Subject: [fem-events 299] 台湾の元「慰安婦」裁判、傍聴のお願い
From: Shiba Yoko <yoko-s@jca.apc.org>
Date: Mon, 03 Jul 2000 03:41:33 +0900
Seq: 299

ダブって受け取られる方、申し訳ありません。

台湾の元「慰安婦」裁判を支援する会の柴です。

第４回口頭弁論と報告集会が下記の日程で開かれますので裁判傍聴等お願いした
くお知らせいたします。。

　７月４日(火)午前１０時、東京地方裁判所６２７号法廷
　　　　(地下鉄丸の内線　霞ヶ関駅または有楽町線　桜田門駅下車)

報告集会は、　
　７月４日の午後６時３０分から
　幼きイエス会　二コラ・パレ(JR四谷駅　麹町出口を出てすぐ左前方側にある茶
色の建物。徒歩１分です。)

今回は、原住民（タロコ）の阿媽が意見陳述をなさいます。
彼女は、お母さんのおなかにいたときに、お父さんを霧社事件で殺されており、
自分は、裁縫などの仕事をするのだといわれて行ったさきで、日本兵に強姦され
続けるという性暴力を受けてきました。日本の植民地政策のもとでお父さんを殺
され、ご自分は性暴力を受けるという苦しさの中でクリスチャンとして暮らして
いらした方です。長い間、自分が受けた性暴力の苦しみを夫に隠し続けてきたこ
とで苦しんできましたが、夫が亡くなる前、勇気を出して告白し、夫に「あなた
が悪いのではない」と「許してもらった」ことに、ひとつの安らぎを見出すこと
ができました。
韓国にしろ、フイリピンにしろ、中国にしろ、元「慰安婦」にされた女性たちは，
被害者であるのにもかかわらず、本当に長い間，沈黙したまま、自分を恥ずかし
いと感じて苦しんできました。今回、来日される阿媽もそうです。

たくさんの方が裁判を傍聴して下さることにより、阿媽が、共に歩もうとしてい
る人の多いことを知ることによって、大きな励ましを感じ取られることと思いま
す。

夜の報告集会にも是非ご参加ください。報告集会では、もうひとりいらしている
同じタロコの阿媽と牧師さんのお話も伺うつもりです。原住民の方のお話を伺う
なかで台湾における日本の植民地政策の実態を知る機会になるのではないかと思
います。

どうぞよろしくお願いいたします。

柴　洋子


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