Subject: [fem-events 1975] DV 加害対応研修会のお知らせ
From: "kusayanagi-k" <kusayanagi-k@msj.biglobe.ne.jp>
Date: Wed, 16 Jun 2004 00:28:27 +0900
Seq: 1975

                   http://www.jca.apc.org/fem/news/events/
                   |    お知らせ & イベント    |
                   └――─ fem-events@jca.apc.org ―――┘

草柳和之(メンタルサービスセンター)です。
DV加害者の心理療法に関する研修会が開催されます。
ご関心のある方は、ぜひご参加下さい。
★★転送歓迎★★転送歓迎★★
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【主 催:メンタルサービスセンター】====================

◆◆Domestic Violence
◆◆加害男性の心理療法トレーニング

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                             ♪
 DV防止法の施行以後、精神科クリニックや相談室に来所する加害男性が増えてお
り、加害男性に対する個人心理療法の方法論に関する研修の必要性も高まっていま
す。
 この研修会の眼目は単なる加害者に対する心理療法ではなく、「加害者の更生を目
的とした心理療法」を効果的に実現するための理論と技術です。加害男性の行動変容
と認知の変化は、あらゆる加害行為に対し徹底して責任をとること、さらに「加害者
が本来もつべき、被害者に対して最大限誠意ある世界観の構築」という更生の側面に
収束していきます。加害者の心理機制を理解し、彼らの自己防衛を巧みに揺さぶり、
歪んだ価値観と正面からファイトせずに、それを丹念に解体していく多様な技法を学
びます。加害男性が臨床家を巻き込む様々なタイプを知り、それを変化へとスムーズ
に導く技法も提供します。
 被害者支援との整合性を考慮しながら、加害側のDV克服を進めることを基本にお
きます。加害者対応を被害者支援に役立てていく視点も学びますので、現場でDV被
害者に対応している相談員にも有益な内容です。加害者プログラムが義務化されてい
ない日本の制約がありながら、最大限に加害者対応の役割を発揮するためのノウハウ
を学ぶことができます。
                               ♪
【その他の内容項目予定】
加害行為の本質/加害者治療の理論/多層的介入モデル/ジェンダーと男性の精神病
理/モチヴェーションを高める工夫/治療抵抗への対応/コミュニケーションの男女
差/偏った認知の修正/転移と逆転移の理解/他
                               ♪

 〔日 時〕 2004年8月28日(土)[pm1:30〜9:00]+29日(日)[am10:00〜pm4:30]

  〔受講費〕13,000円(一日のみ:7,000円)→振込み後に会場案内を送ります.

  〔講 師〕草柳 和之(メンタルサービスセンター代表)

  〔会  場〕練馬区役所東庁舎4F・会議室(西武池袋線練馬駅歩8分)=予定=
            住所:東京都練馬区豊玉北6-12-1

  〔主 催〕メンタルサービスセンター:〒176-8799 練馬郵便局留/
      Tel:03-3993-6147
               ♪

★以上のアプローチの集積は,15年にわたりDVの調査を行ってきた社会学専攻の米
国の大学教官から「米国の加害者プログラムでも実施されていない側面を含んでい
る」という評価を得ているものです.

★私たちは,サバイバーの立場にも耐え得る加害者プログラムの開発・運営を目指し
ています.特にDV相談に携わるサバイバーの当研修会への参加(割引あり)
を歓迎し,そして生産的な対話を望んでいます.

★参加の際の条件:過去にDV加害行為が存在しないこと.

★当相談センターは,専門相談/自助グループ/暴力克服ワークショップ,の3種類の
プログラムを備え,日本で初めて加害男性へ体系的に対応できる心理相談機関です.
電話で予約後に,次の口座に受講費をお振込み下さい.
[みずほ銀行 桜台支店 (普)1438903
名義:メンタルサービスセンター 草柳和之]

★納入された受講費は,主催者の都合による不催行の場合を除き,返却しかねますこと
をご了承下さい.

>>>>>>草柳 和之:講師紹介
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●メンタルサービスセンター代表・カウンセラー. 日本で初めてDV加害男性の心理
療法の体系的実践に着手,その方法論の整備,専門家向けトレーニングの提供等によ
り,この分野をリードしてきた.TV出演などを含むマスコミ対応,全国にわたる講演
活動,執筆活動を通じて,男性がDVや性暴力の問題に取り組む重要性を社会に向けて
提言し続けている.最近,国外とネットワークをもち始め,海外のDV問題関係者から
も,その独自な加害者プログラムの方法論が評価され始めている.
●元・早稲田大学講師.NPO法人・日本ホリスティック医学協会理事.著書に『ドメ
スティック・バイオレンス−−男性加害者の暴力克服の試み』(岩波書店・岩波ブッ
ク
レット),『DV加害男性への心理臨床の試み−−脱暴力プログラムの新展開』
(新水社,2004.7刊),共著『DV〜女性からのSOS』(ぎょうせい刊),他,論文多
数.文
部省委嘱DV啓発小冊子を共同執筆.
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