小林氏ついに上告を断念!! 上杉氏が反訴へ!!


 高裁判決から2週間がたった5月10日の段階で最高裁に問い合わせたところ、小林側からの上告が断念されていることが判明しました。

 これにより、上杉側が今回勝ち取った99.6%の部分が確定したことになります。つまり漫画のコマの引用や目伏せをしたことなどはすべて適法となり、以後、漫画の引用は判例上も可能になったということです。大きな勝利をともに喜びたいと思います。

 いっぽう、上杉氏は、小林氏により漫画の引用を「ドロボー」と描かれたことが名誉毀損となるとして、謝罪広告などの要求を4月の段階で小林氏と小学館に対して行なっていました。回答期限の5月2日までに、小林氏からの返事はなく、小学館からは「ご指摘の小林よしのり氏の肖像権、並びに名誉権を侵害する違法な作品とは思われません」との文書が送られてきました。

 今回の判決が確定したことにより、漫画の引用は合法であり「ドロボー」と描くことが誹謗中傷であることがいっそう明白になり、また漫画による名誉毀損行為を上杉氏以外の人物に対して認めた(目伏せの合法性はその結果)ことにより、反訴が断然有利になりました。提訴は5月末頃に予定されています。

 なお、今回の高裁判決で上杉氏側にクレームがついた1点のコマの変動について、完璧な勝利を得たいと上告がなされています。最高裁で審議されるのはこの一点についてのみであり、他の部分についての審議はなく、したがって判決が確定したことは既述のとおりです。小林氏の上告断念により、残る0.4%の部分についてのみ最高裁で審議され、これが次のもうひとつの焦点になります。

  以上