【CPRニュースレター37号編集後記より】
恥ずかしながら、今まで、障害のある受刑者が働く「寮内工場」なるものが存在することを知らなかった。知的障害がある方が服役することはあまりないだろうという思いこみや、また、知的障害のある受刑者からお手紙を受信したことがなかったからである。
元衆議院議員の山本譲司氏の「獄窓記」を読み、障害のある受刑者たちは医療刑務所ではなく、一般の刑務所に入所しているということにとても驚いた。山本氏は服役中、黒羽刑務所で「寮内工場」配役され、障害のある受刑者たちの世話係をしてきた。4月25日には、知的発達障害者人権センターの集会で、直接お会いしてお話を聞くことが出来たが、山本氏は現在、知的発達障害をもつ出所者のためのシェルターを作るために、積極的に活動されている。