□ 事業報告(指定管理者JV) 
○ 千葉市稲毛区長沼コミィニティセンター管理運営事業
長沼そぞろ歩き

NPOならではの企画が光る
市内には14館のコミュニテイセンター(CC)があり、ボーンセンターは、長沼CCの指定管理者《長沼CC支援グループ》の構成員として、この8ヶ月間の自主事業を担ってきた。新しいCCのアピール、サークル誕生のきっかけづくり、地域のまちづくりの応援などを目標に13種類22回の企画を実行した。その結果、3つのサークルの誕生に加え、長沼の歴史を地域の長老の方たちと共に学びあう場を共有できたのは大成功ではないだろうか。他の13館との比較では企画の質・数はトップだと思う。

 

長沼の鳥居 駒形観音の奥の院

駒形観音堂の大仏(1703年鋳造)

 

注:千葉市ホームページから引用

馬頭琴コンサートができなかった、それはなぜ?


12月向けに企画した事業がふたつ、実施できなかった。区の地域振興課と9月にスタートしたばかりの運営委員会が許可しなかったためである。いずれの理由にも納得できないが、指定管理者は委託事業者ではないのだから、事業ひとつひとつに認可を仰ぐ必要があるのだろうか、はなはだ疑問だ。
・ 幻のひとつ、馬頭琴コンサート
世界的な馬頭琴奏者に破格値でのコンサートを交渉してきて、舞台演出の打合せも、ちらしやポスターの準備まで済んでいた。CCでこのような企画はやらなくてもよい、有料はだめというのが、不許可の理由だった。
・ 幻のもうひとつ、地域資源マップづくり
住民参加で策定されたばかりの稲毛区の地域福祉計画の理念を活かし、長沼地域の資源や歴史や課題を共有しあい、マップ化しながらまちづくりを考え あう2回連続講座の企画。行政の計画をCCが音頭をとって行なうのはおかしいというのが不許可の理由だった。



幻となった馬頭琴の演奏予定者

幻となった資源マップづくり

 

 

14館横並びがモットーの行政
自主事業の数の多さへの批判、HPにアップする内容の事前チェックまであっては、民間のノウハウは生かされない。14館が住民への公共サービスを民間手法で競い合い、住民主体のCCをつくることを理想とすべきだろう。そこに必要なのは、住民・運営委員会・指定管理者・行政の協働の理念だ。


 

千葉市が語る協働とNPOのめざす協働はいっしょだろうか
12月の千葉市議会で、運営委員会は指定管理者に直接の権限を有しているわけではないが、指定管理者は運営委員会の意見を尊重すべきという、妥当な答弁があった。千葉市は運営委員に委嘱状を手渡す時、CCが直営から指定管理者になって、どう変わるのかを説明したのだろうかと考えてしまった。また、公の施設の管理に限らず、市民・民間団体等との協働の必要性について、市職員のみならず、市民の方々にも理解されているものと考えているという答弁があった。本庁の各部局では、アンケート・パブリックコメント・ワークショップなど試行錯誤で進めているけれども、まだまだ市民の力を活かすところまでにはいたっていないのが実状。まして、出先機関などの現場には古来の図式がまだまだあるのだから・・・・


もう一言


おりしも、千葉市は市民参加懇話会から「市民参加推進計画」づくりに向けての提言をうけ、来年には市民参加条例が策定されることになっている。地域の課題解決に市民参画は必要と、市が感じていても、「参加のレベル」「協働の定義」「自治」などに関する議論が共有されなければ、本物ではない。でも、計画や条例づくりのプロセスで公募市民の参加は考えていないらしい。問題だ!やはり、指定管理者に参入できた千葉市唯一のNPOとして、現場からの声をあげ続けていくしかない。                        
                             運営委員:谷口 多恵


自主事業のクリスマスツリーも飾られて

BACK