シニアからの“いきいきスペース「みちくさ」事業報告
平成24年2月7日

「みちくさだより」 Vol.2 「みちくさ」はどんな所?!
 

千葉都市モノレール(株)作草部駅の駅務室での、シニアからの“いきいきスペース「みちくさ」”の活動も2ヶ月が経とうとしています。
この間にメディアからの取材を受けると、最初の質問は決まって『「みちくさ」は何をする・してくれる所ですか?』でした。
スタッフの採用にあたっても、興味を持たれた方からも最初に聞かれた質問でした。
ふらりと立ち寄って頂ける「地域の“縁側(縁が和)”」「温かな居場所」となることを目指し、地域の方と作り上げていく事を目指していますので、「開所している」ことに意義があり、スタッフは利用者に寄り添ってお付き合いさせて頂く事が大事な仕事になります。(思いの外に駅業務がありますけれど…。)
社会的な意義や必要性については、前回述べさせて頂きましたのでご覧いただくとして、先の質問を受けるたびに、日本人は何と勤勉な真面目な事か!と驚きを新たにしています。
「温かな居場所」のイメージとしては、一番に家庭が挙げられると思いますが、「みちくさ」は家庭も含めて、高齢者の自宅生活者が健全な精神や健康状態を維持し生活していくために、Quality of Life(QOL)の維持・向上は、必要だと考えています。
QOLとは、一般に人生の内容の質や社会的にみた生活を指しますが、各個人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に「幸福」を見出しているかということを尺度として捉える概念であり、ここでの「幸福」とは心身の健康・良好な人間関係・快適な住環境・レクリエーション活動・レジャーなど様々な観点から計られます。笑ったりおしゃべりをすること、“「みちくさ」へ行く”との目的を持つことや行動(運動)・食事にしても、手作り弁当を誰かと一緒に食べる事なども、人によってはQOLに関わってきます。「みちくさ」はまだまだ認知度が低いので、講座を開催しています。HPなどで随時お知らせしますので、楽しみにお待ちください。
講座の他にお誘いのツールのひとつとして、「みちくさ」では、自己健康管理ソフトがあります。“いきいきサポーター”の講習を受けたスタッフがサポートをして、来所者や会員がパソコンの簡単な操作で、自己の行動や食事などを入力することにより、個々の“現在の心と体の健康状態を知る”事ができます。一人づつIDを差し上げて、個人の情報は管理しています。そして個人の情報は積み上げていく事が可能ですので、ご自分で図や数字で比較することができ、今現在の生活スタイルを維持するのか見直すのかを考えるきっかけになって頂くと良いと思います。
今は、会員も利用者も少ないのですが、講座受講者や自治会などを通して、焦らずに広めて行きたいと思います。
「みちくさ」を維持するために、会員制(入会費・無料、月会費1,000円・10回利用まで無料など)を採り、最初の1回だけ無料のお試しもあります。いきいきスペース「みちくさ」にふらりとあなたもお立ち寄りください。スタッフ一同、お待ちしております。

(運営委員 豊口恵久子 )

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