控訴審 第二回口頭弁論報告 ------------------------------------------------------------------------  正月気分も抜けた1月18日、第二回目の口頭弁論が開かれました。10:00か らの開廷に5分程遅刻した私は、法廷に入るなりびっくり。傍聴席が満席なんです よ。さすがに、この人たちが全員「脱ゴ−宣」裁判の傍聴じゃないよな、とは思って いましたが、果たしてその日は判決ラッシュだったんですね(笑)。  10件以上の判決が宣せられましたが、その殆どが無人の中、当事者双方の代理人 が揃っていたのは3件位だったでしょうか。その意味では、民事裁判の判決で出廷し ないのは当然だ(「朝日新聞の正義」文庫版)と開き直った小林氏の意見は正しい。 でも、人をドロボ−扱いまでして訴えた、当の本人が言うセリフじゃないな。  結局、ぼーっと判決を聞きながら、30分近く遅れて始まったのでした。  今回は、前回提出された小林氏「原判決取消の理由書」に対する上杉氏側の反論が 提出されました。(小林氏書面の内容に関しては、「楽しむ会」横山の原稿をアップ しますのでご参照下さい。)  今回の裁判で特筆すべきなのは、「目隠し」の件に関し、梶村さん、西野さんの 「上申書」が提出されたことです。小林氏の描く似顔絵によって描かれた側の感情が どれ程傷つき、又どれ程不快なものであるか、これらが公の場に持ち出された意義は 大きい。高裁がこれらの意見にどこまで重きを置くか、判決において何らかの言及が なされるのか、とても興味深いところです。  小林氏代理人の中村弁護士は裁判長の問いに対し、反論は1月12日に落手してい ること、他の書証(多分、両氏の「上申書」)は落手して間がない為これから検討す るといったことを応えました。再反論は提出するのか?との問いには、再反論するか どうかも含めて検討するとのこと。  再反論するかどうかも含めて?。再反論しないのなら、結審だよ。いいのかなあ、 あんな主張だけで。もう争う気が無いと見ました。やる気が感じられません。「勿 論、再反論します」くらい即答しないでどうするのでしょう(^-^;)。←(こういう の一度やってみたかったんだ。)  そのくせ上杉氏側に、そちらの主張はこれで全てですかなどと聞く始末。高橋弁護 士は苦笑まじりに、そちらの再反論があれば再度提出する用意があることを、勿論即 答していました。  前回留保されていた証人申請の件は、今回触れられることはありませんでした。ま あ、原審で小林さん自身の尋問すら採用されなかったのですから、今回も実現するこ とはないでしょう。  この間10分弱。このあと次回日程を決めて、第二回もあっというまに終了です。こ れだから大々的に傍聴を呼びかける気にならないんですよね。すごい応酬を期待して やって来られると悪くって。  それでも皆さま、ぜひぜひ傍聴に来てください。小林さんはもう二度と現れること はないでしょうけど、子分のトッキ−には会えますよ。 次回日程 第三回口頭弁論 2月24日(木) 10:00〜 東京高裁821号法廷 追記  次回小林氏より再度書面の提出があったとしても、恐らく5回以内で終了するだろ う。早ければGW前には判決が降りるかもしれない。  なるべく長く楽しませてね、小林さん。  今回初めて、小林氏代理人の弁護士から挨拶をされたと上杉さんは驚いていた。今 までお互い会釈の一つもなかった方がおかしいのかな?。もっとも、こちらからする 義務などありゃしないが。  小林さんのわがままにつき合わざるを得ない両弁護士にも、私はある意味同情して いる。次回からは心の中で、私も挨拶することにしよう。 以上