Subject: [fem-events 1901] 第 600 回韓国水曜デモ世界連帯行動にご参加ください
From: Hisako Motoyama <motoyama@jca.apc.org>
Date: Wed, 10 Mar 2004 08:48:33 +0900
Seq: 1901

                   http://www.jca.apc.org/fem/news/events/
                   |    お知らせ & イベント    |
                   └――─ fem-events@jca.apc.org ―――┘

「・・・人殺したり、財産奪ったり、けっきょく、戦争するよとなったらば、国のた
め行かなきゃなんないべや。国のために命ぶんなげに行くんだ。・・・再び戦争やっ
ちゃいけないって、これだけ精一杯言いたいの。」
                                   ――在宮城「慰安婦」被害者 宋神道さん


◆ ◆ ◆「慰安婦」問題を解決し暴力のない世界を!!◆ ◆ ◆ 
              第600回韓国水曜デモ 世界連帯行動

旧日本軍「慰安婦」制度の被害女性たちが半世紀の沈黙を破ってから、すでに14
年。「戦後賠償で解決済み」として訴えを退け続ける日本政府に対し、韓国のハ
ルモニたちは責任ある謝罪と補償を求めて、毎週水曜日にソウルの日本大使館前
でデモを続けてきました。この間、無念の思いを抱いて一人また一人と被害女性
たちが亡くなられていきました。一方で、日本では過去の侵略戦争を正当化し女
性の権利を否定するナショナリズムがはびこり、日本政府は有事法制と海外派兵
を実行し、憲法を改悪しようとしています。
被害女性たちは、過去の責任に向き合うことこそ、現在も繰り広げられている暴
力をくい止め、平和をもたらす力となりうることを強く訴えてこられました。国
家責任を回避し金で解決しようとする「女性のためのアジア平和国民基金」は、
尊厳の回復を求める被害者の声に真摯に応えるものではありません。高齢になっ
た被害者が次々に亡くなっている今こそ、個人補償を実現する立法の一刻も早い
実現が求められます。
1992年以来、続けられてきた韓国「水曜デモ」が第600回目を迎える2004年3月17
日には、韓国、台湾、フィリピン、アメリカ、ベルギー、日本など、世界各地で
連帯の同時請願行動が行われ、「600人宣言」(下記)を発表する予定です。「慰
安婦」被害者に尊厳と人権を回復し、この地球上から暴力をなくすために、日本
で行われる世界同時水曜デモに多くの市民の皆さんの参加を呼びかけます。


★国会前集会とサイレントデモ
3月17日(水)12:00―13:00  参議院議員会館前(地下鉄永田町駅)
集会後、首相あて要望書を提出する予定です		

★連帯のサイレント・スタンディング(Women in Black東京)
3月17日(水)19:00―20:00 新宿駅東南口階段下広場
*連帯スタンディングに短いメッセージをお寄せください(200字以内)。
できれば手書きで Fax03-3323-6491、 Emailは wibtokyo@earth.co.jpまで。

★このほか、福岡、大阪、沖縄でも連帯行動が計画されています。どうぞ地域で
の連帯行動の予定をお知らせください。また賛同団体を募集しています。

呼びかけ団体●下関判決を生かす会/「慰安婦」問題の立法解決を求める会/
「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク(VAWW-net-ジャパン)/Women in
Black 東京/アジア女性資料センター
連絡・問い合わせ先:E-mail:suiyodemo@yahoo.co.jp /Fax 03-3463-9752

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第600回日本軍「慰安婦」問題解決のための定期水曜デモと連帯する
                         600人宣言

私たち600人は来る3月17日、世界同時開催第600回水曜デモ連帯集会を推進しよう
と思う。この間、私たちは、台湾、ドイツ、フィリピン、日本、韓国など」世界
各地で日本軍「慰安婦」問題を解決するために活動し、被害者と連帯して来た。
韓国では過去13年間、日本軍「慰安婦」問題を解決するため粘り強く水曜デモを
展開してきた。私たちは、韓国の日本軍「慰安婦」被害者たちと韓国挺身隊問題
対策協議会、韓国の市民たちに深い連帯と支持を送る。あわせて今日、この連帯
を始まりとして、日本軍「慰安婦」問題が正しく解決され、平和が実現するとき
まで、粘り強く活動することを宣言し、次のように、私たちの立場を明らかにす
る。

1.私たちは日本政府が日本軍「慰安婦」犯罪を正しく解決するよう最後まで活
動する。

 アジアの日本軍「慰安婦」被害者と市民団体、そしてこれらと連帯する世界市
民たちは、日本政府に戦争犯罪を認め、公式謝罪と法的賠償をすることを要求し
てきた。「2000年日本軍性奴隷制を裁く女性国際戦犯法廷」と国連(UN)、国際
労働機構(ILO)などの国際機構は、日本軍「慰安婦」制度は明らかに人道に反す
る戦争犯罪であることを確認し、日本政府に謝罪と法的責任を果たすことを勧告
した。しかし、日本政府は、法的責任を回避して、「女性のためのアジア平和国
民基金」(以下「国民基金」)を前面に立てて被害者たちの名誉を毀損する行動
を専らとしてきた。アジアの多くの被害者たちが「国民基金」を拒否し、国際機
関でも「国民基金」は正しい解決方法ではないということを引き続き明らかにし
てきたにも関わらず、日本政府は依然として国際社会で「国民基金」ですべての
ことを解決したと宣伝し、政府が負うべき責任を回避している。私たちは一日も
早く日本政府が公式に謝罪し、法的責任を果たすように力いっぱい連帯するもの
である。

2.私たちは未来の世代に対する人権・平和教育を通して日本軍「慰安婦」犯罪
の再発を防止する。

 日本軍「慰安婦」のような犯罪が再び起こらないようにするには、未来の世代
に対する正しい歴史教育が行なわれねばならない。ゆえに私たちは、今後、世界
・アジアの各国の教科書に日本軍「慰安婦」問題が正しく記述されるように活動
し、これによって未来の世代に正しい歴史教育が行なわれることを追求するもの
である。また、アジア各国が日本軍「慰安婦」関連資料館、名誉と人権の殿堂な
どを建立すべく活動し、被害者の体験と、運動の歴史などを展示、保存し、記録
するものである。これによって未来の世代が、日本軍「慰安婦」問題を歴史の教
訓とするように、人権・平和教育を実施し、国際的な交流と連帯の場を作り、戦
争犯罪の再発を防ぐであろう。

3.私たちは日本軍「慰安婦」問題解決運動のなかで粘り強く戦争に反対し、平
和を実現する。

 過去14年という長い歳月の間、日本軍「慰安婦」問題を放棄することなく、粘
り強く活動してきたのは、再びこのような犯罪が起こらないようにするためであ
った。しかし、残念なことは、私たちが生きている今、この地球上に戦争が続い
ており、それによって人権蹂躪が起こっているということである。これは、その
間、戦犯国が過去の誤った歴史を、正しく解決しようとせず、むしろ、戦争犯罪
を再生産させてきたからである。私たちが生きている地域は、互いに異なってい
るが、この地球上に再び戦争がない、平和な世の中、日本軍「慰安婦」犯罪のな
い世の中を作るため、現在進行中である日本軍「慰安婦」被害者問題の責任をは
っきりさせ、世界の平和市民たちと粘り強く連帯するであろう。

2004年3月17日
日本軍「慰安婦」問題解決のための第600回定期水曜デモと連帯する
600人宣言参加者





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