監獄における人権/日本
1994年、Human Rights Watch/AsiaとHuman Rights Watch/Prison Projectが共同で実施した日本の監獄の調査に基づくレポートPrison Conditions in Japanの日本語訳
- ヒューマンライツ・ウォッチ/アジア+プリズン・プロジェクト著
- 現代人文社・発行 100ページ 定価1,545円
「世界各地のさまざまな刑事施設制度に詳しい外部の者の目からみると、日本の刑事施設のおそらく最も衝撃的な特徴は、沈黙という点にある。それは文字どおり沈黙が支配しているという意味だけではなく、刑事施設に巡らされた公式の秘密主義の封印によって生まれたものである。日本の刑事施設は、静寂な場所である。この静寂さは、多くの被収容者が孤独のうちに生活し、何年も人間的な接触をほとんどあるいはまったくもっていないという事実に大方基づくものであるが、それだけではなく、多くの場合に会話が、そしてあらゆる場合に大きな音を立てることが、厳しく禁止され、懲罰の対象とされているからである。」
序文より。
SUMMARY
- Human Rights Watch/Prison Project著
GLOBAL REPORT ON PRISONS
- 上記と同じく、Human Rights Watch/Prison Projectが作成した、世界的な監獄の人権状況の調査報告。
拘禁施設の物質的な環境、食事その他の待遇、健康管理面から、規律、死刑囚処遇、労働など全般的な状況の問題点を的確に描写している。
国別セクションでは、ブラジル、中国、キューバ、エジプト、インド、インドネシア、イスラエル、ジャマイカ、メキシコ、ペルー、ポーランド、ルーマニア、ロシア、南アフリカ、スペイン、トルコ、英国、米国、ザイールがとり上げられている。
CPR事務局で取り扱っています。(残部僅少)
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