します
*上映と関連企画のある13日(水)から17日(日)までと22日(金)は21時まで。
作品:『Still Life』(1993-2000年)


大阪会場:The Third Gallery Aya
日時:2000年12月11日(月)〜23日(土)=12時〜19時まで
*16日(土)と23日(土)は17時まで。
*17日(日)は休み
作品:『Real? Motherhood』(新作/2000年)

*いずれも無料です。

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上映:
出光真子の主な映像作品、28作品を5つのプログラムにまとめ、上映します。
日時:2000年12月13日(水)〜17日(日)
会場:神戸アートビレッジセンター・B1シアター
プログラム:

A:おんなのさくひん
(10作品/80分20秒)
『おんなのさくひん』(1973年/ビデオ/11分)
『Inner Man』(1972年/16mm/3分40秒)
『At Santa Monica 1』(1973年/16mm/5分30秒)
『Something Within Me』(1975年/16mm/9分30秒)
『At Yukigaya 3』(1977年/16mm/2分30秒)
『Baby Variation』(1974年/16mm/8分)
『通りゃんせ』(1982年/16mm/12分20秒)
『父の情景』(1981年/16mm/5分50秒)
『At Yukigaya 2』(1974年/16mm/11分10秒)
『ざわめきの下で』(1985年/16mm/10分50秒)

B:主婦と主婦
(4作品/72分40秒)
『主婦たちの一日』(1979年/ビデオ/21分50秒)
『At Santa Monica 3』(1975年/16mm/15分30秒)
『主婦の一日』(1977年/ビデオ/9分50秒)
『シャドウ パート1』(1980年/ビデオ/25分30秒)

C:家族の葛藤
(4作品/88分20秒)
『英雄ちゃん、ママよ』(1983年/ビデオ/27分)
『グレート・マザー ゆみこ』(1983年/ビデオ/24分30秒)
『グレート・マザー 幸子』(1984年/ビデオ/18分50秒)
『洋二、どうしたの?』(1987年/ビデオ/18分)

D:芸術家の肖像
(6作品/79分)
『Next』(1973年/16mm/3分30秒)
『At Yukigaya 1』(1974年/16mm/3分)
『At Any Place 4: ヨネヤマ・ママコ作「主婦のタンゴ」より』(1978年/16mm/12
分30秒)
『At Any Place 1』(1975年/16mm/16分)
『アニムス パート 2』(1982年/ビデオ/19分40秒)
『清子の場合』(1988年/ビデオ/24分20秒)

E:私がつくる。私をつくる。
(ダイジェスト集:4作品/90分)
『Woman's House』(1972年/16mm/13分40秒)
『アニムス パート 1』(1982年/ビデオ/13分10秒)
『たわむれときまぐれと』(1984年/16mm/15分50秒)
『加恵、女の子でしょ!』(1996年/16mm/47分20秒)

【プログラム表】
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    13日(水) 14日(木) 15日(金) 16日(土) 17日(日)
13時〜  E      D     A     E     B
15時〜  C      E     B     A    作家トーク
17時〜  D      A     E    作家トーク  C
19時〜  A      B     C     D     E
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チケット:(当日券のみ)
1プログラム券:500円
3プログラム券:1,200円
フリーパス券:2,200円(カタログ付き)

*作家トークは無料です。

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作家トーク:
出光真子がゲストと対談します。
日時:12月16日(土)17時から
「女の視点から映像を創作する」
ゲスト:山上千恵子(ビデオ作家)

日時:12月17日(日)15時から
「日常からの出発」
ゲスト:萩原弘子(芸術思想史)

*会場はどちらも神戸アートビレッジセンター・1Fシアターです。
*無料です。定員80名。

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パネル・ディスカッション:
映像作品の上映を交えて、出光真子のこれまでの作品活動を振り返ります。
日時:12月22日(金)19時から
会場:神戸アートビレッジセンター・2Fホール
「私がつくる。私をつくる。−−出光真子の創造・表現を考える−−」
パネリスト:
出光真子+斉藤綾子(映像研究者)+森下明彦(出光真子作品展プロジェクト実行委
員会世話役)

*無料です。定員200名。

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レセプション:
出光真子を迎えて懇親会を開催します。
日時:12月17日(日)17時から
会場:神戸アートビレッジセンター・1F
*無料です。
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一時保育:
上映と作家トーク、及び、パネル・ディスカッション時には、小さなお子さまを一時
的にお預かりする一時保育を実施します。
*無料です。

電話にて2日前までにご予約ください。
予約先:神戸アートビレッジセンター 電話:078-512-5500
*10時から22時までです。
*火曜日は休みです。
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カタログ:
A4/40ページ/カラー/500円

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●主催:出光真子作品展プロジェクト実行委員会
●共催:神戸アートビレッジセンター、The Third Gallery Aya

●助成・協賛:財団法人花王芸術・科学財団、大阪府ジャンプ活動助成金、公益信託
亀井純子文化基金、はごろもフーズ株式会社、株式会社万葉洞、ロンドンギャラリー
株式会社、株式会社新出光、企業メセナ協議会助成認定事業

●協力:株式会社インターナショナルクリエイティブ、富士特殊紙業株式会社、アス
カ株式会社、神戸芸術工科大学

●企画協力:出光真子/Studio IDEMITSU

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●ウェブ・ページ:出光真子作品展プロジェクトサイト:http://
www.makoidemitsu.com/project.html
         出光真子サイト:http://www.makoidemitsu.com/index-j.html

●お問い合わせ:〒651-2196 神戸市西区学園西町8-1-1 神戸芸術工科大学 森下
 電話:078-794-2112

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●会場:
神戸アートビレッジセンター(KAVC)
〒652-0811
神戸市兵庫区新開地5-3-14
電話:078-512-5500
交通手段:JR神戸駅から徒歩10分、神戸高速鉄道新開地駅から徒歩3分

The Third Gallery Aya
〒530-0047
大阪市北区西天満2-8-1
大江ビル1F
電話:06-6366-8226
交通手段:大阪市営地下鉄御堂筋線/京阪電鉄淀屋橋駅から徒歩6分、JR大阪・阪急
電鉄/阪神電鉄梅田駅から徒歩15分

*両会場とも駐車場がありませんので、車での来場はご遠慮ください。


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