Subject: [fem-events 1806] イラク・ピース・チームのペギーさん来日講演のお知らせ
From: Aisa Kiyosue <A.Kiyosue@bradford.ac.uk>
Date: Mon, 15 Dec 2003 21:44:55 +0900
Seq: 1806

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こんにちは

清末愛砂です。フセイン大統領拘束のニュースに
関するブッシュとブレアのの演説を聞いて、怒って
いる清末愛砂です。「拘束によって、多くのイノセント
な人々が抑圧から解放された・・・」。
あれだけ多くのイラクの人々に恐怖を与えておいて、よくも
しゃあしゃあと言うものです。ブッシュ・ブレア・小泉・・・
の反テロ言説を嘘を暴かなければならないし、自衛隊派兵を
止めなければという思いを強くしたのでした。

以下、イラク・ピース・チームのメンバーとしてイラクに
滞在したアメリカ人のペギー・ギッシュさんの来日講演の
案内を送ります。

・・・・・・・・・・・・・

なぜイラク空爆下で救援活動を続けたか
    ペギー・ギッシュさん(イラク・ピース・チーム)講演会

日 時:12月19日 午後6:30〜9:00

場 所:文京シビックセンター・3階
     電話 03(3812)7111
    営団地下鉄丸の内線・南北線 後楽園駅 徒歩1分
    都営地下鉄三田線・大江戸線 春日駅  徒歩1分
    JR総武線水道橋駅 徒歩8分
    http://www.city.bunkyo.tokyo.jp/shisetsu/civic/

会場費:500円

主 催:非暴力平和隊・日本(NPJ)
     電話 090ー1256ー7055
     メール npj@peace.biglobe.ne.jp
     URL http://www.jca.apc.org/npj/


 イラク空爆下でフセイン政権とも距離を保ちながら、民衆の救援活動を続けてきたイラク・ピース・チームの米国人平和活動家ペ
ギー・ギシュさん(61)が今年度の多田謡
子反権力人権賞を受賞し来日します。

 彼女はイラク攻撃の開始前から5カ月余り、イラク国内で活動、その後国外追放処分を受けました。脱出先のアンマン市内のホテ
ルで新聞のインタビューに応え、「追い出したイラク政府に反発は感じない。意味のない戦争を始めた自分の国が恥ずかしい」と祖
国への静かな怒りを示しました。

 オハイオ州の小さな町で農場を経営するペギーさんは3人の孫のおばあちゃんでもあります。夫アートさん(63)ともに有機農業
をしながら、キリスト教の非暴力主義に基づいたさまざまな平和運動に参加してきました。

 ブッシュ大統領がイラク攻撃の姿勢を強めていた昨年10月末、「何とか戦争を止めたい」と数人の仲間とともにイラク入り。クリ
スチャン・ピースメーカー・チームや、元ベトナム参戦兵らの反戦グループとともに約30人で「イラク・ピース・チーム」をつく
り、バグダッド市内のホテルに滞在しながら、学校や病院、一般家庭を訪ね、「ふつうの人々」と交流を深め、攻撃開始後も「イラ
クの人々と思いを分かち合いながら、支え合いたい」と残ることを決意しました。

 彼女はそのことを家族に電話で伝え、その電話を切ってから思わず大声で泣いたが、涙も出尽くすと、恐怖心も消えていた。「死
ぬかもしれない。でも米英の兵士も命がけだ。自分の身は安全なところに置いて、反戦の意思はほんものだと示せるだろうか」

 バグダッド市内中心部のホテルに泊まっていた3月28日未明、大きな爆発音にたたき起こされた。近くの電話局にミサイルが命中
し、レストランやホテルの一部も被害を受けていた。

 夜が明け、ペギーさんらは10人ほどで、監視役である当局の「ガイド」が来るのを待たずに、現場を見に行き、警察官に捕まっ
た。警察署に連行され、カメラなどを没収された。警察官はペギーさんらの行為に戸惑っていたが、翌日には強制退去となった。

 「警察官はとても紳士的でした。湾岸戦争やアフガン戦争時に私の国でアラブ出身者がどんな扱いを受けたか、私は知っている。
ここの国の人たちは、自分たちを攻撃する国から来た私たちを人間として扱ってくれた」

 各地の病院では多くの重傷者を見舞った。5歳の少女は半身不随でベッドに横たわり、12歳の少年は腹に5センチほどの穴が開
き、内蔵が見えて苦しんでいた。体中に細かい爆弾の破片を浴びて取れない人もいた。すべて一般市民だった。地方の病院には麻酔
なしで外科手術をしなければならないところもあった。長年の経済制裁の結果だった。

 「これがイラク民衆を解放するため? 民衆にはまったく関係ない、独裁者同士の戦争にすぎない」というペギーさんは断言す
る。

 ペギーさんは日本から米国に一旦帰国し、その翌日、自宅に帰る間もなく再びイラクに向けて出発する。

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Aisa Kiyosue  A.Kiyosue@bradford.ac.uk


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