Subject: [fem-events 355] 奉仕活動の義務化を考えるフォーラムのご案内
From: lalamaziwa <lalamaziwa@jca.apc.org>
Date: Sat, 07 Oct 2000 21:28:29 +0900
Seq: 355

転載します。

---------------- Original message follows ----------------
 From: vgakkai <vgakkai@popo.or.jp>
 Subject: 奉仕活動の義務化を考えるフォーラムのご案内
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各位

平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
この度、標記の大阪でのフォーラムを開催する運びとなりましたので
下記の通りご案内申し上げます。ご多忙の折とは存じますが、是非ご
参加賜りたくよろしくお願い申し上げます。関心をお持ちのお知り合
いにもお知らせいただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

「奉仕活動の義務化」を考える会(日本ボランティア学会有志)

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「奉仕活動の義務化」を考える緊急教育フォーラム

 戦後教育の抜本的な見直しを進めている首相の私的諮問機関「教育改革
国民会議」が9月、これまでの審議の中間報告を行いました。21世紀に向
けた人間づくりについて数々の提言が盛り込まれていますが、「人間性豊
かな日本人を育成する」と題された項目では、共同生活による奉仕活動を
小中高校生全員が行い、将来は満18歳のすべての国民に義務として課すと
いう大胆な提案がなされました。これは私たちにとって看過できない問題
をはらんでいると考えます。
 中間報告の文脈から、「奉仕活動」と呼ばれるものは、ボランタリーな
活動を広く指すと考えられますが、いま広がりつつあるボランティアの活
動とは、みずから行動し、相互主体的に考え、他者との共同性を求める生
き方の探究行為であると思います。また、そのような真摯な学びの機会を
次世代に開いていこうとする試みも、ボランタリーなかたちで広がってい
ます。その自由さと多様性こそが、人々の活力を引きだし、市民社会を形
成しはじめたのです。
 そのような社会のありようが根付きつつあるさなかに、「義務として行
うボランタリーな活動」という概念は、それ自体が語義矛盾です。また、
そのような活動の「受け入れ先」として無造作に名指され、「受け入れる
義務」を負わされるボランティアの現場は、どれほど傷つき混乱すること
でしょうか。
 「奉仕活動の義務化」という提案をどう考えるか。この提案が制度とし
て実施されるとき、どのようなことが現実におこるか。広く市民活動と教
育の現場、また普通の市民の生きる現場からの問題提起と提言を求めて、
緊急教育フォーラムを開催します。この集いはすべての人々に開かれてい
ます。批判的かつ創造的に、共にこの問題を考えるきっかけにしたいと思
います。

■■大阪フォーラム■■
日 時:2000年10月20日(金) 18:20〜20:40
会 場:OCATホール(JR難波駅上/OCATビル3F)
プログラム:
 18:00- 受付開始
 18:20-20:40
  挨拶:米田伸次(帝塚山学院大学国際理解研究所所長)
  問題提起:佐藤 学(東京大学大学院教授)
  パネルトーク:岡本栄一(大阪ボランティア協会理事長)
         実吉 威(市民活動センター・神戸代表)
         金香百合(大阪YWCA教育総合研究所所長)
         辻元清美(衆議院議員)=予定
  質疑応答

※主催:「奉仕活動の義務化」を考える会(日本ボランティア学会有志)
 共催:帝塚山学院大学国際理解研究所

参加費: 一般1,000円、学生500円

参加申込方法:
1. 次の申込事項を下記連絡先へ。[120名先着]
 ・お名前
 ・連絡先(住所・電話/FAX/Email)
 ・参加区分(一般/学生)
 ・所属先または活動内容
 ・参加にあたって一言(意見投稿を募集中です)
2. 参加費は当日受付にて支払い(学会員の割引はありません)。

※事情により、内容の一部が変更されることがありますので、あらかじめ
 ご了承ください。

■連絡先:日本ボランティア学会事務局
〒630-8044 奈良県奈良市六条西3-25-4 財団法人たんぽぽの家 内
tel: 0742-43-7055 fax: 0742-49-5501
email: vgakkai@popo.or.jp
website  http://popo.or.jp/vgakkai/

+++++INFORMATION+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
■静岡フォーラム■
日 時:2000年11月3日(金・祝)13:30〜16:00
会 場:静岡県総合社会福祉会館
プログラム:
  挨拶:西村秀俊(元AERA編集長)
  問題提起:地元の中・高校生
       杉井保之(オリジンコーポレーション代表取締役)
       中村陽一(都留文科大学助教授)
       藤原東演(宝泰寺住職)
       中井弘和(静岡大学副学長)   ほか
  総括挨拶:栗原 彬(立教大学教授、日本ボランティア学会代表)
  司会進行:小野田全宏(静岡県ボランティア協会事務局長)
※主催:静岡県ボランティア協会、
   「奉仕活動の義務化」を考える会(日本ボランティア学会有志)
※問い合わせ:静岡県ボランティア協会
 tel: 054-255-7357 fax: 054-254-5208
 email: evolnt@mail.chabashira.co.jp

■「ちょっと待って!強制奉仕」緊急キャンペーン
 email: kyouseihoushi@hotmail.com

■奉仕活動の義務化を考える緊急フォーラム・栃木
 2000年10月21日(土)14:00〜16:30 作新学院大学(宇都宮市)
 email: tvnet@lancenet.or.jp(とちぎボランティアネットワーク)

*****
the Japan Society for
Studies of Voluntary Activities
http://popo.or.jp/vgakkai/
c/o Tanpopo no Ye Foundation




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